クエリツールのレポートデータを詳しく分析するには、ディメンションと指標を使うと便利です。利用可能なディメンションと指標、その定義について説明します。
レポートのディメンション
時間ディメンション
ディメンション | 説明 | フィルタの指定 |
---|---|---|
月 | 月単位のパフォーマンス。期間内のデータの変動も確認できます。 | 不可 |
週 | 週単位のパフォーマンス。期間内のデータの変動も確認できます。 | 不可 |
日 | 日単位のパフォーマンス。期間内のデータの変動も確認できます。 | 不可 |
時間 | 時間単位のパフォーマンス。期間内のデータの変動も確認できます。 | 不可 |
購入者のタイムゾーン
クエリツールには、太平洋標準時と協定世界時(UTC)の 2 つのタイムゾーンが表示されます。太平洋標準時のタイムゾーン外の購入者には、太平洋標準時、UTC、購入者の地域のタイムゾーンが表示されます。
広告枠ディメンション
ディメンション | 説明 | フィルタの指定 |
---|---|---|
国 | サイトまたはアプリの広告枠で広告を見たユーザーの国が表示されます。 | 可 |
クリエイティブのフォーマット | 配信されたクリエイティブのフォーマットが表示されます。 | 可 |
モバイルアプリ ID | モバイルアプリ インプレッションが配信されたモバイルアプリの ID が表示されます。 | 可 |
モバイルアプリ名 | モバイルアプリ インプレッションが配信されたモバイルアプリの名前が表示されます。この名前は iTunes または Google Play ストアから取得されます(例: 「ベストアプリ」)。 | 可 |
プラットフォーム | 広告の掲載対象となっているデバイスやプラットフォームの種類が表示されます(パソコン、ハイエンド モバイル デバイス、その他のモバイル デバイスなど)。 | 可 |
パブリッシャーのドメイン | パブリッシャーのドメインとサブドメインに関するデータが表示されます。 | 可 |
ウェブ プロパティ名 | 広告配信先ページの販売者アカウントに関連付けられている販売者名が表示されます。 | 可 |
パブリッシャー名 | Google が認識しているパブリッシャーの名前。 | 可 |
パブリッシャー ID | Google のセルサイド プラットフォームでパブリッシャーを識別するために使用される ID です。これは、パブリッシャーの ads.txt ファイルまたは app-ads.txt ファイルに記載されている ID と同じです。 | 可 |
購入者 SDK | 購入者提供の SDK を使用して広告がレンダリングされたかどうかを示します。 | 可 |
GMA SDK | Google Mobile Ads SDK を使用して広告がレンダリングされたかどうかを示します。 | 可 |
デマンド ディメンション
ディメンション | 説明 | フィルタの指定 |
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広告主 | サイトまたはアプリの広告枠を取引した広告主とその料金が表示されます。 | 可 |
入札がフィルタされた理由 | 入札が除外された理由が表示されます。 | 可 |
請求 ID | サイトまたはアプリの広告枠の取引に使用された請求 ID が表示されます。 | 可 |
購入者アカウント ID | サイトまたはアプリの広告枠を取引した購入者(アカウント ID)が表示されます。 | 可 |
購入者アカウント名 | サイトまたはアプリの広告枠を取引した購入者(アカウント名)が表示されます。 | 可 |
購入者のレポート ID | サイトまたはアプリの広告枠を取引した購入者(レポート ID)が表示されます。 | 可 |
クリエイティブ ID | 各クリエイティブに割り当てられている購入者のクリエイティブ ID が表示されます。 | 不可 |
クリエイティブのサイズ |
実際に配信された広告クリエイティブのサイズが表示されます。クリエイティブ サイズには次のラベルが追加されます。
|
可 |
Protected Audience API により配信されました |
Protected Audience のインタレスト グループの入札が落札したインプレッション数が表示されます。Protected Audience API について 注: このディメンションはインプレッションに関する指標でのみサポートされており、入札に関する指標ではサポートされていません。 |
可 |
VAST エラーコード | VAST エラーコードが表示されます。 | 可 |
取引ディメンション
ディメンション | 説明 | フィルタの指定 |
---|---|---|
取引 ID | 優先取引、プライベート オークション、プログラマティック保証型取引の掲載結果の内訳が取引 ID 別に表示されます。取引 ID とはシステムによって生成される数字で、購入者とパブリッシャーの取引を識別するために使用されます。この ID は、優先取引、プライベート オークション、プログラマティック保証型取引で渡されるすべての入札リクエストに割り当てられます。 | 可 |
取引名 | 優先取引の掲載結果が取引名別に表示されます。 | 可 |
取引タイプ | 広告の取引とオークションの種類(公開オークション、プライベート オークション、優先取引、プログラマティック予約)が表示されます。 | 可 |
費用タイプ | 広告の費用タイプ(CPM または CPD)を示します。 | 可 |
レポートの指標
入札に関する指標
指標 | 説明 |
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広告枠の一致件数 | プレターゲティング設定に基づく、獲得可能なクエリの総数です。 |
入札リクエスト | 入札者に送信された入札リクエストの総数です。 |
成功した入札レスポンス件数 | サーバーで 100 ミリ秒以内に受信された正しい形式の入札レスポンスの総数です。 |
入札数 | 入札者からの入札の総数です。 |
オークションに参加している入札数 | すべての指定条件を満たし、オークションで競合した入札の総数です。 |
オークションで落札 | 入札者が獲得したインプレッションの総数です。 |
入札フィルタの機会費用(入札者の通貨) | このクリエイティブの入札が除外されなかった場合に、入札者が支払ったと想定される金額です。パブリッシャーの管理設定やポリシーなどにより除外された入札の機会費用を入札者の通貨で表した金額です。 |
入札フィルタの機会費用(購入者の通貨) | このクリエイティブの入札が除外されなかった場合に、入札者が支払ったと想定される金額です。パブリッシャーの管理設定やポリシーなどにより除外された入札の機会費用を購入者の通貨で表した金額です。 |
インプレッション指標
指標 | 説明 |
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リーチしたクエリ | 入札者がリアルタイム オークションとメディエーション チェーンで落札した広告クエリの総数。メディエーションに送られたクエリについては、リーチしたクエリの数は入札者がメディエーションで落札した合計回数と等しくなります。メディエーションに送られなかったクエリについては、リーチしたクエリの数はオークションの落札数と等しくなります。メディエーションについて |
インプレッション数 | ユーザーに広告が表示された回数
動画広告の場合、この指標は実際に「視聴された」動画広告の数になります。これは、動画広告の最初のフレームが表示された広告の数で、最後まで視聴された広告の数ではありません。広告のインプレッション数は、広告配信の対象となったリクエスト数より少なくなることがよくあります。この理由は、広告の配信エラーやその他の技術的な問題が原因で最初のフレームを表示できない動画広告も、広告配信の対象となったリクエスト数に含まれる場合があるためです。
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クリック数 | ユーザーが広告をクリックした回数 |
アクティブ ビューの測定可能率 | すべての測定対象のインプレッションのうち、アクティブ ビューで測定可能だったインプレッションの数 |
アクティブ ビューの視認可能率 | MRC の基準に基づいて視認可能と判断された、すべての測定可能なインプレッションのうち、視認可能だったインプレッションの数 |
アクティブ ビュー視認可能率 |
測定可能なインプレッションに占める視認範囲のインプレッションの割合 アクティブ ビュー視認可能率 = 視認範囲のインプレッション ÷ 測定可能なインプレッション |
費用(入札者の通貨) | 広告インプレッションの費用、または CPD 取引の 1 日の費用(入札者の通貨) |
費用(購入者の通貨) | 広告インプレッションの費用、または CPD 取引の 1 日の費用(購入者の通貨) |
CPM(入札者の通貨) |
1,000 回のインプレッションあたりの費用(入札者の通貨) CPM =(費用 ÷ 広告インプレッション数)× 1000 |
CPM(購入者の通貨) |
1,000 回のインプレッションあたりの費用(購入者の通貨) CPM =(費用 ÷ 広告インプレッション数)× 1000 |
CPC(入札者の通貨) | クリック単価(CPC)、つまり広告のクリック 1 回あたりにお支払いいただく平均金額(入札者の通貨) |
CPC(購入者の通貨) | クリック単価(CPC)、つまり広告のクリック 1 回あたりにお支払いいただく平均金額(購入者の通貨) |
動画視聴の指標
指標 | 説明 |
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動画の開始 | 動画広告の再生が開始された回数が表示されます。 |
動画の 25% まで再生 | 動画がどこまで再生されたか(%)によって、動画広告の効果を判定します。動画向け Ad Exchange では、動画広告の先頭から 25%(4 分の 1)まで再生された回数が表示されます。 |
動画の 50% まで再生 | ユーザーが動画をどこまで視聴したか(%)によって、動画広告の効果を判定します。動画向け Ad Exchange では、動画広告の 50%(ミッドポイント)まで視聴したユーザー数が表示されます。 |
動画の 75% まで再生 | 動画がどこまで再生されたか(%)によって、動画広告の効果を判定します。動画向け Ad Exchange では、動画広告の先頭から 75%(4 分の 3)まで再生された回数が表示されます。 |
動画の再生完了回数 | 動画広告が 100% 再生された回数が表示されます。 |
VAST エラーの数 | 動画広告の処理中に発生した VAST エラー数が表示されます。 |
エンゲージ ビュー | スキップ可能な動画広告が、全体が 30 秒未満の場合は最後まで、30 秒以上の場合は 30 秒まで視聴された回数です。 |
ビュースルー率 |
スキップ可能な広告のインプレッション数に占めるエンゲージ視聴の割合です。 ビュースルー率=エンゲージ視聴の回数÷スキップ可能な広告のインプレッション数。 |
費用の透明性に関する指標
指標 | 説明 |
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未処理のインプレッション数 | ユーザーのデバイスから送信されたインプレッション ping の数です。 |
重複を除外したインプレッション数 | 重複を除外したインプレッション ping の数です。 |
重複を除外したインプレッションの費用(入札者の通貨) | 重複を除外したインプレッションに対する費用(入札者の通貨)。 |
重複を除外したインプレッションの費用(購入者の通貨) | 重複を除外したインプレッションに対する費用(購入者の通貨)。 |
事前フィルタ適用後のインプレッション数 | ほぼリアルタイムで事前にフィルタされ、オンライン スパムとして請求対象から除外された無効なインプレッションの数です。 |
事前フィルタ適用後のインプレッションの費用(入札者の通貨) | ほぼリアルタイムで事前にフィルタされ、オンライン スパムとして請求対象から除外された無効なインプレッションの費用(入札者の通貨)。 |
事前フィルタ適用後のインプレッションの費用(購入者の通貨) | ほぼリアルタイムで事前にフィルタされ、オンライン スパムとして請求対象から除外された無効なインプレッションの費用(購入者の通貨)。 |
事前フィルタの純インプレッション数 | 請求書に請求対象として表示されるインプレッションの数で、IVT 事前フィルタで除外されたインプレッションは含まれません。 |
事前フィルタの純費用(入札者の通貨) | 請求書に請求対象として表示される費用で、IVT 事前フィルタで除外されたインプレッションの費用は含まれません(入札者の通貨)。 |
事前フィルタの純費用(購入者の通貨) | 請求書に請求対象として表示される費用で、IVT 事前フィルタで除外されたインプレッションの費用は含まれません(購入者の通貨)。 |
IVT 適用後のインプレッション | 配信後に無効と見なされ、アカウントに払い戻されたインプレッション数(オフライン スパム)。 |
IVT 適用後のインプレッションの費用(入札者の通貨) | 配信後に無効と見なされ、アカウントに払い戻された無効なインプレッション(オフライン スパム)の費用(入札者の通貨)。 |
IVT 適用後のインプレッションの費用(購入者の通貨) | 配信後に無効と見なされ、アカウントに払い戻された無効なインプレッション(オフライン スパム)の費用(購入者の通貨)。 |
請求対象のインプレッション | スパム関連インプレッションのクレジットをすべて削除した後の最終的なインプレッション数。 |
請求対象のインプレッションの費用(入札者の通貨) | オンライン スパムとオフライン スパムを除外した、請求書に表示される最終的な費用(入札者の通貨)。 |
請求対象のインプレッションの費用(購入者の通貨) | オンライン スパムとオフライン スパムを除外した、請求書に表示される最終的な費用(購入者の通貨)。 |
ディメンションや指標の中には、他のディメンションや指標と組み合わせて使用できないものがあります。こうしたディメンションや指標は無効として表示され、右側にアラート アイコンが付きます。このアイコンにカーソルを合わせると、その指標をレポートに含めるにはディメンションまたは他の指標の削除が必要という旨のメッセージが表示されます。また、組み合わせて使用できる指標のみを表示するには、検索バーの横にあるその他アイコンをクリックし、[非対応の指標を表示] をオンまたはオフに切り替えます。
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