AVERAGE()

リスト内の値の平均を計算して返します。

使用例

AVERAGE(商品[価格]): 商品テーブルの価格列にあるすべての値の平均。これは AVERAGE(SELECT(商品[価格], TRUE)) と同等です。関連情報: SELECT()

AVERAGE([割引]): 割引列値のすべての項目平均。一部の数値型では、割引は List 型になります。

AVERAGE(LIST(1, 2, 3)): 2.00

AVERAGE(LIST(0) - LIST(0))（型付きの有効なリストですが、項目はありません）: 0.00

選択行の平均

先月のお客様のフィードバックから商品評価の平均値を計算します。ただし、評価のないフィードバックは除外します。

AVERAGE(
  SELECT(
    フィードバック[商品評価],
    AND(
      ([商品評価] > 0),
      ([送信日] >= (EOMONTH(TODAY(), -2) + DAY(TODAY())))
    )
  )
)

• SELECT(フィードバック[商品評価], ...) は、フィードバック テーブルで選択した行から商品評価値のリストを取得します。
• AND(..., ...) は SELECT() の結果をすべての条件に一致する行のみに限定します。
• ([商品評価] > 0) は、選択範囲を商品評価の値が 0 より大きい行のみに限定します。0 はデフォルト値で、評価がないことを意味します。
• ([送信日] >= ...) で、さらに送信日が計算日以降の行に限定します。
• (EOMONTH(TODAY(), -2) + DAY(TODAY())) は、今日から 1 か月前の日付を計算します。
• AVERAGE(...) は、選択した値の平均を計算します。

関連情報: AND()、DAY()、EOMONTH()、SELECT()、TODAY()

一般的な問題

AVERAGE(1, 2, 3) : 引数がリスト形式になっていません。この問題を修正するには、AVERAGE(LIST(1, 2, 3)) のように、引数を LIST() でラップしてリストを構成します。

構文

AVERAGE(リスト)

• リスト - 任意の数値型のリスト。

関連情報

COUNT()

MAX()

MIN()

STDEVP()

SUM()