パーソナライズされていない広告(NPA)は、ユーザーの過去の行動に基づくことなく表示される広告です。こういった広告のターゲティングはコンテキスト情報を使用して行われ、たとえば現在地に基づくおおまかな地域や、現在のサイトまたはアプリの内容などが反映されます。ビッダーは、パーソナライズされていない広告のリクエストに対して、パーソナライズド広告が配信されないようにする必要があります。
パブリッシャーがパーソナライズされていない広告に関して行える設定は、地域によって異なります。
- EEA、英国、スイス: パーソナライズド広告とパーソナライズされていない広告の入札リクエストを受け取る広告パートナー(広告技術プロバイダ)を選択できます。
- 米国の規制対象の州: パーソナライズド広告とパーソナライズされていない広告の入札リクエストを受け取る広告パートナーをリストから選択できます。
- ブラジル: LGPD 関連の広告技術プロバイダ リストのすべてのビッダーに入札リクエストが送られます。
- 他の地域: 上記以外の地域からのパーソナライズされていない広告のリクエストは、すべてのビッダーに送られます。ただし、他の保護機能が設定されている場合は適用されます。
入札リクエストのシグナル
パーソナライズされていない広告の入札リクエストには、パーソナライズされていない広告を配信する理由に応じたプライバシー シグナルのラベルが付けられます。ビッダーは、パブリッシャーが UI コントロールでシグナルを送信するよう指定している場合のみ、以下のシグナルを含むリクエストを受け取ります。
| リクエストの種類 | 入札リクエストには、プライバシーに関する取扱いを示す次の情報が含まれます。 |
|---|---|
| TCFv2 基本広告 | regs.gdpr=1
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regs.gdpr=1
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regs.lgpd=1
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NonPersonalizedAdsReason.Publisher_Declared_NPA=1 |
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NonPersonalizedAdsReason.Restrict_Data_Processing=1 |
|
パブリッシャーがユーザーのオプトアウトを示す |
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これらのフィールドは、OpenRTB プロトコルで確認できます。
ユーザー識別子(User.buyeruid、デバイス広告 ID など)は、パーソナライズされていない広告の入札リクエストから削除されます。ユーザー エージェント情報は、パーソナライズされていない広告の入札リクエストでは一般化されます(詳細)。ユーザー エージェント情報が一般化された場合、privacy_treatments.user_agent_data は USER_AGENT_DATA_COARSENED に、privacy_treatments.user_agent は USER_AGENT_COARSENED に設定されます。
IP アドレスは、パーソナライズされていない広告の入札リクエストから削除されます。IP アドレスが削除された場合、privacy_treatments.ip は IP_REDACTED に設定されます。
| OpenRTB フィールド | 適用される動作 |
|---|---|
user.id |
削除 |
device.ifa |
削除 |
user.buyeruid |
削除 |
device.ip、device.ipv6 |
削除 |
device.ua |
一般化 |
device.ext.user_agent_data |
一般化 |
user.eids** |
削除 |
user.eids** |
削除 |
* ウェブとアプリのリクエスト全体で、ファーストパーティ ID のタイプに関係なく適用されます。
** 詳しくは、PPID とファーストパーティ ID の OpenRTB 表現形式をご覧ください。
注: パーソナライズされていない広告リクエストに入札しない認定バイヤーは、プレターゲティング設定でユーザー識別子のない入札リクエストを除外できます。
例外
- 子供向け取り扱いの対象となる広告は、第三者の RTB ビッダーに送信できません。例:
childDirectedTreatmentやunderAgeOfConsentが設定された広告リクエスト