LatLong または ChangeLocation 列を使用して、GPS 位置情報を取得することができます。アプリにこれらの列のタイプがある場合、現在地情報が 1 分ごとにポーリングされます。
フォームで GPS 位置情報を取得する方法は 4 つあります。
LatLong列にHERE()の AppFormula 値を割り当てることができます。これにより、新しいエントリが追加されるたびに、また、既存のエントリが編集されるたびに、直近のポーリングで得られた位置情報がLatLong列に自動で入力されるようになります。LatLong列にHERE()の Initial Value を割り当てることができます。これにより、エントリが最初に追加される際に、直近のポーリングで得られた位置情報がLatLong列に自動で入力されるようになります(エントリの編集では入力されません)。ChangeLocation列を使用して、特定のデータに変更が発生したタイミングで直近のポーリングで得られた位置情報を自動的に取得できます。詳しくは、列のタイプの変更をご覧ください。- 現在地を手動で取得することができます。
LatLong列の入力フィールドにはクリック可能なアイコンがあり、これを使用してデバイスの現在の GPS 位置情報を取得できます。ボタンが押下されるたびに、アプリはポーリングで得られた位置情報を使用することなく、可能な限り正確な現在地情報の取得を試行します。この試行は最大で 30 秒間実行され、10 m の推定精度が達成されるまで実行されます。この手法は精度が最も優れており、精度の推定値(メートル単位)がアプリに表示されます。
また、46.34,-32.34 などのように、LatLong の値を明示的に入力することもできます。
GPS 位置情報のトラブルシューティング
通常であれば、モバイル デバイスかブラウザかにかかわらず、システムが現在地の情報にアクセスするための権限を AppSheet に付与するようにユーザーに求めます。
- ブラウザ内でアプリを実行している場合、この権限のリクエストがあまり目立たない形で表示される可能性があります。たとえば、一部のブラウザではリクエストがあまり目立たない形でアドレスバーの近くに表示されることがありますが、これは簡単に見落とされる可能性があります。
- 過去に AppSheet の位置情報サービスの使用を拒否している場合、これがシステムにより記憶され、AppSheet による位置情報の取得がブロックされます。
デバイスで AppSheet の位置情報サービスが有効になっていることを確認します。
それでも GPS 位置情報の問題が解決しない場合は、以下を試します。
- 新しい
LatLong列をワークシートに追加します。 - 新しい
LatLong列を含むテーブルを再度生成します。 - 新しい
LatLong列がテーブルに存在することと、その列がLatLong型であることを確認します。 - GPS 位置情報の取得で問題のあるデバイスで、更新されたアプリケーションを開きます。
LatLong列を含むテーブル内の行のいずれかを編集します。LatLong列が表示されたら、LatLong列の右側にあるアイコンをクリックします。このアイコンには、内側に地図ピンがある青色のボックスが描かれています。これで、現在の GPS 位置情報がLatLongフィールドに挿入されます。LatLongフィールドに現時点の位置情報が入力されていることを確認します。
結果の精度
AppSheet は、HTML5 Geolocation API を使用して位置情報を取得します。この API は、利用できるさまざまなメカニズムを活用して、デバイスの現在地情報を推定します。
「Geolocation API は、緯度や経度など位置情報への高レベル インターフェースを定義します。位置情報はその実装をホスティングするデバイスとのみ関連付けられており、API そのものは、基となる位置情報ソースに依存しません。位置情報のソースとして一般的なものには、グローバル ポジショニング システム(GPS)、ネットワーク シグナル(IP アドレス、RFID、Wi-Fi および Bluetooth MAC アドレス、GSM / CDMA セル ID など)から推定されるロケーション、ユーザー入力などがあります。」
実際の位置情報取得のメカニズムはデバイスによって異なります。そのため、達成できる精度の上限は、その場所の条件、たとえば、ネットワークや GPS の利用可能性や受信状態、デバイス ハードウェアやオペレーティング システム、アプリを実行するブラウザなどに応じて変わります。そのため、常に高い精度を達成できる保証はありません。LatLong を入力するにあたり、最も高い精度を達成できるのは手動取得モードです。高い精度が特に重要となる場合、手動取得モードは HERE() 機能の使用よりも推奨されます。
座標系
AppSheet は、緯度と経度に WGS84 規格を使用します。