コンバージョン見込み

コンバージョン見込みレポートは、まだ Google シグナルのデータに対応していません。
この記事の内容:

コンバージョン見込みデータを見る

コンバージョン見込みレポートを開くには:

  1. Google アナリティクスにログインします。
  2. 目的のビューを表示します。
  3. [レポート] を開きます。
  4. [ユーザー] > [行動] > [コンバージョン見込み] を選択します。

コンバージョン見込みデータは 24 時間遅れで反映されます。日次のサマリー表の処理が完了するまで、このレポートは更新されません。

レポートビューがデータに関する要件を満たしていない場合、レポートはアナリティクスに表示されません。

コンバージョン見込みは現在、トランザクション データのみに基づいています。

コンバージョン見込みについて

アナリティクスでは、スマートリストとスマートゴールを決定するために使用されるのと同じデータ モデリング手法を使用して、「コンバージョン見込み」ディメンションと「平均コンバージョン見込み」指標を測定し、ユーザーが今後 30 日間にコンバージョンに至る確率を判断します。各ユーザーのトランザクションを評価し、その結果得られたコンバージョンの確率を、期間中すべてのユーザーに対して 1〜100 の平均スコア(「1」が最も確率が低く、「100」が最も確率が高い)で表します。値が「0」は、選択した期間でコンバージョン見込みが測定されなかったことを示します。

コンバージョン見込みは、ユーザーごとに計算されます。

コンバージョン見込みは、指定した期間のディメンションに関連するすべてのユーザーについて測定されます。たとえば、次のようなスコアを測定できます。

  • 「チャネル」が「オーガニック検索」で 1 月 1 日~1 月 31 日の間に発生したすべてのユーザーのスコア
  • 「参照元」が「Google」で 1 月 1 日~1 月 31 日の間に発生したすべてのユーザーのスコア

範囲をディメンション値とした「コンバージョン見込み」ディメンションは、コンバージョン見込みレポートのほか、アナリティクスのセグメント レポート、リマーケティング ユーザーリストのレポート、カスタム レポートに表示されます。

平均コンバージョン見込み指標は、カスタム レポートで使用できます。

前提条件

ディメンションと指標を測定するには、以下が必要です。

  • レポートビューの e コマース トランザクションが月に 1,000 回以上(e コマース トラッキングを実装しておく必要があります)。
  • e コマース トランザクション数が最初の閾値である 1,000 回に達すると、次はモデリングのために 30 日分のデータが必要となります。
  • モデリングを実施した結果、データの精度について確証が得られなかった場合は、そのレポートビューではコンバージョン見込みが表示されません。

レポートビューのトランザクション数が月に 1000 回を下回ると、最後に確認された正常なモデルを使用してレポートのデータが生成されます。

コンバージョン見込みレポート

コンバージョン見込みレポートのデフォルト データ

コンバージョン見込みレポートでは、次の項目を確認できます。

  • コンバージョン見込みバケットで表したセッション数の分布、ならびにトランザクションが行われたセッション数と行われなかったセッション数の分布(ヒストグラム)。たとえば、コンバージョン見込みのユーザー値が 21~50 の範囲にあったセッション数などを確認できます。
  • 「デフォルト チャネル グループ」、「参照元」、「メディア」の各ディメンションで発生したユーザーの「集客」、「行動」、「コンバージョン」の各指標(表)

コンバージョン見込みデータの使用

分割

セグメントを使用すると、どのようなデータも、コンバージョン見込みの基準値との関連で確認できます。たとえば、コンバージョン見込みが 25 を超えるセグメントを作成して、以下のような項目を調べることができます。

  • コンバージョンに至る可能性が高いユーザーは、全体的なユーザー基準とどのように比較されるか。それらのユーザーは一部にすぎないか、それとも広告とサイトの組み合わせによって大半のユーザーの関心を引き付けることができているか。
  • 関心の高いユーザーを引き付けているのは、どのチャネル、キーワード、キャンペーンか。
  • どのコンバージョン経路が有効か。また、経路上のどの段階で配信される広告が最も高い成果を上げているか。

逆に、低い基準値を使用して、次のような正反対のユーザー分布を調べることもできます。

  • コンバージョン見込みが低いユーザーの割合はどのくらいか。
  • コンバージョン見込みが低いユーザーの獲得につながったキーワードとキャンペーンは、より価値の高いユーザーの獲得につながったキーワードやキャンペーンと異なっているか。異なっている場合は、品質が低いユーザーの獲得につながったキーワードとキャンペーンの予算を抑えると有効か。
  • スコアの低いユーザーは、どのコンバージョン経路を進んでいるか。その経路でのマーケティング効果を向上できる可能性はあるか。

リマーケティング ユーザーリスト

コンバージョンまであと一歩のところにいるユーザーは、コンバージョンの達成を促しやすい状態になっています。たとえば、商品について詳しく調べたことがあるか、ショッピング カートに商品を追加したことがあるユーザーは、すでにそれらの商品を手に入れる強い意思があることを示しています。こうしたユーザーを対象に、綿密なリマーケティング キャンペーンを使って説得力のあるフォローアップを行うと、コンバージョンを達成してもらうための最後の一押しができます。

コンバージョンに至る可能性が高いユーザーをもとにリマーケティング ユーザーリストを作成し、他のマーケティング プラットフォーム(Google 広告やディスプレイ&ビデオ 360)と共有することにより、オンライン展開しているあらゆる場で、該当ユーザーに再度アプローチできます。

これらのユーザーリストをオプティマイズに送信して、サイトのコンテンツをどのように修正すればコンバージョン獲得の可能性が高くなるかを正確に把握することもできます。

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