ユーザーリストの作成時に、サイトに再度アクセスしなかったユーザーの Cookie をリストに残す期間を設定します。この設定がユーザーリストの有効期間です。
有効期間は、デフォルトで 30 日間となっていますが、ユーザーに関連した広告を表示する期間に合わせて設定することをおすすめします。通常は、販売サイクルの長さに合わせます。
例
映画のチケットを販売する場合は有効期間を数日間に設定し、車を販売する場合は数か月間に設定します。一般に、映画のチケットを買うかどうかの決断にはあまり時間がかかりませんが、車を購入するかどうかの決断には時間がかかるためです。
バレンタインデー ギフトを販売する場合は有効期間を 1 年に設定し、翌年のバレンタインデーにリスト内のユーザーに広告を表示できるようにします。
アクティビティがまったく発生しなかった場合、ユーザーの Cookie は有効期間を過ぎるとリストから削除されます。ユーザーがサイトに再びアクセスした場合は、経過時間のカウントがリセットされ、30 日または設定した有効期間のカウントが新たに開始されます。
設定できる有効期間は最大 540 日です。ユーザーが繰り返しページにアクセスすると、そのたびに経過時間のカウントがリセットされ、そのユーザーの Cookie は削除されずにリストに残ります。
Cookie がリストにいくつか追加された後に有効期間を変更した場合、現在リストに追加されている Cookie と変更後にリストに追加された Cookie の両方に新しい有効期間が適用されます。
例
60 日だった有効期間を 30 日に短縮すると、31~60 日前に追加された Cookie は削除されます。
逆に、30 日だった有効期間を 60 日に延長すると、すでにリストに追加されている Cookie が最大 60 日間リストに残ります。
有効期間を変更した後、実際のユーザー数がアカウントにすぐに反映されない場合があります。
有効期間を最適化する方法
最後にサイトにアクセスした期間でユーザーを区分する
有効期間の設定を使用して、過去 7 日間、14 日間、30 日間にアクセスしたユーザーのリストをそれぞれ作成できます。サイトにアクセスしてから 7 日間以内のユーザーのほうが反応が良い場合があります。このようなときは、7~14 日のリストのユーザーと 15~30 日のリストのユーザーに対して異なる広告を表示します。
ただし、有効期間を短くするとリーチ可能な見込み顧客の数が制限されることになりますのでご注意ください。
リストごとに入札単価を調整する
最近サイトにアクセスしたユーザーの方が反応が良い場合があります。このようなときは、7~14 日のリストのユーザーに対して入札単価を引き上げ、15~30 日のリストのユーザーに対して入札単価を引き下げます。
リストを複製する
有効期限を 30 日未満に設定した場合、同じリストを複製して、有効期限を 30 日以上に設定します。こうすると、商品を検討したことがあるものの、購入を決断するまでに平均より時間がかかっているユーザーに広告を配信できます。