サンプルのデータセットには、BigQuery を介してアクセス可能な、難読化された Google アナリティクス 360 のデータセットが含まれています。このサンプルを利用して、ビジネスデータを表示し、BigQuery で Google アナリティクス 360 のデータを分析することのメリットを試して学ぶことができます。
この記事の内容:データセットへのアクセス
BigQuery には無料枠があり、1 か月あたりクエリを 1 テラバイト、ストレージを 10 ギガバイト利用できます。詳しくは、料金のページをご覧ください。Cloud Monitoring で使用状況を確認したり、しきい値を設定したアラートを作成したりできます。
このサンプル データセットは、次の手順でご利用いただけます。
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BigQuery を初めて使用する場合(またはプロジェクトをまだ設定していない場合)は、BigQuery サンドボックスにアクセスします。
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プロジェクトを作成したら、こちらのリンクを使用してデータセットにアクセスします。[データセットを表示] をクリックして、プロジェクト内のデータセットを開きます。
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[クエリ表] をクリックして、クエリを実行します。
今後は、左側のナビゲーション パネルから bigquery-public-data プロジェクトを選択して BigQuery 内のデータセットにアクセスしてから、google_analytics_sample データセットで ga_sessions テーブルを選択できるようになる予定です。
データの収集元
サンプル データセットには、実在する e コマースストアである Google Merchandise Store から収集した、難読化された Google アナリティクス 360 のデータが含まれています。Google Merchandise Store では、Google ブランドの商品を販売しており、サンプル データセットでは e コマース ウェブサイトで収集される標準的なデータを確認できます。具体的には次のような情報が含まれています。
- トラフィック ソース: ウェブサイトを訪問したユーザーの流入元に関する情報。オーガニック検索、検索広告、ディスプレイ ネットワークなどのトラフィックが対象となります。
- コンテンツ データ: サイト内でのユーザーの行動に関する情報。ユーザーが閲覧したページの URL、コンテンツの利用状況などを確認できます。
- トランザクション データ: Google Merchandise Store ウェブサイトで発生したトランザクションに関する情報。
データセットの用途
このデータセットは、e コマース ウェブサイトから収集した Google アナリティクス 360 のデータで、統合を介して Google アナリティクス 360 データを BigQuery にエクスポートするメリットを試すのに役立ちます。データセットへのアクセス権を取得したら、2016 年 8 月 1 日から 2017 年 8 月 1 日の期間を対象に、こちらのガイドで説明しているクエリなどを実行できます。たとえば、2017 年 1 月 1 日にウェブサイトが獲得した合計ページビューを表示するには、次のようにデータセットをクエリします。
SELECT SUM(totals.pageviews) AS TotalPageviews
FROM 'bigquery-public-data.google_analytics_sample.ga_sessions_20170101'
制限
すべてのユーザーは、データセットへの閲覧者アクセス権を持ちます。つまり、データセットをクエリしてレポートを生成することはできますが、管理タスクを行うことはできません。一部のフィールドのデータについては、fullVisitorId などのように難読化されたり、clientId、adWordsClickInfo、geoNetwork などのように削除されたりしているものがあります。データが含まれていないフィールドをクエリすると、STRING 値の場合は「デモ データセットでは使用できません」というメッセージが返され、INTEGER 値の場合は「null」が返されます。