サイトやアプリの 1 か月のページビューやスクリーン ビューが数百万回にも上る場合は、データのサンプリング用にトラッキング コードを設定することをおすすめします。詳しい設定方法については、ご利用環境に応じたデベロッパー ガイドの手順をご覧ください。
- ウェブサイトのトラッキング: ユニバーサル アナリティクス(gtag.js を使用している場合)または標準のアナリティクス(ga.js を使用している場合)
ウェブページに対して必要な変更は、使用しているトラッキング コードによって異なります。標準のアナリティクス(ga.js)とユニバーサル アナリティクス(gtag.js)のどちらを使用しているかをご確認ください。
- モバイルアプリのトラッキング: Android アプリまたは iOS アプリ
サイトやアプリのヒット数をサンプリングすると、アカウントのヒット制限の範囲内(標準では 1 か月あたり 1,000 万件、360 では 20 億件)で信頼できるレポートを作成できます。
データの収集時にサンプリングを行うと、クライアント側(サイトまたはアプリ)でヒットが破棄され、アナリティクスによる収集や処理が行われなくなります。そのため、360 の非サンプリング レポートでは、破棄されたヒットを復元できません。また、セッションのサンプリングとは異なり、データ収集のサンプルレートに基づいてレポート結果が推定されることはありません。ただし、アカウントのデータ量が減少するため、レポートの応答時間が短くなる可能性があります。
データ収集時のサンプリングは常時行われます。このため、データ収集の対象としてあるユーザーが選ばれると、そのユーザーのすべてのセッション データがアナリティクスによって収集されます。
モバイルアプリの場合は、データ収集の対象として選ばれたアプリのダウンロード データはアナリティクスにすべて送信されますが、そのアプリの他のインスタンス データは一切送信されません。
サイトのデータの収集時にサンプリングが行われない場合でも、一部のレポートでは、クエリの性質に合わせてセッションのサンプリングやディメンション値の集計など、他のタイプのサンプリングが行われます。アドホック レポートでのデータのサンプリングについては、こちらの記事をご覧ください。