リアルタイム ビッダー(RTB)は、デジタル広告枠を売買するプロセスです。このプロセスは 1 秒以内に完了します。
認定バイヤーでは、RTB を使って、獲得可能なインプレッションを評価して入札できます。広告サーバーまたは入札エンジンを所有する認定バイヤーの方はどなたでも利用できます。追加の契約は不要ですが、利用規約は認定バイヤー契約に付託されています。
リアルタイム ビッダーのご利用に関心がある方や詳細な情報をご希望の方は、お問い合わせください。
用語の説明
パブリッシャー: ウェブページの所有者。
Cookie: ウェブサイトへの訪問履歴の記録、デジタル ショッピング カートの商品の保存、ウェブページ エクスペリエンスのパーソナライズなどに使用される小さなデータ。
パーソナライズド広告: 広告主がユーザーの興味、関心や属性に基づいてリーチできるデジタル広告。
広告パートナー: Google やパブリッシャーと連携してウェブページ上の広告掲載スペースを購入する広告主。欧州経済領域(EEA)では、パブリッシャーは Cookie を処理するにあたってユーザーの同意を得るとともに、データがどの広告パートナーと共有されるかについて情報を提供する必要があります。
RTB の仕組み
リアルタイム ビッダーを使用すると、ネットワークでターゲット条件に合う広告枠を受け付けて確認し、入札単価の設定や入札を行うことができます。
詳細なデベロッパー向けドキュメントについては、認定バイヤー リアルタイム ビッダー(RTB)プロトコルをご覧ください。
アカウントを設定した後の手順は次のとおりです。
1. プレターゲティングを使用して、受け取る広告枠を指定する
フィルタされた入札リクエストがプレターゲティング設定に基づいて送信されます。これらのリクエストには、時間帯、言語、地域などのターゲティング条件が指定されています。システムで受け付け可能なリクエスト数(1 秒あたりのクエリ数)を指定できます。
2. ターゲティング条件に合う広告呼び出しパラメータを受け取る
次のパラメータがネットワークのシステムに渡されます。
- 参照元 URL を含む HTTP ヘッダー(ブランドサイトの場合)
- 地域やカテゴリなどのターゲット情報
- 短縮されたユーザー IP アドレス(IPV4 と IPV6)
- 暗号化されたユーザー Cookie ID
- 制限された広告主、広告の種類、商品カテゴリなどの広告ユニットの制限
3. ネットワークのシステムで広告の呼び出しを分析し、追加のターゲット データを付加し、入札単価を送信する
送信される入札単価には次の情報が付加されます。
- インプレッション単価
- 広告のリダイレクトまたは Google がホストする広告の ID
データに関するルール
Google では、アド マネージャーのパブリッシャーより委託されたデータの慎重な取り扱いに努めております。RTB を使用する購入者の方には、認定バイヤーのポリシーの RTB のセクションを遵守していただく必要があります。