書式ルールを使用することで、アプリ内での情報の表示方法を変えることができます。
書式ルールの概要
書式ルールを使用すると、アイコンやテキストなどをカスタマイズできます。これにより、アプリの個性を強めることができます。行ごとに異なる書式ルールを設定し、データごとに書式を変えることもできます。
1 つのアプリで複数の書式ルールを定義できるため、複数のルールが同じタイミングで同じデータに適合する場合もあります。そのようなケースでは、アプリ内の書式ルールの順番によって実際の動作が決まります。
ルールは最初から最後まで順番に処理されます。書式情報で 2 つのルールが適合して競合した場合は、後のルールの方が優先されます。そのため、たとえばルール 1 が適合し、テキストサイズが 1.5 に設定され、ルール 2 も適合してテキストサイズが 2.5 に設定された場合は、最終的なテキストサイズは 2.5 になります。
アイコンの場合、ルールは追加で適用されます。そのため、ルール 1 が適合してアイコンが割り当てられ、ルール 2 も適合してアイコンが割り当てられた場合は、データには両方のアイコンが表示されます。
書式ルールを追加
書式ルールを追加する手順は以下のとおりです。
- アプリエディタでアプリを開きます。
- [App]
> [Format Rules] に移動し、書式ルールのヘッダーの [+] をクリックします。
アプリエディタを強化しました。
デフォルトでは新しいエディタが有効になっていますが、いつでも以前のエディタに戻すことができます。以前のエディタを使用する場合
[UX] > [Format Rules] に移動し、[+ New Format Rule] をクリックします。 - 以下のプロパティを設定します。
プロパティ 説明 Rule name 書式ルールの名前。 For this data ルールが適用されるテーブル。 If this condition is true 書式ルールが適用される条件。このプロパティを空白にすると、テーブル内のすべての行にルールが適用されます。一方、 [Country] = "USA"
などの簡単な数式や複雑な数式を指定して、より詳細な処理を行うこともできます。Format these columns and actions 書式を設定するテーブル内の列。
Ctrl
キーを押したまま選択すると、複数の項目を選択できます。
-
必要に応じて、視覚効果やテキスト、ワークフロー テンプレートの書式をカスタマイズしたり、追加のセクションを開いて書式ルールを説明するコメントを入力したりできます。例:
-
行の横、地図のピンの中、またはいずれかのビューにアイコンを表示する。
[Visual Format] セクションを開き、アプリのデータのルールを基にアイコンを設定します。アイコンを表示したい列を選択していることを確認します(数値ではなく、地図のピンの中にアイコンを表示するため、場所の列を選択します)。アイコンを参照して、使用したいものをクリックできます。テキスト ボックスで特定のアイコンを検索することもできます。
注: アイコンを追加すると、表形式の列サイズに影響が生じる場合があります。 -
テーマに基づく色のリストから、テキストとハイライト表示の色をカスタマイズする。
ハイライト表示の色によってアイコンの色が決まります。#0F77FF
などの 16 進数ベースのカラーコードを手動入力することもできます。http://www.colorpicker.com のツールを使うとカラーコードを確認できます。
以下の画像は、書式ルールによって視覚要素がカスタマイズされた結果の例です。
パソコンのブラウザの場合(プレビュー)、書式ルールを使用してアイコンの色を個別にカスタマイズできます。次に例を示します。
-
テキストのサイズと形式(下線、太字など)をカスタマイズする。
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書式ルールをお気に入りに追加
よく使用する書式ルールに簡単にアクセスできるように、書式ルールをお気に入りに追加できます。
書式ルールをお気に入りに追加する手順は以下のとおりです。
- アプリエディタでアプリを開きます。
- [Apps]
> [Format Rules] に移動します。
- [Format rules] ペインで書式ルールにカーソルを合わせ、[More]
> [Add to favorites] を選択します。
お気に入りにある書式ルールにカーソルを合わせて [x] をクリックすると、その書式ルールをお気に入りから削除できます。