光学式文字認識(OCR)

この機能は AppSheet Enterprise アカウントのみが利用できます。AppSheet の料金をご覧ください。

OCR とは

OCR は、画像に表示されているテキストや手書き文字にアクセスできるようにするテクノロジーです。AppSheet の OCR 機能を使用すると、画像からフォームに自動的に入力できるため、データ入力にかかる時間を短縮できます。

詳しくは OCR についての動画をご覧ください。

AppSheet OCR

OCR が機能する画像の種類

AppSheet の OCR 機能は、すべて固定レイアウトの複数のドキュメントをスキャンする必要がある場合に使用できます。画像には、印刷テキストや手書き文字が含まれていることがあります。いくつかの例を示します。

  • 標準化された紙のフォーム
  • USPS 配送ラベル
  • 1 つの会社からの請求書

AppSheet の OCR 機能が動作しないケースには、次のようなものがあります。

  • 名刺(標準形式に沿わないもの)
  • チェックボックスを使用するフォーム
  • インターネットに接続されていないアプリ

OCR をアプリで使用する方法

AppSheet の OCR 機能は現在ベータ版です。AppSheet エディタの [Intelligence] > [OCR] からアクセスできます。

OCR の使用を開始するには、少なくとも 4 つのサンプル画像と、それらの画像から抽出する値が必要です。AppSheet は提供されたサンプルを検査し、新しい画像と照合する一般的なテンプレートを作成します。

サンプルを用意したら、新しい OCR モデルを作成できます。

  1. エディタでアプリを開きます。
  2. [Intelligence] インテリジェンス アイコン に移動します。
    [Intelligence] パネルが開きます。
  3. [OCR Models] 見出しの横にある [+] をクリックします。
     アプリエディタを強化しました
    デフォルトでは新しいエディタが有効になっていますが、いつでも以前のエディタに戻すことができます。

    以前のナビゲーションをお使いの場合

    [Intelligence] > [OCR Models] ペインに移動し、[+ New OCR Model] をクリックします。
  4. [Name] フィールドを更新して、OCR モデルの名前を変更します。
  5. [Table] プルダウンで、サンプル画像を含むテーブルを選択します。
  6. [Image Column] プルダウンで、サンプル入力がある画像列を選択します。
  7. [Output Columns] を、抽出されたデータを有する列が含まれるように設定します。
  8. 次のいずれかのオプションを選択してアプリを保存します。
    • Save - アプリを保存します。
    • Save & verify data - アプリを保存し、外部依存関係に基づいてアプリが実行可能であるかどうかを確認します。

変更内容を保存すると、カスタム OCR モデルが作成されます。各サンプルで見つかったパターンが AppSheet に表示され、その過程で発生した問題があれば通知されます。

たとえば、カンファレンス バッジの写真から情報を抽出するとします。この場合、Badges テーブルに対して動作する新しい OCR モデルを作成します。このモデルは Badge 画像列から抽出を行い、その画像から First NameLast NameOrganizationTwitter HandleRole を返します。

OCR モデルのトレーニングが完了すると、アプリで使用できるようになります。列は、画像から抽出された値を使用して自動的に初期化されます。AppSheet により、列の値を初期化する特別な OCR 数式がバックグラウンドで追加されています。

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