このセクションでは、CONCATENATE()
関数と Ampersand(&
)演算子式をメール テンプレートで使用する方法について説明します。テンプレートでのテキスト式の使用については、テキスト式をご覧ください。
テンプレートに CONCATENATE()
関数または Ampersand(&
)演算子を含めると、2 つ以上の値を組み合わせて 1 つのテキスト値を生成できます。
Ampersand 演算子は CONCATENATE()
関数の単なる類義語です。式で Ampersand 演算子を指定すると、AppSheet は式のその部分を CONCATENATE()
関数に変換します。Ampersand 演算子を使用することは、CONCATENATE()
関数を指定する簡潔な方法にすぎません。
たとえば、次の 2 つの式は同じ内容を表します。
<<CONCATENATE("Time: ",[MeetingTime], " (Uses CONCATENATE)")>>
<<"Time: "&[MeetingTime]&" (Uses &)">>
CONCATENATE()
式でフィールドを参照する場合、そのフィールドの値はフォーマットされません。AppSheet は、2 つ以上のレコードのキーフィールド値を結合してレコードの複合キー値を生成するときに CONCATENATE()
関数を使用するため、生成されるキー値には、各キーフィールドのフォーマットされていない値全体が含まれている必要があります。
たとえば、CONCATENATE()
式に Ignore seconds "On"
に指定した MeetingTime
時間フィールドが含まれている場合、完全な時間値が表示されます。Ignore seconds
設定は考慮されません。
たとえば、次のようになります。
<<CONCATENATE("Time: ",[MeetingTime], " (Uses CONCATENATE)")>>
<<"Time: "&[MeetingTime]&" (Uses &)">>
結果は次のようになります。
Time: 3:30:45 PM (Uses CONCATENATE)
Time: 3:30:45 PM (Uses &)
フィールド値を TEXT()
関数で囲むと、フィールド値を強制的にフォーマットできます。
例:
<<CONCATENATE("Time: ",TEXT([MeetingTime]), " (Uses CONCATENATE)")>>
<<"Time: "&TEXT([MeetingTime])&" (Uses &)">>
結果は次のようになります。
Time: 3:30 PM (Uses CONCATENATE)
Time: 3:30 PM (Uses &)