テンプレートで次のタイプの変数を使用できます。
<<[Order Number]>>
は以下のように指定しなければなりません。<html>
…
<<[Order Number]>>
…
</html>
列名変数
列名変数を使用すると、1 つのデータ列の値を表示または取得できます。列名はテーブルの列名と完全に一致し、角括弧で囲む必要があります。列名変数はその列の値で置き換えられます。
たとえば、メールのテンプレートで Order Number
列の値を表示するには、次のようにします。
注文番号は <<[Order Number]>> です
注: データ列値が HTML ドキュメントに表示される場合、その値は常に HTML エンコードされます。HTML エンコードを使用したクロスサイト スクリプティング攻撃の防止を参照してください。
列値を更新の前と後の両方で表示させることもできます。
式変数
式変数を使用すると、値を計算できます。式変数では任意の式を使用できます。式変数は式の評価結果で置き換えられます。
たとえば、以下のように Amt
列値に Qty
列値を掛けた結果を表示できます。
<<[Amt] * [Qty]>>
逆参照式の変数
参照されるレコードの列値を表示するには、以下の形式を使用する逆参照式を使用します。
[参照を含む列].[参照されるテーブルの列]
たとえば、次の式は Products
テーブルから製品の価格を取得します。
<<[Product].[Price]>>
ここで Product
は Products
テーブルを参照する Order Details
テーブルの Ref
型の列名です。Price
は製品の価格を含む Products
テーブルの列名です。
値を計算するときに逆参照の式を使用できます。例:
合計金額: <<[Product].[Price] * [Quantity]>>
組み込み変数
組み込み変数を使用すると、AppSheet が提供する一連の値にアクセスできます。組み込み変数名は常にアンダースコア(_)で始まります。
AppSheet には、以下の組み込み変数があります。
組み込み変数 |
説明 |
|
アプリを一意に識別するアプリケーション GUID(グローバルに一意の識別子)。 例: |
|
アプリの名前。 例: |
|
アプリのオーナー ID。 例: |
|
アーカイブの添付ファイル名。アーカイブの添付ファイル名の構成をご覧ください。 例: |
|
アーカイブの添付ファイル URL。 |
|
アーカイブの添付ファイルへのリンク。添付ファイル名がハイパーリンク テキストとして使用されます。
注: この変数は本文または添付ファイル テンプレートで使用できます。[Body] プロパティでは使用できません。 |
|
メールの添付ファイル名。 |
|
追加、削除、更新されたレコードのキー値。 |
|
アプリ内の追加または更新されたレコードへのリンク。例えば、この URL をメールに含めることで、メールの受信者が追加または更新されたレコードを簡単に開くことができます。
注: この変数は本文または添付ファイル テンプレートで使用できます。[Body] プロパティでは使用できません。 |
|
アプリ内の追加または更新されたレコードを参照する URL。例えば、この URL をメールに含めることで、メールの受信者が追加または更新されたレコードを簡単に開くことができます。完全な URL が表示されます。 |
|
自動化コンポーネントの名前(タスクなど)。 例: |
|
テーブルの名前。 例: |
|
自動化ルールをトリガーしたオペレーションの名前。 例: |
HTML エンコードを使用したクロスサイト スクリプティング攻撃の防止
AppSheet は、フィールド値が HTML ドキュメントに表示されるとき、常に HTML エンコードします。HTML エンコードは、フィールド値がブラウザによって単純なテキストとして表示されるようにし、ブラウザがフィールド値を HTML として解釈しないようにします。これは、ユーザーが以下のようなフィールドに JavaScript を入力するときに、クロスサイト スクリプティング(XSS)攻撃を防ぐために不可欠です。
<script type="text/javascript">
function doSomethingEvil() { /* ... */ }
</script>