Android AICore は、Android のスマートフォンやタブレットのハードウェアで生成 AI 機能を直接実行できるようにするサービスです。このシステム サービスは、Android デバイス上で大規模 AI モデルを管理します。これらのツールを、高速で、完全に非公開で、インターネットに接続しなくても利用することが可能となります。
仕組み
重要:
- このサービスは、Android 14 以降を搭載したデバイスで利用できます。
- 機能の提供状況はデバイスとメーカーによって異なります。
- ストレージの使用量が一時的に増加することがあります。これはバックグラウンドでの更新中に発生する正常な現象です。詳しくは、ストレージの使用量が増加する理由をご覧ください。
Android AICore を利用して、デバイスは、モバイル デバイス専用の効率性に優れた AI モデル、Gemini Nano を実行できます。外部サーバーにデータを送信する従来の AI 機能とは異なり、これらのタスクは Android のスマートフォンまたはタブレットの内蔵プロセッサでローカルに実行されるため、デバイス上のデータのプライバシーは常に完全に保護されます。
AICore のローカルでのデータ処理には、主に次のようなメリットがあります。
- プライバシーの保護強化: 機密情報はデバイスに保持されます。クラウドや Google に送信されることはありません。
- オフライン機能: ネットワークに接続していない場合や機内モードの場合でも、AI による機能を利用できます。テキストの要約やスマート リプライもこれに含まれます。
- より高速で、一貫性のあるパフォーマンス: ローカル処理により、クラウドベースのサービスに関連する遅延が解消され、より高速で信頼性の高いエクスペリエンスが実現されます。
システム サービスで AICore のアップデートを確認する
AICore は、Google Play ストアでシステム サービスとして分類されています。つまり、通常の Google Play ストアの検索では見つかりません。システム サービスの詳細
AICore は、設定アプリで確認できます。
- 設定アプリを開きます。
- Google プロフィールをタップします。
- 重要: デバイスに複数のアカウントが登録されている場合は、正しいアカウントを選択してください。
- [すべてのサービス] をタップします。
- [プライバシーとセキュリティ] で [システム サービス] をタップします。
AI を活用した機能
このサービスはバックグラウンドで実行され、さまざまなアプリにインテリジェンスを提供します。一般的な機能は次のとおりです。
- 精度の高い校正: 入力時の文法修正と言語理解が強化されます。
- 自動音声認識(ASR): ストリーミング音声と音声ファイルからテキストの文字起こしを行います。
- 詐欺検知: スパムや詐欺と思われるメッセージを特定します。
- スマート リプライ: メッセージ アプリで、コンテキストに応じた質の高い返信候補を提示します。たとえば、Gboard を介して WhatsApp、Line、KakaoTalk で利用できます。
- 要約: 音声の録音から簡潔な要約を自動的に作成できます。たとえば、レコーダー アプリで利用できます。
- 翻訳: ある言語のテキストを別の言語に簡単に翻訳できます。
プライバシーを保護する
プライバシー保護のため、AICore は情報をローカルで処理するように設計されています。
メモの要約やスマート リプライなどの機能は、Android のスマートフォンまたはタブレットのハードウェア上で完全に処理されます。これらのタスクで、個人データがクラウドに送信されたり、インターネットを介して共有されたりすることはありません。ユーザー情報はご自身で厳密に管理できます。
問題のトラブルシューティング
ストレージの使用量が増加する理由
このサービスは想定より多くのストレージを使用することがあります。これは、バックグラウンドでシステムが新しいバージョンの AI モデルに更新している場合に発生する現象です。
機能を確実に動作させるよう、デバイスには古いバージョンと新しいバージョンの両方のモデルが最長で 3 日間一時的に保存されます。このフェイルセーフにより、新しいアップデートでエラーが発生した場合、ギガバイト単位のデータを再度ダウンロードするのではなく、以前のバージョンにすぐに戻すことができます。
アップデートが安定していることがシステムで確認されると、追加のストレージ容量は自動的にクリアされます。