Google アナリティクスでは、データの処理方法を決めるデータ設定ルールを設定できます。これにより、レポートのデータをより的確に定義、分析するのに役立つデータフィルタや目標、データグループ、カスタム ディメンション、カスタム指標、インポートされたデータなどを実装できるようになります。
データフィルタ
初心者向け Google アナリティクス ガイドで説明したとおり、ビューには、特定のデータを除外するフィルタや特定のデータのみ追加するフィルタ、処理中のデータを修正するフィルタを設定することができます。これにより、自社のビジネスニーズに合わせたデータをレポートで確認できるようになります。フィルタは、本質的には Google アナリティクスが処理中のデータに適用する「ルール」です。[フィルタの種類] が true の場合はデータにフィルタが適用され、false の場合は適用されません。
フィルタの適用をおすすめする理由は 2 つあります。場合によっては、ビューに表示されるデータの変換が必要になります。たとえば、特定の国に関するレポートに特化したビューには、その国のデータのみを含めるようにすることが推奨されます。あるいは顧客データのビューレポートであれば、社員のトラフィックをすべて除外することが求められるでしょう。
必要なフィルタは測定の目的に応じて異なるため、フィルタ作成に入る前にデータ収集の計画を立てることが重要です。フィルタについては、後ほど詳しく説明します。
目標
Google アナリティクスの目標には 4 つのタイプがあります。
- 「到達ページ(またはページビュー)」目標は、ユーザーがウェブサイトの特定のページを閲覧したタイミングに基づきます。
- 「イベント」目標は、イベントとして定義された特定の操作が発生すると達成されます。
これら 2 つの目標が最も一般的なタイプですが、ユーザー エンゲージメントの測定に役立つ以下の目標も設定できます。
- 「滞在時間」目標は、設定された時間にわたって持続したセッションに基づきます。
- 「セッションあたりのページビュー / スクリーンビュー」目標は、ユーザーが 1 回のセッションにおいて設定されたページ数を閲覧したかどうかに基づきます。
コンバージョンは、指定された各目標のセッションごとに 1 回カウントされます。そのため、イベント目標を PDF のダウンロードに設定し、ユーザーが同じセッションでその PDF を 5 回をダウンロードしたとしても、この操作はコンバージョン 1 回としてカウントされます。
アナリティクスでは、処理中に目標のヒットデータが検出された場合、目標の完了数や目標値(指定している場合)、コンバージョン率を算出し、これらのデータをレポートに盛り込みます。
なお、コンバージョンや e コマース トランザクションは、ユーザーが最後に参照したキャンペーン、検索、広告に起因すると見なされます。
チャネル グループとコンテンツ グループ
収集したデータの整理は、Google アナリティクスの標準レポートとは異なる手法で行えます。チャネル グループはカスタマイズされたチャネル別にデータをまとめる際に、コンテンツ グループはウェブサイトの構成に基づいてレポートの指標を集計する際にそれぞれ役立ちます。
カスタム ディメンションとカスタム指標
初心者向け Google アナリティクス ガイドではディメンションと指標について学習しましたが、アナリティクスでは「カスタム ディメンション」と「カスタム指標」という独自のディメンションと指標を作成することも可能です。カスタム ディメンションを使用すると、自社のビジネスに固有の指標データを定義し、ディメンションとしてレポート全体にわたって適用できるようになります。
- 「カスタム ディメンション」は、標準レポートではセカンダリ ディメンション、カスタム レポートではプライマリ ディメンション、またはセグメントとして使用することができます。カスタム レポートとカスタム セグメントについては、コースの後半で説明します。
- 「カスタム指標」は、標準的なディメンション、または Google アナリティクスの既定の指標では測定できないカスタム ディメンションに対し、収集することができます。
また、ヒットデータ、カスタム ディメンションやカスタム指標に格納されている拡張データ、アップロードした指標をまとめることができる概要データを含む独自のデータを Google アナリティクスにアップロードすることも可能です。これらのデータは通常、オフラインのビジネスツール(コンテンツ管理システムや顧客関係管理システムなど)からテキスト ファイル形式で書き出されます。
データ インポート
データ インポートを使用すると、このオフライン データを、ウェブサイトから収集されたヒットデータと結合することができます。これにより、お客様が個人的に収集したビジネスに固有のデータをレポートに含め、さらなる関連情報やインサイトを得られるようになります。
いずれも、ビジネスに合わせて収集したデータをカスタマイズするうえで役立つ機能の一部にすぎません。なお、データ設定ルールは、データが処理される前に設定しておく必要がありますのでご注意ください。
データが処理されている場合、過去にさかのぼってそのデータに設定を適用することはできません。こうした設定を行い、分析に活用する方法については、後ほど説明します。