リアルタイム ビッダー(RTB)を使用してモバイル アプリケーションに広告を掲載する場合は、以下の要件に沿って、最新のプロトコル バッファを使ってビッダーを作成するようにしてください。
RTB 購入者の前提条件
アプリ内やモバイルウェブに広告を配信する際には、既存の RTB プロトコルと取引ロケーションが使用されます。ビッダーの URL を変更する必要はありません。
すでに RTB をご利用の購入者の方は、プロトコル バッファを最新のバージョンに更新し、RTB デベロッパー向けドキュメントに記載されている関連フィールドを導入してください。詳しい情報やサポートについては、認定バイヤーの担当者にお問い合わせください。
プレターゲティングを設定する
モバイルアプリ広告枠からリクエストを受け取るには、プレターゲティング グループを作成して、モバイル広告サイズのプレースメントをターゲットとする広告を設定します。そして、RTB 設定を更新して、大きいサイズのリクエストを送信できることを確認します。
-
認定バイヤーにログインします。
- 新しいプレターゲティング グループを作成します。
- [環境] には、すべての項目が自動的に設定されています。[すべて追加]、[すべて除外]、または [特定のモバイルアプリをターゲットに設定する] のいずれかを選択します。
- [設定] には、デフォルトですべてのオペレーティング システムが指定されています。[プラットフォーム]
[モバイル] をクリックしてモバイル プラットフォームを追加し、他のプラットフォームは除外します。
- [入札者(ビッダー)の設定]
[RTB 設定] をクリックします。
- [入札リクエストに対してリアルタイムのフィードバックを送信する] が有効になっていない場合は有効にします。
アプリのターゲティングでは、選択した項目同士が OR
の関係で結ばれ、他のすべてのプレターゲティング設定とは AND
の関係で結ばれます。
ビッダーにモバイル関連のフィールドを導入し、プレターゲティング グループを設定すると、モバイル トラフィックが届くようになります。
サポートが必要な場合は、認定バイヤーの担当者にお問い合わせください。
インプレッションのトラッキング
レポートの差異を最小限に抑えるため、アプリ広告(バナー、インタースティシャル、ネイティブ)は impression_tracking_url
を使ってトラッキングする必要があります。アプリ動画のインプレッションについては VAST XML でトラッキングする必要があります。
広告の購入者は、クリエイティブ(広告マークアップ)からインプレッション トラッキング ピクセルを削除し、代わりに impression_tracking_url
フィールドを入札レスポンスに含める必要があります。Impression_tracking_url
は、インプレッションが請求可能とみなされたときに呼び出され、トラッキング ピクセルよりも精度が高くなります。トラッキング ピクセルでは、(プリフェッチにより)アプリで取得したものの、レンダリングされなかったインプレッションもトラッキングされます。
impression_tracking_url
のプロトタイプ例
// インプレッションのレンダリング時に呼び出す URL。これは、
// VAST 動画を除くすべての広告枠タイプとすべてのフォーマットで使用できます。
repeated string impression_tracking_url = 19;
impression_tracking_url
は、OpenRTB を使用するビッダー向けのエクステンションとしても使用できます。
// Bid オブジェクト用の Ad Exchange エクステンション。
message BidExt {
// [AdX: BidResponse.Ad.impression_tracking_url]
repeated string impression_tracking_url = 1;