以下の各セクションでは、Microsoft Word テンプレートを使用してコンテンツをカスタマイズする方法を説明します。
- Microsoft Word テンプレートを使用してコンテンツをカスタマイズする
- Google ドライブ上に Microsoft Word テンプレートを作成する
- テンプレートを表示する
- テンプレートを編集する
- AppSheet が Microsoft Word テンプレートを処理する方法
- テンプレートに画像を追加する
- テンプレートに画像の URL を追加する
- テンプレートのフォーマットのヒント
- ページ レイアウトをカスタマイズする
- PDF 添付ファイルに改ページを追加する
- サポート対象外の機能: ぺージのヘッダー、ページのフッター、ページ番号
bot でテンプレートを使用するもご覧ください。
Microsoft Word テンプレートを使用したコンテンツのカスタマイズ
Send an Email、Call a Webhook、Create a new File といったタスクを構成する場合、以下のいずれかのタスクを実行し、Microsoft Word テンプレートを使用してコンテンツをカスタマイズします。
- デフォルトのデータソースが Box、Dropbox、Microsoft Office 365、Microsoft OneDrive のいずれかである場合(すなわち、Google ドライブでない場合)、テンプレートを作成するに記載されているように Microsoft Word または PDF のテンプレートを作成します。
- デフォルトのデータソースが Google ドライブの場合、Google ドライブ上に Microsoft Word テンプレートを作成するで説明されている手順に沿って操作します。
- 既存のテンプレートを使用するで説明されているように、クラウド ファイル システムで Microsoft Word テンプレートを手動で作成し、それを使用します。
テンプレートのカスタマイズについては、テンプレートを使用してコンテンツをカスタマイズすると、以下のヒントをご覧ください。
Google ドライブ上に Microsoft Word テンプレートを作成する
デフォルトのデータソースが Google である場合、デフォルトでは、[Create] ボタンによって Google ドライブ上に Google ドキュメント テンプレートが作成されます。
Google ドライブ上に Microsoft Word テンプレートを作成するには、以下のように操作します。
- テンプレートを作成する
Google ドキュメント テンプレートはデフォルトで Google ドライブ上に作成されます。 - [View] をクリックしてテンプレートを表示します。
- Google ドキュメントの [ファイル] メニューで [ダウンロード] > [Microsoft Word(.docx)] を選択します。
- Google ドキュメント テンプレートが Microsoft Word テンプレートに変換され、ブラウザにダウンロードされます。
- Microsoft Word テンプレートを Google ドライブにアップロードします。
整合性を保つため、Microsoft Word テンプレートは、新しく作成された Google ドキュメント テンプレートが存在するのと同じフォルダにアップロードします。一般的には、デフォルトのアプリフォルダ以下にある [Content] フォルダです。デフォルトのアプリフォルダの場所は、[Info] > [Properties] > [App Properties] タブを使用して設定します。 - AppSheet エディタで、[Browse] ボタンをクリックし、Google ドライブにさきほどアップロードした Microsoft Word ドキュメントの場所まで移動します。
- 必要であれば、Google ドキュメント テンプレートを Google ドライブから削除します。
テンプレートを表示する
テンプレートを作成または選択したら、テンプレートのプロパティの横にある [View] をクリックしてテンプレートを表示します。
注: Microsoft ドキュメント ファイルをウェブから開いて編集する方法には制限が内在しているため、このビューでテンプレートを編集することはおすすめしません。
テンプレートを編集する
テンプレートを編集するには、データソースから Microsoft Word テンプレートを開きます。
AppSheet が Microsoft Word テンプレートを処理する方法
AppSheet は HTML 形式で Microsoft Word テンプレートを読み込み、HTML テンプレートにあるテンプレート変数と式をデータ値に置き換えます。その結果できる HTML ドキュメントが、メールの本文または添付ファイルになります。AppSheet は HTML ドキュメントを PDF 形式に変換してから、添付ファイルとして追加します。
テンプレートに画像を追加する
Microsoft Word テンプレートには 1 つ以上の画像を含めることができます。
画像を追加するには以下を行います。
- テンプレートを Microsoft Word で開きます。
- 画像を挿入する場所にカーソルを置きます。
- Microsoft Word のメニューバーから、[画像] を選択し、追加する画像を選択します。
AppSheet が Microsoft Word テンプレートを HTML でエクスポートするときには、この画像が HTML の <img>
要素として含まれます。画像のデータは、<img>
要素の src
属性にインラインで組み込まれます。
テンプレートがメール本文のテンプレートとして使用される場合、HTML メール本文に HTML の <img>
要素が含まれます。HTML メール本文を表示するメール クライアントでは、この画像が表示されます。
テンプレートが PDF 添付ファイル テンプレートとして使用される場合、HTML から PDF への変換ウェブサービスは、HTML の <img>
要素から画像の値を取得し、結果の PDF ファイルにその画像を含めます。
テンプレートに画像の URL を追加する
Microsoft Word テンプレートには 1 つ以上の画像 URL を含めることができます。各画像 URL が参照する画像は一般公開されている必要があります。
テンプレートのフォーマットのヒント
以下のヒントは、PDF 添付ファイルの外観をコントロールするために役立ちます。
- [表示形式] > [行間隔] で、現在の行間が 1.5 行や 2 行など大きい設定であれば、行間を [1 行] に減らします。
- [表示形式] > [行間隔] で、[段落前に間隔を追加] と [段落後に間隔を追加] を無効にします。
- [表示形式] > [段落スタイル] で、ヘッダーの形式設定を見出し 1、見出し 2 などではなく、[標準テキスト] に変更します。次に、ヘッダーのフォントサイズ、色、太さなどをコントロールするフォーマットを適用します。
- 余分な空白行を削除します。
- [ファイル] > [ページ設定...] で、用紙サイズと余白を確認します。例えば、用紙サイズを A4 に設定し、上下の余白を減らすといったことが考えられます。
ページ レイアウトをカスタマイズする
Word ドキュメントでは、以下の項目を指定できます。
- ページの向きを横または縦に設定。
- ページの幅と高さ。
- ページの上下左右の余白。
AppSheet が Word 文書を HTML に変換する際には、これらの設定が適用されます。HTML の body には、以下の例のような属性が付与されます。
body {
margin-top: 72pt;
margin-bottom: 72pt;
margin-left: 62pt;
margin-right: 62pt;
max-height: 612pt;
max-width: 792pt;
}
PDF 添付ファイルに改ページを追加する
添付ファイル テンプレートから生成される PDF ファイルには、Microsoft Word テンプレートに手動で改ページを挿入することにより、改ページを含めることができます。
- [挿入] タブを選択します。
- 改ページしたい位置にカーソルを置きます。
- Microsoft Word の [ページ] メニューから、[ページ区切り] を選択します。
サポート対象外の機能: ぺージのヘッダー、ページのフッター、ページ番号
メール テンプレートでは、自動的なぺージのヘッダー、ページのフッター、ページ番号はサポートされていません。Word のテンプレート ファイルに Word のヘッダー、フッター、ページ番号が含まれていても、無視されます。以下の代替手段があります。
- ヘッダーの内容をテンプレートの先頭に通常のコンテンツとして挿入します。作成されるドキュメントには先頭に 1 回だけ表示されます。
- フッターの内容をテンプレートの末尾に通常のコンテンツとして挿入します。作成されるドキュメントには末尾に 1 回だけ表示されます。
ページのヘッダー、ページのフッター、ページ番号を自動的に処理するには、表示される各要素のページ位置を計算するページ レイアウト エンジンを実装する必要があります。ページの境界を認識しなければ、以下を行うことができないためです。
- 各ページの最後にフッターを挿入する。
- 各ページの最後に下余白を挿入する。
- 各ページの最初に上余白を挿入する。
- 各ページの最初にヘッダーを挿入する。
- 適切なページ番号を挿入する。
ページ レイアウト エンジンの実装は大変な作業のため、これらの機能はサポートしていません。完了済みの作業ではありません。