以下のセクションでは、Google ドキュメント テンプレートでのカスタム フォントのトラブルシューティングについて説明します。
注: 一部のお客様から、テンプレートでカスタム フォントを使用した場合の問題が報告されています。カスタム フォントが存在する場合、PDF サービスが HTML ファイルを正しく PDF に変換できないことがあります。その結果、PDF ドキュメントにカスタム フォントを使用したテキストが表示されないことがあります。この問題が発生した場合は、Google ドキュメント テンプレートからすべてのカスタム フォントを削除することをおすすめします。
カスタム フォントの AppSheet での表示方法
Libre Barcode 128 や Libre Barcode 39 Extended Text などのカスタム フォントを使用しているとき、AppSheet が Google ドキュメント テンプレートを読み込んだときに返される HTML ファイルには、これらのカスタム フォントを参照する import url が含まれます。
イベントが起動されると、AppSheet は次の処理を行います。
- Google ドキュメント ファイルを HTML フォーマットで読み込みます。
- HTML テンプレート ファイルから添付ファイルを作成します。
- 生成された HTML の添付ファイルを、HTML を PDF に変換するウェブサービスを呼び出して PDF に変換します。
HTML を PDF 変換するウェブサービスは、HTML ファイルに正しい値の import url が含まれていることを期待します。この import url は、PDF 添付ファイルで使用するすべてのカスタム フォントを指し示している必要があります。import url に欠けているカスタム フォントがあれば、PDF 添付ファイル中のデータ値はカスタム フォントではなくデフォルトのフォントで表示されます。すべてのカスタム フォントがあることを確認するをご覧ください。
HTML にすべてのカスタム フォントがあることを確認する
Google ドキュメントが返す HTML ファイルに適切なカスタム フォントが含まれていることを確認するには、以下のようにします。
- Google ドキュメント テンプレートを Google ドキュメントで開きます。
- Google ドキュメントの [ファイル] メニューで、[ダウンロード] > [ウェブページ（.html、zip 圧縮）] を選択します。
- Google ドキュメントは Google ドキュメント テンプレートを
.zipファイルとしてエクスポートし、ZIP ファイルの名前がブラウザ下部のタブに表示されます。 - ブラウザ下部のタブに表示された
.zipファイル名の右側にある [^] 記号をクリックします。[Finder で表示] を選択します。 .zipファイルを解凍して HTML 形式のテンプレートにアクセスします。.htmlファイルを右クリックし、[名前の変更] を選択してファイル拡張子を.htmlから.txtに変更します。- 名前を変更したテンプレートの
.txtファイルを右クリックして [編集] を選択します。 - テンプレート ファイルの先頭付近で
@import urlを見つけます。次のようになっているはずです。
@import url('https://themes.googleusercontent.com/fonts/css?kit=mJ_rGOyyL62_i4eysdBvxCC0kCcps6hmr3Uub3CurLj6HJltGXvViurXJL6xt9sxwzYVTjVaNNEx2pDT4aBU4J6Nc2zktOcTrnnZfLDyCt73rGVtsTkPsbDajuO5ueQw') - 「
https:」から閉じる側の単一引用符の直前までの URL の値をコピーし、ブラウザのアドレスバーに貼り付けて Enter キーを押します。 - 次のような内容が表示されます。
使用しているすべてのカスタム フォントが記載されていることを確認します。
/* latin */
@font-face {
font-family: 'Libre Barcode 128';
font-style: normal;
font-weight: 400;
src: local('Libre Barcode 128 Regular'), local('LibreBarcode128-Regular'), url(https://fonts.gstatic.com/s/librebarcode128/v8/cIfnMbdUsUoiW3O_hVviCwVjuLtXeK_H9AI.woff2) format('woff2');
unicode-range: U+0000-00FF, U+0131, U+0152-0153, U+02BB-02BC, U+02C6, U+02DA, U+02DC, U+2000-206F, U+2074, U+20AC, U+2122, U+2191, U+2193, U+2212, U+2215, U+FEFF, U+FFFD;
}
/* latin */
@font-face {
font-family: 'Libre Barcode 39 Extended Text';
font-style: normal;
font-weight: 400;
src: local('Libre Barcode 39 Extended Text'), local('LibreBarcode39ExtendedText-Regular'), url(https://fonts.gstatic.com/s/librebarcode39extendedtext/v7/eLG1P_rwIgOiDA7yrs9LoKaYRVLQ1YldrrOnnL7xPO4jNP6Me7gj.woff2) format('woff2');
unicode-range: U+0000-00FF, U+0131, U+0152-0153, U+02BB-02BC, U+02C6, U+02DA, U+02DC, U+2000-206F, U+2074, U+20AC, U+2122, U+2191, U+2193, U+2212, U+2215, U+FEFF, U+FFFD;
}
/* latin */
@font-face {
font-family: 'Libre Barcode 39 Text';
font-style: normal;
font-weight: 400;
src: local('Libre Barcode 39 Text Regular'), local('LibreBarcode39Text-Regular'), url(https://fonts.gstatic.com/s/librebarcode39text/v8/sJoa3KhViNKANw_E3LwoDXvs5Un0HQ1vT-0H0h5K.woff2) format('woff2');
unicode-range: U+0000-00FF, U+0131, U+0152-0153, U+02BB-02BC, U+02C6, U+02DA, U+02DC, U+2000-206F, U+2074, U+20AC, U+2122, U+2191, U+2193, U+
2212, U+2215, U+FEFF, U+FFFD;
}
Google ドキュメント テンプレートからすべてのカスタム フォントを削除する
問題が発生した場合は、Google ドキュメント テンプレートからカスタム フォントをすべて削除することをご検討ください。
Google ドキュメント テンプレートからすべてのカスタム フォントを削除するには、以下のようにします。
- アプリケーションをエディタで開きます。
- エディタで [Automation] > [Tasks] タブに移動します。
- 適切なタスクを開きます。
- テンプレートのプロパティを確認します。
- テンプレート名の横の [View] をクリックします。これで Google ドキュメントとしてテンプレートが開きます。
- Google ドキュメントの [フォント] メニューで、カスタム フォントのチェックをすべてオフにします。
- すべてのカスタム フォントがあることを確認するで説明されている手順で、カスタム フォントが残っていないことを確認してください。