RTB 解析のデータを把握する

RTB 解析に表示されるリアルタイム ビッダー アクティビティのデータでは、獲得可能なインプレッション数から除外された入札レスポンスとインプレッションの数のほか、お客様側で対処できる可能性のある潜在的な問題について確認できます。アクティビティのデータを基に、インプレッションの獲得数を増やす方法を検討します。

• 獲得可能なインプレッション数、広告枠の一致件数、入札リクエスト数、成功した入札レスポンス件数の各項目は、第三者ビッダーを使用しているアカウントには表示されません。
• 動画の連続配信広告や入札リクエストの分割では、複数の入札リクエストが第三者購入者に送信される可能性があります。このため、アド マネージャーのレポートでパブリッシャーに表示される合計の「収益グループのコールアウト数」より、購入者に表示される「獲得可能なインプレッション数」が多くなる場合があります。

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獲得可能なインプレッション数 選択した期間に獲得可能なインプレッションの総数です。
フィルタされたインプレッション数 プレターゲティング設定に基づいて除外されたインプレッション数です。認定バイヤーでは、プレターゲティング条件に一致するインプレッションのリクエストのみ送信されます。 対応方法 プレターゲティングは、入札者に送信される入札リクエストに対するフィルタとして機能することで、Google からお客様へ最適なインプレッションの呼び出しを確実に送信できるようにするために使用されます。認定バイヤーのユーザー インターフェースと REST API のどちらからでも、プレターゲティングの設定にアクセスして設定を更新できます。 詳しくは、認定バイヤーのユーザー インターフェースを使用したプレターゲティングに関する説明または REST API を使用したプレターゲティングに関する説明をご覧ください。
広告枠の一致件数 プレターゲティング設定に基づく、獲得可能なクエリの総数です。
送信されなかった入札リクエスト数 これらのインプレッションの入札リクエストは送信されませんでした。割り当ての上限、ユーザーの同意、規制など、技術的な問題が原因として考えられます。 対応方法 割り当ての上限は、入札者が処理可能な量を超えたリクエストを受け付けることがないようにするため、および入札の可能性が低いコールアウトに対する認定バイヤーのリソースを節約するために使用されます。割り当ての上限を超えたプレターゲティング マッチは破棄されます。 エラーによる処理の制限や見込みが薄い入札を除外するコールアウトなど、割り当ての上限について詳しくは、認定バイヤー リアルタイム ビッダー プロトコルをご覧ください。
入札リクエスト数 入札者に送信された入札リクエストの総数です。*
入札レスポンスのエラー これらの入札レスポンスは正常に処理されませんでした。タイムアウトや不適切なフォーマットなどが原因として考えられます。 対応方法 入札レスポンス エラー、タイムアウト、入札者抑制を回避するため、BidRequest が送られてくるごとに解析可能な BidResponse を返す必要があります。レスポンスの作成方法について詳しくは、認定バイヤー リアルタイム ビッダー プロトコルのレスポンス ガイドをご覧ください。また、アプリケーション開発に関するおすすめの方法もご覧ください。
成功した入札レスポンス件数 タイムアウトまでにサーバーで受け取った正しい形式の入札レスポンスの総数です。
入札単価を設定していないレスポンス これらのリクエストには入札しませんでした。 この取引に対して入札単価を設定していないレスポンス これらの取引リクエストには入札しませんでした。これは、特定の取引で RTB 解析をフィルタする場合のみ該当します。
入札 入札者から受け取った入札の総数です。**
フィルタされた入札数 Google のポリシーやサイト運営者の除外設定により除外された入札、取引やプライベート オークションから除外された入札の総数です。 対応方法 オークションに参加できなかった入札は、RTB 解析の入札フローに、理由または問題別に、影響を受けた入札の件数と割合で並べ替えられて表示されます。 理由または問題をクリックすると、その理由で除外された入札の件数が多い上位 10 件のクリエイティブが表示されます。このリストを使用して、除外された入札の原因をトラブルシューティングできます。また、[入札例を見る] をクリックしてビッダーの問題をデバッグすることもできます。 不承認となったクリエイティブの ID のリストをダウンロードするには、理由または問題をクリックしてから、[エクスポート] をクリックします。 入札レスポンスのフィルタに関する問題を解決するまたはビッダーに関する問題のデバッグについての説明をご覧ください。
オークションに参加している入札数 すべての指定条件を満たし、オークションで競合した入札の総数です。
落札できなかった入札レスポンス これらの入札はオークションで落札に失敗しました。入札単価が最小 CPM を上回っていることを確認し、より多くのインプレッションを獲得できるように入札戦略を修正できます。 結果が不明 Protected Audience API では、2 段階のオークションを実施します。 1 段階目は、サーバーサイド オークションです。 2 段階目は、サーバーサイドのオークションで落札した入札が、Protected Audience のインタレスト グループからのデマンドに対して、最後のクライアント サイド オークションで競合します。 「結果が不明」は、サーバーサイド オークションで落札したものの、クライアント サイド オークションの後にクライアントから結果を受け取らなかった場合に表示されます。これらのイベントによって請求対象インプレッションが発生することはありません。
オークションで落札 入札者が落札したリアルタイム オークションの総数です。
メディエーションで競り負け メディエーション チェーンでの優先順位が入札者より高い別のメディエーション ネットワークによって広告クエリが埋められたため、落札できなかった入札です。こうしたクエリを落札するには、入札単価を引き上げます。メディエーションについて
リーチしたクエリ 入札者がリアルタイム オークションとメディエーション チェーンで落札した広告クエリの総数です。 メディエーションに送られたクエリについては、リーチしたクエリの数は入札者がメディエーションで落札した合計回数と等しくなります。メディエーションに送られなかったクエリについては、リーチしたクエリの数はリアルタイム オークションの落札数と等しくなります。メディエーションについて
レンダリングされていない広告 オークションで落札したものの、パブリッシャー側で表示されなかったか、エラーがあったために配信されなかった（請求も行われなかった）インプレッションです。 読み込まれたがレンダリングされなかった 表示されなかった広告の数です。 考えられる原因 ウェブ クリエイティブの場合: パブリッシャーは広告をリクエストし、表示しようとしましたが、なんらかの理由（ユーザーが別の場所に移動した、ネットワーク接続状況が良くないなど）により広告は表示されませんでした。 モバイルアプリ クリエイティブの場合: パブリッシャーは広告をプリフェッチしましたが（たとえば、広告の読み込み時間を短縮するため）、広告は表示されませんでした。 動画クリエイティブの場合: パブリッシャーは広告ブレーク前に広告をプリフェッチしましたが、広告は再生機会を得られませんでした。 パブリッシャーは広告を代替広告として設定しています。詳しくは、動画の代替についての説明をご覧ください。 パブリッシャーは広告をリクエストしましたが、パブリッシャーによる実装に問題があるため広告は表示されませんでした。 パブリッシャーは広告をリクエストし、表示しようとしましたが、なんらかの理由（ユーザーが別の場所に移動した、ネットワーク接続状況が良くないなど）により広告は表示されませんでした。 致命的な VAST エラー パブリッシャーは広告をリクエストしましたが、VAST エラーにより広告は表示されませんでした。VAST 動画エラーについて
レンダリングされた広告 広告が表示された合計回数。
請求対象外 落札したものの、請求対象外となったインプレッションです。パブリッシャー側でインプレッションが表示されなかった、VAST エラーによりレンダリングされなかった、無効なトラフィックと判断されたなどの理由が考えられます。 無効なインプレッション 品質維持を目的としたトラフィック フィルタリングによって無効と判断されたインプレッションです。
広告の表示回数 広告が請求対象インプレッションにつながった合計回数。
視認可能としてカウントされなかったインプレッション アクティブ ビューで測定され、視認可能とみなされなかったインプレッション、またはアクティブ ビューで測定されなかったインプレッションの総数。なお、第三者 SDK でレンダリングされた広告のインプレッションはアクティブ ビューで測定されないため、すべて「視認不能」として表示されます。視認性を基に、より適切な入札の判断を下せるようになります。
視認可能な広告インプレッション 広告は、ディスプレイと動画の視認性の基準に基づいて視認可能とみなされます。

 

^{*この数字は、割り当ての上限や 100% を下回るコールアウト率が原因で、広告枠の一致件数を下回る場合があります。また、入札リクエストの分割や連続配信広告が原因で、広告枠の一致件数を上回る場合もあります。
**レスポンスあたりの入札数が複数の場合は、「入札」と「入札単価を設定していないレスポンス」の合計が、成功したレスポンス件数を上回ります。
免責条項: RTB 解析で表示される数値は、サンプリングやその他の変動要因に基づきます。}

次のステップ

すべての設定に誤りがないことを確認したうえで、RTB 解析データについてご不明な点がある場合は、アカウント マネージャーに問い合わせるか、お問い合わせフォームをご利用ください。

RTB 解析を使用してリアルタイム ビッダー アクティビティのデータを表示する方法をご確認ください。