商品とデリケートなカテゴリの除外を減らす

認定バイヤーの入札レスポンスはすべて、オークションに参加する前に審査を受けます。審査プロセスでオークションへの参加が拒否されることもあり、これを入札レスポンスの除外といいます。除外された入札は、入札の機会を逃したことを示しています。詳しくは、入札が除外される理由をご覧ください。

このページの内容

入札が除外される一般的な理由

入札レスポンスの除外が発生する理由はさまざまですが、除外が増えるケースは主に次の 2 つです。

  • 除外されたデリケートなカテゴリが検出されました: パブリッシャーの設定または Google のポリシーによって、1 つまたは複数のデリケートなカテゴリが除外されているため、入札は除外されました。この除外理由は、クリエイティブのステータス コード 14 に該当します。
  • 除外された商品カテゴリが検出されました: パブリッシャーが入札リクエストで除外している商品カテゴリが検出されたため、入札は除外されました。この除外理由は、クリエイティブのステータス コード 15 に該当します。

パブリッシャーは、ウェブサイトやアプリで配信されるクリエイティブのカテゴリをブロックできます。禁止されている広告カテゴリは、各入札リクエスト内に明記されています。ブロックされたカテゴリに関連するものとして識別されたクリエイティブは除外され、オークションに参加できません。パブリッシャーは、Google 固有の商品カテゴリとデリケートなカテゴリを使用してカテゴリ ブロックを設定します。Google の OpenRTB 実装では、デフォルト設定として IAB コンテンツ 1.0 を使用してカテゴリ ブロックをビッダーに通知します。

パブリッシャーとビッダーは 2 つの異なる分類システムを使用しているため、ビッダーとの通信時には、カテゴリが IAB コンテンツ 1.0 との間で変換されます。この変換は不正確であるため、IAB コンテンツ 1.0 を使用するビッダーが入札の除外を完全に回避することはできません。

OpenRTB 入札リクエストでは、これらのカテゴリは BidRequest.bcat で指定されます。BidRequest.cattax は、bcat で IAB コンテンツ 1.0 を示すために使用される分類を指定します。

入札レスポンスで、入札に関連するカテゴリを BidResponse.seatbid.bid.cat を使用して宣言する必要があります。cat で使用される分類は、BidResponse.seatbid.bid.cattax で指定できます。cattax を省略した場合、Google はビッダーのデフォルトの分類を使用して cat の読み取りを試みます。

商品とデリケートなカテゴリの除外を減らす

Google と IAB のコンテンツ分類の違いによる入札の除外を最小限に抑えるには、次の 2 つの方法があります。

bcat の Google 分類を読み取る

ビッダーは、Google の商品カテゴリとデリケートなカテゴリ(cattax = 500)を使用して、ブロックされたカテゴリ(bcat)の受信をオプトインできます。次の手順に沿って必要な開発作業を完了し、担当のアカウント マネージャーまたはテクニカル サポートにご連絡ください。

Google では、入札リクエストで IAB コンテンツ 1.0(デフォルト)を使用するか、Google 広告カテゴリ分類(商品、制限付き、デリケートなカテゴリを含む)を使用するかを選択できる、新しいアカウント設定をサポートしています。アカウントで Google 広告カテゴリ分類を使用するように設定されている場合、BidRequest.bcat には商品カテゴリとデリケートなカテゴリが入力されます。今後のアップデートでは、制限付きのカテゴリも含まれるようになります。

: bcatcattax で IAB コンテンツ 1.0 を使用する入札リクエスト:

{

  "imp": [ ... ]

  "bcat": [

    "IAB1-6",  // 音楽

    "IAB2-1",  // 自動車部品

    "IAB14-7"  // 結婚式

  ],

  "cattax": 1  // IAB コンテンツ 1.0

}

Google の商品カテゴリとデリケートなカテゴリ

詳しくは、Google の商品カテゴリとデリケートなカテゴリをご覧ください。

: bcatcattax で Google の商品カテゴリとデリケートなカテゴリを使用する入札リクエスト:

{

  "imp": [ ... ]

  "bcat": [

    "4",      // デート

    "10007",  // インターネット、通信

    "10021"   // アパレル

  ],

  "cattax": 500  // Google の商品カテゴリとデリケートなカテゴリ

}

Google の商品カテゴリとデリケートなカテゴリを使用する入札レスポンスの:

{

  "seatbid": [{

    "bid": [{

      "cat": [

        "3",     // 政治

        "10007"  // インターネット、通信

      ],

      "cattax": 500  // Google の商品カテゴリとデリケートなカテゴリ

    }]

  }]

}

Creatives API で IAB の商品とデリケートな分類を使用して除外を回避する

IAB コンテンツ 1.0 を引き続き使用するビッダー(cattax = 1)の場合、Creatives API は、検出された Google カテゴリを IAB カテゴリにマッピングして提供します。これにより、bcat フィールドとの比較が可能になります。ビッダーは、API で検出された商品カテゴリとデリケートなカテゴリbcat フィールドと比較して、除外を回避できます。

適切な分類を選択する

どちらの分類も十分にサポートされています。優先事項に最も合致する分類を選択することをおすすめします。

次のようなトレードオフが発生する可能性があることを考慮してください。

  • Google の広告カテゴリ分類では、パブリッシャーの設定をより正確に伝えることができます。Google の広告カテゴリ分類を使用すると、IAB コンテンツ 1.0 よりも入札の除外率を低く抑えることができます。
  • IAB コンテンツ 1.0 は標準化されており、広告テクノロジー業界で広く使用されています。そのため、多くのビッダーにとって IAB コンテンツ 1.0 は手軽に利用できますが、入札の除外率は高くなると予想されます。

テクニカル サポート

テクニカル サポートが必要な場合やこのプロセスに関するご質問がある場合は、次の方法をお試しください。

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