Zapier は、技術者以外のユーザーが、あるサービスのトリガーとなるイベントを他のサービスの 1 つ以上のアクションに接続できるようにするサービスです。Zapier には何百ものサービスが接続されており、サービス間の各接続は Zap と呼ばれます。
Zapier を AppSheet アプリケーションで使用することができます。
- Zapier との統合の説明に沿って、AppSheet Automation で Webhook を使用して Zapier の Zap をトリガーします。
- AppSheet テーブルでのレコードの追加、削除、検索(読み取り)、更新や AppSheet のアクションの呼び出しを行う Zapier の Zap を記述します。
API を有効にする
Zapier を使用するには、API を有効にするの説明に沿って、Zapier からアクセスする各 AppSheet アプリケーションに対して API を有効にするとともに、少なくとも 1 つのアプリケーション アクセスキーが作成され、各アプリケーションに対して有効になっていることを確認する必要があります。
AppSheet の Zapier の招待を承諾する
Zapier から AppSheet を使用するには、Zapier のサイトにアクセスし、[Accept Invite & Build a Zap] をクリックします。
Zapier の「Zap」を作成する
Zapier の Zap を作成するには、次の手順を完了する必要があります。
- 新しい Zapier アカウントを作成してログインします。
- [Make a Zap!] をクリックして新しい Zap を作成します。
- Zap に名前を付けます。左上の [Name your zap] を任意の Zap 名に置換します。
- Zap にトリガーを追加します。
AppSheet のトリガーや、Zapier をサポートしている他のトリガーソースのトリガーを使用できます。Zapier と統合します。別のトリガーソースのトリガーを使用することもできます。 - Zap にアクションを追加します。
[Add a Step] をクリックし、[Action/Search] をクリックします。 - アクション アプリとして AppSheet を選択します。
[Choose an Action App] ダイアログで検索ボックスに「AppSheet」と入力して Enter キーを押します。検索結果から [AppSheet(2.0.3)] を選択します。 - AppSheet のアクションを選択します。
選択肢のリストから AppSheet のアクションを選択します。たとえば、[Update Record] を選択します。その後、[Save + Continue] をクリックします。 - AppSheet アカウントを選択します。
- すでに Zapier で AppSheet アカウントを作成してある場合は、そのアカウントを選択して [Save + Continue] をクリックします。
- まだ Zapier で AppSheet アカウントを作成していない場合は、次の手順で操作します。
- [Connect an Account] をクリックします。
- [Account ID] フィールドに、AppSheet エディタの [My Account] ページの AppSheet アカウント ID を入力します。
- [Account Access Key] フィールドに、[My account] > [Integrations] > [Channels] ページの [Access Key] に表示されているキーを入力します。
- [Yes, Continue] をクリックすると、Zapier で AppSheet アカウントが作成されます。
- [Save + Continue] をクリックします。
- アプリケーションを選択します。
[Application] フィールドの下矢印アイコンをクリックします。こうすると、上記の API を有効にするの手順で有効にしたアプリケーションのリストが表示されます。いずれかのアプリケーションを選択します。 - テーブルを選択します。
[Table] フィールドの下矢印アイコンをクリックします。こうすると、先ほど選択したアプリケーション内のテーブルのリストが表示されます。リストからいずれかのテーブルを選択します。 - 言語 / 地域を選択します。
AppSheet では、選択したテーブルに応じて適切な言語 / 地域が自動的に選択されます。 - 場所を入力します。
必要に応じて、場所の [Latitude] と [Longitude] を入力します。 - タイムゾーンを選択します。
[Timezone] フィールドの下矢印アイコンをクリックします。こうすると、すべてのタイムゾーンのリストが表示されます。いずれかのタイムゾーンを選択します。デフォルトのタイムゾーンをそのまま使用することもできます。 - キーおよびデータ フィールドの値を入力し、[Continue] をクリックします。
- [Add Record] を選択した場合は、すべての必須フィールドにデータ値を入力します。通常は、各キーフィールドにデータ値を入力する必要があります。ただし、キーフィールドに初期値が含まれている場合は、キーフィールド値を省略できます。システムによってキーフィールドが初期値に初期化されます。たとえば、キーフィールドに
UNIQUEID()
またはRANDBETWEEN()
の初期値が含まれている場合は、キーフィールド値を省略します。必要に応じて、省略可能なフィールドにデータ値を入力できます。 - [Delete Record] を選択した場合は、すべてのキーフィールドにデータ値を入力します。キーフィールドのみが表示されます。
- [Find Record] を選択した場合は、すべてのキーフィールドにデータ値を入力します。キーフィールドのみが表示されます。
- [Update Record] を選択した場合は、すべてのキーフィールドにデータ値を入力します。先頭にキーフィールドが表示され、それらはすべて必須です。更新するすべてのフィールドにデータ値を入力します。空白のままにしたフィールドは更新されません。
- [Invoke Action] を選択した場合は、すべてのキーフィールドにデータ値を入力します。キーフィールドのみが表示されます。[Action] フィールドの下矢印アイコンをクリックします。こうすると、テーブルに対するアクションのリストが表示されます。いずれかのアクションを選択します。
- [Add Record] を選択した場合は、すべての必須フィールドにデータ値を入力します。通常は、各キーフィールドにデータ値を入力する必要があります。ただし、キーフィールドに初期値が含まれている場合は、キーフィールド値を省略できます。システムによってキーフィールドが初期値に初期化されます。たとえば、キーフィールドに
- Zap をテストします。
アクションをテストするには、[Send Test to AppSheet] をクリックします。結果のテーブルの行が表示されます。帰された行のデータ値をそれ以降のアクションで使用できます。 - テストが成功したら、[Finish] をクリックします。
- Zap を有効にします。
[Your Zap is] をクリックして Zap を有効にします。
Zapier の API 呼び出しのトラブルシューティング
Zapier の API 呼び出しが失敗する場合は、まず Audit History を確認します。
- [Manage] > [Monitor] > [Audit History] ペインに移動し、[Launch log analyzer] をクリックします。
- 表示する Audit History レコードのタイプを選択できる一連のチェックボックスが表示されます。[REST API] のみをオンにします。Zapier はレコードを追加・更新するときに REST API を呼び出します。
- [Start at] と [End at] を指定できます(UTC 時間)。[Only Display Failures] を使用すると、検索結果を絞り込むことができます。