Open Bidding の差異解消とインプレッション数の調整

Open Bidding の支出調整の詳細

Open Bidding に参加している SSP は、複数の DSP からのデマンドを Google アド マネージャーの広告枠に配信します。Open Bidding パートナーには、Open Bidding 広告枠での Google ディスプレイ&ビデオ 360 のトランザクションとの差異を測定し、これを最小限に抑えるためのツールが提供されます。

デマンドの差異解消を実装する(ベータ版)

デマンドの差異解消は、Open Bidding エクスチェンジに請求されるインプレッション数とディスプレイ&ビデオ 360 から支払われるインプレッション数を一致させることを目的としています。

Open Bidding によって配信されたディスプレイ&ビデオ 360 のインプレッションを正確に識別することで、広告スパムと請求対象のイベントの差異を調整して、支払いが行われていないインプレッションに対する請求を回避できます。

デマンドの差異解消を実装するには、次を行う必要があります。

  • 入札リクエストで google_query_id を渡す
  • 入札レスポンスで third_party_buyer_token を返す
  • ディスプレイ&ビデオ 360 のクリエイティブ コードを変更せずに(またはそのまま)入札レスポンスで直接渡す

デマンドの差異解消(ベータ版)について詳しくは、こちらをご覧ください。この機能を有効にするには、担当のアカウント マネージャーにお問い合わせください。

レポート

アド マネージャーで請求されるインプレッション数とディスプレイ&ビデオ 360 から支払われるインプレッション数の差異を調整するには、Open Bidding のレポート UI とディスプレイ&ビデオ 360 で提供されるレポートをそれぞれリクエストする必要があります。これら 2 つのレポートを比較すると、インプレッション数に差異があるかどうかとその程度を測定できます。差異解消の機能が有効になっていても、レポート間で多少の差異が生じることがあります。

デマンドの差異解消と無効なトラフィックの調整を行うには、アクティビティの 3 日後にレポートを作成する必要があります。

Open Bidding パートナーは、ディスプレイ&ビデオ 360 から配信された Open Bidding の請求対象インプレッション数を分類する際、次のことを行う必要があります。

  1. ディスプレイ&ビデオ 360 のトランザクション用に専用の buyers_reporting_id 値を作成するか、ディスプレイ&ビデオ 360 のトランザクションに個々のパブリッシャーを表す値のセットを作成する
  2. ディスプレイ&ビデオ 360 からの入札に対する入札レスポンスで buyer_reporting_id を返す
  3. Open Bidding の UI でレポートを作成する
 

Open Bidding のレポート 

ディスプレイ&ビデオ 360 から配信された Open Bidding インプレッションの内訳を確認する手順は次のとおりです。このユースケースでは、請求済みのインプレッションのみを使用する必要があります。

  1. Open Bidding の UI にログインします。
    1. [レポート] に移動します。
    2. [デマンド ディメンション] をクリックして、「購入者のレポート ID」ディメンションでフィルタします。
      [費用の透明性に関する指標] をクリックして、次を追加します。
      1. 請求対象のインプレッション数
      2. 省略可: 費用の透明性に関する追加の指標を選択します。

差異解消は、Open Bidding エクスチェンジ パートナーに請求されるインプレッション数とディスプレイ&ビデオ 360 から支払われるインプレッション数を一致させることを目的としています。これらのレポートでは、アド マネージャーとディスプレイ&ビデオ 360 のインプレッション数を比較できます。ただし、収益の数値も比較する場合は、エクスチェンジで差し引かれる可能性のある料金を考慮してください。

注: ビッダーは、アド マネージャーとディスプレイ&ビデオ 360 の請求対象インプレッション数を調整する指標としてアド マネージャーの「burl」を使用できません。最終的な請求対象インプレッション数を確認するには、無効なトラフィックと差異を調整した後、Open Bidding レポートの請求対象インプレッション数の指標を使用する必要があります。「burl」は、インプレッション イベントが登録された後、これらの調整が行われる前に送信されるため、請求対象インプレッション数の指標と一致しないことがあります。

ディスプレイ&ビデオ 360 のレポート

エクスチェンジにはディスプレイ&ビデオ 360 からレポートが定期的に送信されます。エクスチェンジが Open Bidding 広告枠で固有のパブリッシャー ID を使用している場合は、これらのパブリッシャー ID を使用して Open Bidding のレポートをフィルタし、結果を合計して、ディスプレイ&ビデオ 360 で購入された Open Bidding の合計インプレッション数を算出できます。

このレポートには、パブリッシャー ID 別の有効なインプレッションと無効なインプレッションの合計数の内訳と、CSV が添付されています。ディスプレイ&ビデオ 360 から支払われるインプレッション数は、有効な合計インプレッション数を使用して特定できます。

パブリッシャー ID ごとの有効なインプレッション数を確認するには、合計インプレッション数(有効 + 無効)の指標から無効なインプレッション数の指標を差し引く必要があります。たとえば、以下の月次レポートでは次のように計算します。

  A 列 B 列 A 列 - B 列
パブリッシャー ID 合計インプレッション数(有効 + 無効) 無効なインプレッション 有効な合計インプレッション数(エクスチェンジで計算済み)
パブリッシャー 1234 200,000 10,000 190,000
パブリッシャー 5678 150,000 20,000 130,000
パブリッシャー 4321 220,000 15,000 205,000

 



 

この情報は役に立ちましたか?

改善できる点がありましたらお聞かせください。

さらにサポートが必要な場合

次の手順をお試しください。

検索
検索をクリア
検索を終了
メインメニュー
5257592088434314203
true
ヘルプセンターを検索
true
true
true
true
true
71030
false
false