認定バイヤーは、モバイルアプリで表示される広告枠の購入だけでなく、広告の掲載結果のトラッキングもできるおすすめの方法です。ユーザーによる主体的な操作が見込まれるアプリに広告を掲載することで、さらに投資収益率を向上できます。また、インタースティシャル広告などのモバイルアプリに表示できる広告は、ユーザーに高い利便性をもたらします。
モバイルアプリに広告を掲載するための準備と、認定バイヤーを使用した掲載方法について学びましょう。モバイルウェブ上に広告を掲載するための関連情報をあわせて記載し、通常のウェブとの違いについても説明しています。
基本情報
モバイルアプリ広告の掲載に必要な仕様をご確認ください。
モバイル広告枠には次の 2 種類があります。
- モバイルアプリ
- モバイルウェブ
これらの広告枠のソースは AdMob、Google アド マネージャーのパブリッシャー、Google ディスプレイ ネットワークなどさまざまです。詳しくはモバイル広告枠をターゲットに設定する方法をご確認ください。
認定バイヤーでモバイルアプリに掲載する広告枠(「アプリ内広告枠」)を購入する場合は、スマートフォン用とタブレット用の仕様に従っていただく必要があります。ユニットのサイズ、タグの種類、ファイル形式などの要件をご確認ください。詳しくは、技術仕様とクリエイティブをご覧ください。
認定
独自のテクノロジーを使用するには認定資格が必要です。
認定バイヤーで広告を掲載する認定を受けていない独自のテクノロジーがある場合は、こちらのフォームでお使いのモバイルアプリ サーバーの認定を受けてください。
プレターゲティング設定
モバイルアプリに広告を配信できるように、ターゲティング条件を設定します。プレターゲティング フィルタの条件はできるだけ広くしておくことをおすすめします。
デスクトップ広告枠を除外する場合は、[入札者(ビッダー)の設定] [プレターゲティング] でプレターゲティング グループを新たに作成し、[環境] で [ウェブ] をクリックして、[すべてのサイトを除外する] をクリックします。次のスクリーンショットを参考にしてください。
モバイルアプリに広告を掲載するには、専用の設定で第三者配信による広告を作成し、キャンペーンのターゲットを使用可能なすべてのデバイスに設定し、対象とするアプリを追加するなどの準備が必要です。詳しくは、プレターゲティング グループを設定するをご覧ください。
認定バイヤーでは、モバイルアプリ内広告枠の入札リクエストで広告掲載 ID(IDFA)の受け渡しができます。この IDFA により、デベロッパーやマーケティング担当者はユーザー行動をトラッキングして広告掲載に活用することができます。広告主は、マーケティング キャンペーンによる「コンバージョン」(購入やダウンロード)の記録などに IDFA を使用できます。
ユーザーはいつでも IDFA をリセットでき、すべてのリマーケティングを無効にすることもできます。
ユーザーリストを使用すると、広告 ID(IDFA)や Android 広告 ID(AdID)などのモバイル広告 ID を基にターゲットを設定できます。認定バイヤーでは、HTTPS POST リクエストを通じてユーザーリストを更新でき、その際にモバイル広告 ID、ユーザーリスト、更新の種類(モバイル広告 ID を追加するか削除するか)を指定できます。詳しくは、ユーザーリストをご覧ください。
キャンペーンまたは広告グループで、特定のアプリを配信対象から除外できます。詳細
モバイルサイトに広告を掲載するには、特定の設定で第三者配信による広告を作成する必要があります。また、キャンペーンのターゲットをモバイル デバイスとし、モバイル対応の広告サイズを使用してください。
モバイルウェブ設定からパソコンを除外する方法をご確認ください。
詳細設定
モバイルアプリの広告枠のリアルタイム ビッダーに必要なツールを設定します。
リアルタイム ビッダーの proto ファイルには、リアルタイム ビッダーを通じてモバイルアプリ広告枠を購入する際に省略できないフィールドがいくつかあります。たとえば、「is_app
」はアプリ内広告の流れを識別し、「app_id
」と「app_name
」は、どのアプリの広告枠がどこから流れているかの特定に使用する必須のフィールドです。
通常、インタースティシャル広告は全画面広告で、アプリ上の対象となるコンテンツ ページの前か後に配信されます。認定バイヤーを利用する購入者であれば、インタースティシャル広告枠を新しい広告サイズとして使用いただけます。インタースティシャル広告をアプリに配信する方法をご確認ください。
認定バイヤーでは、ユーザーの現在地情報を考慮してアプリ広告を入札できます。数キロ圏内のユーザーを対象とするレストランなど、地元密着型のビジネスには非常に便利な機能です。
ただし、現在地情報をシグナルとして使用できるのは、モバイルによるトラフィック全体のうちの一部に限られます。
過去に広告主のサイトのドメインを訪問したユーザーの広告 ID リストを収集している場合、その広告 ID をユーザーのリマーケティングに使用し、特定のユーザーがコンバージョン(購入やダウンロード)に至ったかどうかを分析できます。
Cookie マッチングを利用すると、購入者は次の 2 種類のデータを結びつけることができます。
- 購入者のドメイン内のユーザーを識別する Cookie
- Google のユーザーを識別する doubleclick.net Cookie(購入者がマッチングに使用できるよう、購入者専用に暗号化された Google ユーザー ID が提供されます)
これにより特定のユーザーの Google ID を含む、モバイルウェブのインプレッションに入札することができるようになります。入札に Cookie マッチングを使用することで、統合の簡素化、レイテンシの低減、将来の拡張への対応が可能になります。