[GA4] データのしきい値について

レポートやデータ探索からデータが除外される原因について解説します。

レポートまたはデータ探索のデータへのアクセスが制限されている場合、データのしきい値が適用されている可能性があります。データのしきい値は、レポートやデータ探索を閲覧する際、データに含まれるシグナル(ユーザー属性、インタレストなど)から個別ユーザーの身元または機密情報を推測できないようにするために設けられています。

データのしきい値はシステムによって定義されるため、ご自身で調整することはできません。ただし、データのしきい値が表示される可能性を減らすように Google アナリティクスで変更を加えることはできます。

表示される内容

レポートまたはデータ探索のデータがしきい値によって制限されている場合、レポート上部のデータ品質インジケーターに [このレポート内の 1 つ以上のカードにしきい値が設定されているため、データ集計の最小しきい値を満たした場合にのみ、カードにデータが表示されます] というメッセージが表示されます。

データのしきい値が適用される場面

ユーザー属性データ

閲覧するレポートやデータ探索、または実行する API 呼び出しに、ユーザー属性データまたはユーザー属性データを使って定義されたオーディエンスが含まれている場合は、データが除外されることがあります。

検索語句の情報

レポートまたはデータ探索に検索語句の情報が含まれている場合、合計ユーザー数が十分な数に達していなければ、該当データを含む行が除外されることがあります。

可能な操作

データのしきい値は調整できませんが、しきい値が表示される可能性を減らすために、以下の変更を加えることができます。

期間を変更する

閲覧するレポートまたはデータ探索の期間が短く、指定した期間のユーザー数またはイベント数が少ない場合、データが除外されることがあります。期間の指定を広げれば、期間中にイベントを発生させたユーザーの総数が増え、しきい値によって除外されていたデータを表示できることもあります。

BigQuery にエクスポートする

アナリティクスから BigQuery へのエクスポートに、Google シグナル由来のデータは含まれません。アナリティクスと BigQuery とでユーザーあたりのイベントの発生数が異なることがあります。

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