以下のセクションでは、スプレッドシートでのエラーを解決する方法について説明します。
スプレッドシートの構造に関するエラー
AppSheet がスプレッドシートから自動的に構造を抽出し、アプリの生成を可能にしています。ほとんどのスプレッドシートは単純な表形式の構造になっていますが、AppSheet とは互換性のないスプレッドシートの使い方もあります。そのため、AppSheet がスプレッドシートを読み取る際に、アプリエディタにエラー、警告、情報メッセージが表示される場合があります。
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スプレッドシートの構造に関するエラー -- これらのエラーは一般的に、AppSheet が列ヘッダーを正しく識別できない場合に発生します。この原因としてよくあるのは、スプレッドシート内の最初のワークシートにグラフや画像などの表形式ではないデータが含まれているケースです。
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スプレッドシート切り替え時のエラー -- 他のスプレッドシートに切り替える際、AppSheet は既存のアプリをできる限り多く保持しようとします。しかし、新しいスプレッドシートにはまったく異なる列構造が存在する場合があります。この場合、アプリ定義のもう片方の部分を適切に変更するよう求めるエラーが表示される可能性があります。
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列構造の不一致に関する警告 -- アプリの作成プロセス中に発生する警告として最も一般的なものです。ユーザーはスプレッドシートを変更する過程で、列の追加や削除、列名の変更を行います。この操作をして AppSheet に列構造の更新を指示するたびに、古い列構造と新しい列構造が合っていない場合には警告を受けます。AppSheet は常に新しい構造に適応するため、これは警告であってエラーではありません。
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数式に関する警告 -- データ内で使用する意味があるのは、一部の種類のスプレッドシート数式のみです。スプレッドシートの数式をご覧ください。
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キー列に関する情報 -- 先に説明したとおり、この情報によってどの列がキーとして選択されているかがわかります。キーはまた、UX セクションで説明されているとおり、データの表示においても重要な役割を果たします。AppSheet が適切なキー列を探せなかった場合、複合キーを探すために列のペアの組み合わせを試みます。それにも失敗した場合、代替として行番号(暗黙の列)を使用します。これは一般的には、情報を示すだけで編集は一切行えないアプリでない限り、好ましい選択とはいえません。というのも、直接あるいはアプリを通じてスプレッドシートから行が追加または削除されるのに伴って、スプレッドシートの行数が動的に変わるためです。
スプレッドシートへのアクセスに関するエラー
AppSheet では、任意のクラウド ストレージ プロバイダからスプレッドシート データを読み取るまたは書き込む際にエラーが発生する可能性があります。
- エラー
401-- このエラーは、ユーザーに代わって作業を行う権限が AppSheet にない場合に発生します。 - エラー
403(権限が拒否されました) -- このエラーは、AppSheet がスプレッドシートにアクセスを試みたものの、AppSheet にアクセス権限がないという応答がストレージ プロバイダから返されたときに発生します。 - エラー
404(スプレッドシートにアクセスできない) -- このエラーは、AppSheet がスプレッドシートにアクセスを試みたものの、そのようなドキュメントは存在しないという応答がストレージ プロバイダから返されたときに発生します。ドキュメントの削除、名前変更、移動をした可能性や、そのドキュメントへのアクセス権を持ったことがない可能性が考えられます。 - タイムアウト -- リモートのストレージ プロバイダがタイムアウトを設けていて、何度再試行してもスプレッドシートのデータを AppSheet に提供できないケースが時折あります。このような問題が発生するのはリクエスト全体の 1% 未満ではあるものの、発生する可能性があることは十分に重大です。この問題により、同期中の予期せぬ遅延や、場合によっては同期の失敗が生じる可能性があります。数秒後に更新または再試行すると、問題が修正されることがよくあります。
- エラー
500(内部サーバーエラー) -- ごくまれに、リモートのストレージ プロバイダに内部エラーが生じて、スプレッドシートのデータを AppSheet に提供できないことがあります。通常これは一過性の問題で、リクエストが自動で再試行されるため、ユーザーが気付くことはあまりありません。