BigQuery ストリーミング エクスポート

この記事の内容:

ストリーミング エクスポートについて

BigQuery ストリーミング エクスポートでは、BigQuery Export を介して当日の最新のデータを数分以内に入手できます。

このエクスポート オプションを使用すると、BigQuery に最新のデータを読み込んで、ユーザーとプロパティのトラフィックを分析できます。

ストリーミング エクスポートでは、毎日新しいテーブル 1 つと、そのテーブルの BigQuery のビューが 1 つ作成されます。

  • テーブル: ga_realtime_sessions_YYYYMMDD は、内部ステージング テーブルです。このテーブルには、その日に発生したセッション アクティビティのレコードがすべて保持されます。ストリーミング エクスポートはベストエフォート型の処理であり、ヒットの遅れやアップロードの失敗などにより、データに漏れが生じる場合もあります。データは 1 日を通して継続的にエクスポートされます。セッションが複数のエクスポート周期にまたがっていると、テーブルにはそのセッションのレコードが重複して保存されることがあります。
     
    クエリの際に、ga_realtime_sessions_YYYYMMDD テーブルを使用することはできません(このテーブルは、Google アナリティクスのテクニカル サポートでサポートされていません)。このテーブルに対してクエリを実行すると、予期しない結果が生じることがあります。これは、一部のセッションの重複レコードが原因です。クエリする際は、ga_realtime_sessions_view_YYYYMMDD ビューを使用してください。
  • ビュー: ga_realtime_sessions_view_YYYYMMDD は、エクスポートされたテーブルを参照し、重複したセッションのレコードを削除します。重複は、セッションが複数のエクスポート周期にまたがっている場合に発生します。重複除去されたストリーミング データを取得するには、このビューをクエリしてください。詳しくは、BigQuery のビューの使用をご覧ください。

クエリのパフォーマンス

ga_realtime_sessions_view ではユーザーやセッションの重複が除去されますが、この重複除去によってコンピュータ処理のステップが 1 つ増えることになるため、各クエリに要する時間は長くなります。時間の長さはデータ量によるため、お客様ごとに異なります。

クエリの時間が多少長くなるとしても、最新のデータを入手し、いち早く対応できるというメリットにはその価値があります。

料金

ストリーミング エクスポートを使用すると、データ 1 GB あたり 0.05 ドルの追加費用が発生します。1 GB は、Google アナリティクスのヒット約 60 万件に相当します(この数は、ヒットのサイズによっても異なります)。BigQuery の料金についての詳細

対応しているフィールド

使用可能なフィールド

ほとんどのファースト クラスのアナリティクス ディメンション(標準のレポートで使用できるネイティブの非拡張ディメンション)を利用できます。ただし、以下に記載されているフィールドは除きます。

使用できないフィールド

Google 広告、キャンペーン マネージャー 360、Google アド マネージャーなどの他の広告ソースによって拡張されたデータは使用できません。

チャネル グループのデータは使用できません。

次のフィールドは使用できません。

  • userId
  • trafficSource.*
  • hits.latencyTracking.*
  • hits.publisher.*

前提条件

BigQuery にデータをエクスポートする Google アナリティクス 360 ビューは、データの更新頻度(エンハンスト)に対応している必要があります。

導入

まだ BigQuery Export を設定しておらず、BigQuery をアナリティクスのプロパティにリンクしていない場合は、まずその手順を行ってください。詳しくは、BigQuery Export を設定するをご覧ください。

BigQuery Export 設定後の手順:

  1. Google アナリティクスにログインします。 BigQuery プロジェクトの所有者権限と、リンクするビューを含むアナリティクス プロパティの編集者の役割を持つメールアドレスを使用します。
  2. [管理] をクリックし、データをエクスポートするビューを含むプロパティに移動します。
  3. [プロパティ] 列で、[すべてのサービス] > [BigQuery] > [リンク設定を変更] をクリックします。
  4. [データを継続的にエクスポートする] を選択します。
  5. [続行] をクリックします。
  6. [完了] をクリックします。

エクスポートの頻度変更による影響

[データを 1 日に数回、一括でエクスポートする] から [データを継続的にエクスポートする] に変更すると、そのプロパティの中で最も早いタイムゾーンが設定されているビューに基づき、翌日の午前 0 時に変更が反映されます。

[データを継続的にエクスポートする] から [データを 1 日に数回、一括でエクスポートする] に変更すると、ストリーミング エクスポートは直ちに無効になり、数時間以内にストリーミング データが停止されます。データのエクスポートは、次回の定期エクスポートの実行時に再開されます(エクスポートは 1 日に数回、一括で実行されます)。この定期エクスポートでは、8 時間分の当日の完全なデータセットがエクスポートされます。

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