[GA4] BigQuery Export スキーマ

この記事では、BigQuery にエクスポートされる Google アナリティクス 4 プロパティのデータおよび Firebase 向け Google アナリティクスのデータの形式とスキーマについて説明します。

データセット

BigQuery にリンクしている Google アナリティクス 4 プロパティおよび Firebase プロジェクトごとに、「analytics_<property_id>」という名前の 1 つのデータセットが BigQuery プロジェクトに追加されます。プロパティ ID は、アナリティクスのプロパティ ID を指します。これは、Google アナリティクス 4 プロパティのプロパティ設定、および Firebase のアプリ分析の設定で確認できます。BigQuery へのエクスポートが有効になっている Google アナリティクス 4 プロパティとアプリごとに 1 つのデータセットにデータがエクスポートされます。

テーブル

毎日のエクスポート オプションが有効になっている場合、各データセット内に events_YYYYMMDD という名前のテーブルが毎日作成されます。

ストリーミング エクスポート オプションが有効になっている場合、events_intraday_YYYYMMDD という名前のテーブルが作成されます。イベントは 1 日中記録されるため、このテーブルには継続的にデータが入力されます。このテーブルは、events_YYYYMMDD の作成が完了すると 1 日の終わりに削除されます。

一部のデバイスでは、イベントがトリガーされたその日にアナリティクスへデータが送信されない場合があります。この遅延を考慮するため、アナリティクスでは日次テーブル(events_YYYYMMDD)を更新する際に、イベントの日付から最長 3 日間のイベントを使用します。データ到着の遅延に関係なく、イベントには正しいタイムスタンプが設定されます。その 3 日の期間以降に到着するイベントは記録されません。

 

BigQuery サンドボックスの場合、1 日の途中にはイベントはインポートされず、追加で適用される上限設定があります。

当日にインポートする場合は、サンドボックスからアップグレードしてください。

events_YYYYMMDD テーブルの各列は、イベント固有のパラメータを表します。一部のパラメータは RECORDS 内にネストされ、itemsevent_params などの一部の RECORDS は繰り返し可能です。テーブルの列について以下で説明します。

event

event フィールドには、イベントを一意に識別する情報が格納されます。
フィールド名 データ型 説明
event_date STRING イベントが記録された日付(アプリの登録タイムゾーンにおける日付を YYYYMMDD 形式で示したもの)。
event_timestamp INTEGER 該当クライアントでイベントが記録された時刻(マイクロ秒単位、UTC)。
event_previous_timestamp INTEGER 該当クライアントで前回イベントが記録された時刻(マイクロ秒単位、UTC)。
event_name STRING イベントの名前。
event_value_in_usd FLOAT イベントの「値」パラメータの通貨換算値(米ドル単位)。
event_bundle_sequence_id INTEGER これらのイベントをアップロードしたバンドルのシーケンシャル ID。
event_server_timestamp_offset INTEGER データの収集時とアップロード時のタイムスタンプの間隔(マイクロ秒単位)。

event_params RECORD

event_params RECORD には、キャンペーン単位のイベント パラメータとコンテキストのイベント パラメータ、およびユーザー定義のイベント パラメータを格納できます。event_params RECORD は、イベントに関連付けられているキーごとに繰り返されます。

event_params RECORD に格納されているパラメータのセットは、実装ごとに一意です。実装するすべてのイベント パラメータを確認するには、イベント パラメータ リストに対するクエリを実行します。

フィールド名 データ型 説明
event_params.key STRING イベント パラメータの名前。
event_params.value RECORD イベント パラメータの値を格納するレコード。
event_params.value.string_value STRING イベント パラメータが URL やキャンペーン名などの文字列で表されている場合は、このフィールドに格納されます。
event_params.value.int_value INTEGER イベント パラメータが整数で表されている場合は、このフィールドに格納されます。
event_params.value.double_value FLOAT イベント パラメータが倍精度値で表されている場合は、このフィールドに格納されます。
event_params.value.float_value FLOAT イベント パラメータが浮動小数点値で表されている場合は、このフィールドに格納されます。このフィールドは現在使用されていません。

item_params RECORD

item_params RECORD には、ユーザー定義のアイテム パラメータに加えて、アイテム パラメータを格納できます。item_params RECORD に格納されているパラメータのセットは、実装ごとに一意です。

フィールド名 データ型 説明
item_params.key STRING アイテム パラメータの名前。
item_params.value RECORD アイテム パラメータの値を格納するレコード。
item_params.value.string_value STRING アイテム パラメータが文字列で表されている場合は、このフィールドに格納されます。
item_params.value.int_value INTEGER アイテム パラメータが整数で表されている場合は、このフィールドに格納されます。
item_params.value.double_value FLOAT アイテム パラメータが倍精度値で表されている場合は、このフィールドに格納されます。
item_params.value.float_value FLOAT アイテム パラメータが浮動小数点値で表されている場合は、このフィールドに格納されます。

user

user フィールドには、イベントに関連付けられたユーザーを一意に識別する情報が格納されます。
フィールド名 データ型 説明
is_active_user BOOLEAN

暦日の任意の時点でユーザーがアクティブ(True)または非アクティブ(False)であったかどうか。

日次テーブル(events_YYYYMMDD)にのみ含まれます。

user_id STRING ユーザーに割り当てられた一意の ID。
user_pseudo_id STRING ユーザーの仮の ID(アプリ インスタンス ID など)。
user_first_touch_timestamp INTEGER ユーザーが初めてアプリを起動したか、サイトに訪れた時刻(マイクロ秒単位)。

privacy_info フィールド

privacy_info フィールドには、同意モードが有効な場合のユーザーの同意ステータスに基づく情報が格納されます。
フィールド名 データ型 説明
privacy_info.ads_storage STRING

ユーザーに対して広告ターゲティングが有効になっているかどうか。

有効な値: Yes、No、Unset

privacy_info.analytics_storage STRING

ユーザーに対してアナリティクスのデータ保存が有効になっているかどうか。

有効な値: Yes、No、Unset

privacy_info.uses_transient_token STRING

ウェブユーザーがアナリティクスでのデータ保存を拒否し、デベロッパーがサーバーデータの一時的なトークンに基づいて Cookie を使用しない測定を有効にしているかどうか。

有効な値: Yes、No、Unset

user_properties RECORD

user_properties RECORD には、設定したユーザー プロパティが格納されます。ユーザーに関連付けられているキーごとに繰り返されます。
フィールド名 データ型 説明
user_properties.key STRING ユーザー プロパティの名前。
user_properties.value RECORD ユーザー プロパティの値を格納するレコード。
user_properties.value.string_value STRING ユーザー プロパティの文字列値。
user_properties.value.int_value INTEGER ユーザー プロパティの整数値。
user_properties.value.double_value FLOAT ユーザー プロパティの倍精度値。
user_properties.value.float_value FLOAT このフィールドは現在使用されていません。
user_properties.value.set_timestamp_micros INTEGER ユーザー プロパティが最後に設定された時刻(マイクロ秒単位)。

user_ltv RECORD

user_ltv RECORD には、ユーザーのライフタイム バリューに関する情報が格納されます。このレコードは当日表では使用されません。
フィールド名 データ型 説明
user_ltv.revenue FLOAT ユーザーのライフタイム バリュー(収益)。このフィールドは当日表では使用されません。
user_ltv.currency STRING ユーザーのライフタイム バリュー(通貨)。このフィールドは当日表では使用されません。

device

device RECORD には、イベントが発生したデバイスに関する情報が格納されます。
フィールド名 データ型 説明
device.category STRING デバイスのカテゴリ(モバイル、タブレット、PC)。
device.mobile_brand_name STRING デバイスのブランド名。
device.mobile_model_name STRING デバイスのモデル名。
device.mobile_marketing_name STRING デバイスのマーケティング名。
device.mobile_os_hardware_model STRING オペレーティング システムから直接取得したデバイスのモデル情報。
device.operating_system STRING デバイスのオペレーティング システム。
device.operating_system_version STRING OS のバージョン。
device.vendor_id STRING IDFV(IDFA を収集していない場合にのみ使用)。
device.advertising_id STRING 広告 ID または IDFA。
device.language STRING OS の言語。
device.time_zone_offset_seconds INTEGER GMT との時差(秒単位)。
device.is_limited_ad_tracking BOOLEAN

デバイスの広告トラッキング制限の設定。

iOS14 以降では、IDFA がゼロ以外の場合、false が返されます。

device.web_info.browser STRING ユーザーがコンテンツを閲覧したブラウザ。
device.web_info.browser_version STRING ユーザーがコンテンツを閲覧したブラウザのバージョン。
device.web_info.hostname STRING ログに記録されたイベントに関連付けられたホスト名。

geo

geo RECORD には、イベントが発生した地理的位置に関する情報が格納されます。
フィールド名 データ型 説明
geo.continent STRING イベントが報告された大陸(IP アドレスベース)。
geo.sub_continent STRING イベントが報告された亜大陸(IP アドレスベース)。
geo.country STRING イベントが報告された国(IP アドレスベース)。
geo.region STRING イベントが報告された地域(IP アドレスベース)。
geo.metro STRING イベントが報告された大都市圏(IP アドレスベース)。
geo.city STRING イベントが報告された都市(IP アドレスベース)。

app_info

app_info RECORD には、イベントが開始されたアプリに関する情報が格納されます。
フィールド名 データ型 説明
app_info.id STRING アプリのパッケージ名またはバンドル ID。
app_info.firebase_app_id STRING アプリに関連付けられている Firebase アプリ ID。
app_info.install_source STRING アプリをインストールしたストア。
app_info.version STRING アプリの versionName(Android の場合)または short bundle version。

collected_traffic_source

collected_traffic_source RECORD にはイベントと同時に収集されたトラフィック ソース データが含まれます。

フィールド名 データ型 説明
manual_campaign_id STRING イベントと同時に収集された手動キャンペーン ID(utm_id)。
manual_campaign_name STRING イベントと同時に収集された手動キャンペーン名(utm_campaign)。
manual_source STRING イベントと同時に収集された手動キャンペーンのソース(utm_source)。UTM 値だけでなく、参照パラメータから解析されたパラメータも含まれます。
manual_medium STRING イベントと同時に収集された手動キャンペーンのメディア(utm_medium)。UTM 値だけでなく、参照パラメータから解析されたパラメータも含まれます。
manual_term STRING イベントと同時に収集された、手動キャンペーンのキーワード(utm_term)。
manual_content STRING イベントと同時に収集された追加の手動キャンペーンのメタデータ(utm_content)。
gclid STRING イベントと同時に収集された Google クリック ID。
dclid STRING イベントと同時に収集された Google マーケティング プラットフォーム(GMP)ID。
srsltid  STRING イベントと同時に収集された Google Merchant Center ID。

traffic_source

traffic_source RECORD には、ユーザーを最初に獲得したトラフィック ソースに関する情報が格納されます。このレコードは当日表では使用されません。

注: traffic_source の値は、ユーザーがインストール後に次のキャンペーンを操作しても変更されません。

フィールド名 データ型 説明
traffic_source.name STRING ユーザーを最初に獲得したマーケティング キャンペーンの名前。このフィールドは当日表では使用されません。
traffic_source.medium STRING ユーザーを最初に獲得したメディアの名前(有料検索、オーガニック検索、メールなど)。このフィールドは当日表では使用されません。
traffic_source.source STRING ユーザーを最初に獲得したネットワークの名前。このフィールドは当日表では使用されません。

stream、platform

stream フィールドと platform フィールドには、ストリームとアプリ プラットフォームに関する情報が格納されます。
フィールド名 データ型 説明
stream_id STRING イベントの発生元であるデータ ストリームの数値 ID。
platform STRING イベントの発生元であるデータ ストリーム プラットフォーム(ウェブ、iOS、Android)。

ecommerce

ecommerce RECORD には、ウェブサイトまたはアプリに設定されている e コマース イベントに関する情報が格納されます。
フィールド名 データ型 説明
ecommerce.total_item_quantity INTEGER このイベントにおけるアイテムの合計数。items.quantity の合計です。
ecommerce.purchase_revenue_in_usd FLOAT このイベントでの購入による収益。米ドル(標準単位)で表記されます。購入イベントに対してのみ入力されます。
ecommerce.purchase_revenue FLOAT このイベントでの購入による収益。現地通貨(標準単位)で表記されます。購入イベントに対してのみ入力されます。
ecommerce.refund_value_in_usd FLOAT このイベントにおける払い戻しの金額。米ドル(標準単位)で表記されます。払い戻しイベントに対してのみ入力されます。
ecommerce.refund_value FLOAT このイベントにおける払い戻しの金額。現地通貨(標準単位)で表記されます。払い戻しイベントに対してのみ入力されます。
ecommerce.shipping_value_in_usd FLOAT このイベントにおける送料。米ドル(標準単位)で表記されます。
ecommerce.shipping_value FLOAT このイベントにおける送料。現地通貨で表記されます。
ecommerce.tax_value_in_usd FLOAT このイベントにおける税額。米ドル(標準単位)で表記されます。
ecommerce.tax_value FLOAT このイベントにおける税額。現地通貨(標準単位)で表記されます。
ecommerce.transaction_id STRING e コマース トランザクションのトランザクション ID。
ecommerce.unique_items INTEGER このイベントにおける固有のアイテム数。item_id、item_name、item_brand に基づきます。

items

items RECORD には、イベントに含まれる商品アイテムに関する情報が格納されます。商品アイテムごとに繰り返されます。
フィールド名 データ型 説明
items.item_id STRING 商品アイテムの ID。
items.item_name STRING 商品アイテムの名前。
items.item_brand STRING 商品アイテムのブランド。
items.item_variant STRING 商品アイテムのバリエーション。
items.item_category STRING 商品アイテムのカテゴリ。
items.item_category2 STRING 商品アイテムのサブカテゴリ。
items.item_category3 STRING 商品アイテムのサブカテゴリ。
items.item_category4 STRING 商品アイテムのサブカテゴリ。
items.item_category5 STRING 商品アイテムのサブカテゴリ。
items.price_in_usd FLOAT 商品アイテムの価格。米ドル(標準単位)で表記されます。
items.price FLOAT 商品アイテムの現地通貨での価格。
items.quantity INTEGER 商品アイテムの数量。数量が指定されていない場合は、1 に設定されます。
items.item_revenue_in_usd FLOAT この商品アイテムの収益。price_in_usd x 数量によって計算されます。購入イベントに対してのみ入力され、米ドル(標準単位)で表記されます。
items.item_revenue FLOAT この商品アイテムの収益。価格 x 数量によって計算されます。購入イベントに対してのみ入力され、現地通貨(標準単位)で表記されます。
items.item_refund_in_usd FLOAT この商品アイテムの払い戻し額。price_in_usd x 数量によって計算されます。払い戻しイベントに対してのみ入力され、米ドル(標準単位)で表記されます。
items.item_refund FLOAT この商品アイテムの払い戻し額。価格 x 数量によって計算されます。払い戻しイベントに対してのみ入力され、現地通貨(標準単位)で表記されます。
items.coupon STRING この商品アイテムに適用されるクーポンコード。
items.affiliation STRING 仕入れ先業者や実店舗を指定する商品アフィリエーション。
items.location_id STRING 商品アイテムに関連付けられている場所。
items.item_list_id STRING ユーザーに商品アイテムが表示されたリストの ID。
items.item_list_name STRING ユーザーに商品アイテムが表示されたリストの名前。
Items.item_list_index STRING リスト内の商品アイテムの位置。
items.promotion_id STRING 商品プロモーションの ID。
items.promotion_name STRING 商品プロモーションの名前。
items.creative_name STRING プロモーション スポットで使用されたクリエイティブの名前。
items.creative_slot STRING クリエイティブ スロットの名前。

item_params RECORD

item_params RECORD には、定義したカスタム アイテム パラメータが格納されます。なお、item_id、item_name などの事前定義済みアイテム パラメータはここには含まれず、明示的なフィールドとしてエクスポートされます。

item_params RECORD に格納されているパラメータのセットは、実装ごとに一意です。e コマースの実装と Google アナリティクス 4 のアイテム配列について詳しくは、e コマースを測定するをご覧ください。

フィールド名 データ型 説明
items.item_params.key STRING アイテム パラメータの名前。
items.item_params.value RECORD アイテム パラメータの値を格納するレコード。
items.item_params.value.string_value STRING アイテム パラメータが文字列で表されている場合は、このフィールドに格納されます。
items.item_params.value.int_value INTEGER アイテム パラメータが整数で表されている場合は、このフィールドに格納されます。
items.item_params.value.double_value FLOAT アイテム パラメータが倍精度値で表されている場合は、このフィールドに格納されます。
items.item_params.value.float_value FLOAT アイテム パラメータが浮動小数点値で表されている場合は、このフィールドに格納されます。

1 つのイベントのデータは、繰り返しの RECORDS が含まれているかどうかに応じて、1 行または複数行で表されます。たとえば、複数の event_params が含まれている page_view イベントは、下の表のようになります。最初の行には、イベント名、日付、タイムスタンプ、繰り返しでないその他のデータ項目が含まれます。event_params RECORD は、イベントに関連付けられたパラメータごとに繰り返されます。この繰り返しの RECORDS は、最初のイベント行の直下にある後続の行に入力されます。

event_date event_timestamp event_name event_params.key event_params_value.string_value
20220222 1643673600483790 page_view page_location https://example.com
      page_title Home
      medium referral
      source google
      page_referrer https://www.google.com
      <parameters...> <values...>

 

GA4 の管理画面では、このイベントデータが次のように表示されます。

SDK を Android 17.2.5 以降または iOS 16.20.0 以降に更新する場合の考慮事項

いずれかの OS で以前のバージョンの SDK を使用していて、Android 17.2.5 以降または iOS 16.20.0 以降にアップグレードする場合は、次の点を考慮してください。

  • 現在の BigQuery Export スキーマを使用するには、SDK を Android 17.2.5 以降または iOS 16.20.0 以降にアップグレードする必要があります。以前のバージョンの SDK を使用している場合は、エクスポートされるデータに古いスキーマが反映されます。
  • アップグレードすると、それ以降にアクセスできるのは繰り返し項目配列内の商品データのみです。これらの SDK バージョンより前の商品データには、標準イベント パラメータを使用できなくなります。
  • この変更は、複数商品の分析に対応できるようにするために行われました。
  • そのため、商品データへの参照を調整することが必要になる場合があります。
このスクリプトを使用して、既存の BigQuery データセットを古いエクスポート スキーマから新しいエクスポート スキーマに移行する
  1. Cloud Platform Console にログインし、[リソースの管理] ページに移動します。
  2. データを移行するプロジェクトを開き、ページの上部にある [Google Cloud Shell を有効にする] をクリックします。
  3. シェルが開いたら、migration_script.sql という名前のファイルに、以下のスクリプトをコピーします。
    1. cat > migration_script.sql の順にコマンドを発行します。
    2. 以下のスクリプトをコピーしてシェルに貼り付けます。
    3. Ctrl+D キーを押して保存し、終了します。
    スクリプト(migration_script.sql):
      SELECT
      @date AS event_date,
      event.timestamp_micros AS event_timestamp,
      event.previous_timestamp_micros AS event_previous_timestamp,
      event.name AS event_name,
      event.value_in_usd  AS event_value_in_usd,
       user_dim.bundle_info.bundle_sequence_id AS event_bundle_sequence_id,
      user_dim.bundle_info.server_timestamp_offset_micros as event_server_timestamp_offset,
      (
      SELECT
        ARRAY_AGG(STRUCT(event_param.key AS key,
            STRUCT(event_param.value.string_value AS string_value,
              event_param.value.int_value AS int_value,
              event_param.value.double_value AS double_value, 
              event_param.value.float_value AS float_value) AS value))
      FROM
        UNNEST(event.params) AS event_param) AS event_params,
      user_dim.first_open_timestamp_micros AS user_first_touch_timestamp,
      user_dim.user_id AS user_id,
      user_dim.app_info.app_instance_id AS user_pseudo_id,
      "" AS stream_id,
      user_dim.app_info.app_platform AS platform,
      STRUCT( user_dim.ltv_info.revenue AS revenue,
        user_dim.ltv_info.currency AS currency ) AS user_ltv,
      STRUCT( user_dim.traffic_source.user_acquired_campaign AS name,
          user_dim.traffic_source.user_acquired_medium AS medium,
          user_dim.traffic_source.user_acquired_source AS source ) AS traffic_source,
      STRUCT( user_dim.geo_info.continent AS continent,
        user_dim.geo_info.country AS country,
        user_dim.geo_info.region AS region,
        user_dim.geo_info.city AS city ) AS geo,
      STRUCT( user_dim.device_info.device_category AS category,
        user_dim.device_info.mobile_brand_name,
        user_dim.device_info.mobile_model_name,
        user_dim.device_info.mobile_marketing_name,
        user_dim.device_info.device_model AS mobile_os_hardware_model,
        @platform AS operating_system,
        user_dim.device_info.platform_version AS operating_system_version,
        user_dim.device_info.device_id AS vendor_id,
        user_dim.device_info.resettable_device_id AS advertising_id,
        user_dim.device_info.user_default_language AS language,
        user_dim.device_info.device_time_zone_offset_seconds AS time_zone_offset_seconds,
        IF(user_dim.device_info.limited_ad_tracking, "Yes", "No") AS is_limited_ad_tracking ) AS device,
      STRUCT( user_dim.app_info.app_id AS id,
        @firebase_app_id  AS firebase_app_id,
        user_dim.app_info.app_version AS version,
        user_dim.app_info.app_store AS install_source ) AS app_info,
      (
      SELECT
        ARRAY_AGG(STRUCT(user_property.key AS key,
            STRUCT(user_property.value.value.string_value AS string_value,
              user_property.value.value.int_value AS int_value,
              user_property.value.value.double_value AS double_value,
              user_property.value.value.float_value AS float_value,
              user_property.value.set_timestamp_usec AS set_timestamp_micros ) AS value))
      FROM
        UNNEST(user_dim.user_properties) AS user_property) AS user_properties
    FROM
      `SCRIPT_GENERATED_TABLE_NAME`,
      UNNEST(event_dim) AS event
      
  4. 新しいシェルを開き、migration.sh という名前のファイルに以下の bash スクリプトをコピーします。
    1. cat > migration.sh の順にコマンドを発行します。
    2. 以下のスクリプトをコピーしてシェルに貼り付けます。
    3. Ctrl+D キーを押して保存し、終了します。
    アナリティクス プロパティ ID、BigQuery プロジェクト ID、Firebase アプリ ID、BigQuery データセット名、および必要なデータの開始日と終了日を含めるように、次のスクリプトを変更します。
    スクリプト(migration.sh):
    # プロジェクトのアナリティクス プロパティ ID。Firebase のアナリティクス設定で確認できます。
    PROPERTY_ID=your Analytics property ID
    
    # BigQuery Export プロジェクト。
    BQ_PROJECT_ID="your BigQuery Project ID"(例: "firebase-public-project")
    
    # アプリの Firebase アプリ ID。
    FIREBASE_APP_ID="your Firebase App ID"(例: "1:300830567303:ios:09b1ab1d3ca29bda")
    
    # インポート元のデータセット。
    BQ_DATASET="name of BigQuery dataset you want to import from"(例: "com_firebase_demo_IOS")
    
    # プラットフォーム
    PLATFORM="platform of the app. ANDROID or IOS"
    
    # 移行を実行する期間([START_DATE,END_DATE] を含む)。
    START_DATE=20180324
    END_DATE=20180327
    
    # 不明な点がある場合は次のスクリプトを変更しないでください
    startdate=$(date -d"$START_DATE"  +%Y%m%d) || exit -1
    enddate=$(date -d"$END_DATE"  +%Y%m%d) || exit -1
    
    # 期間を通して繰り返します。
    DATE="$startdate"
    while [ "$DATE" -le "$enddate" ]; do
    
            # 上記のパラメータで構成される BQ 表。
            BQ_TABLE="$BQ_PROJECT_ID.$BQ_DATASET.app_events_$DATE"
    
            echo "Migrating $BQ_TABLE"
    
            cat migration_script.sql | sed -e "s/SCRIPT_GENERATED_TABLE_NAME/$BQ_TABLE/g" | bq query \
            --debug_mode \
            --allow_large_results \
            --noflatten_results \
            --use_legacy_sql=False \
            --destination_table analytics_$PROPERTY_ID.events_$DATE \
            --batch \
            --append_table \
            --parameter=firebase_app_id::$FIREBASE_APP_ID \
            --parameter=date::$DATE \
            --parameter=platform::$PLATFORM \
            --project_id=$BQ_PROJECT_ID
    
    
            temp=$(date -I -d "$DATE + 1 day")
            DATE=$(date -d "$temp" +%Y%m%d)
    
    done
    exit
    
    # スクリプトの終了
    
    
  5. 新しいシェルを開き、bash migration.sh コマンドを発行します。

 

古いエクスポート スキーマ

user_dim

フィールド名 データタイプ 説明
user_dim RECORD ユーザー ディメンションのレコード。
user_dim.user_id STRING setUserId API によって設定されるユーザー ID。
user_dim.first_open_timestamp_micros INTEGER ユーザーが初めてアプリを開いた時刻(マイクロ秒単位)。
user_dim.user_properties RECORD setUserProperty API によって設定される、ユーザー プロパティの繰り返しレコード。
user_dim.user_properties.key STRING ユーザー プロパティの名前。
user_dim.user_properties.value RECORD ユーザー プロパティについての情報を格納するレコード。
user_dim.user_properties.value.value RECORD ユーザー プロパティの値を格納するレコード。
user_dim.user_properties.value.value.string_value STRING ユーザー プロパティの文字列値。
user_dim.user_properties.value.value.int_value INTEGER ユーザー プロパティの整数値。
user_dim.user_properties.value.value.double_value FLOAT ユーザー プロパティの倍精度値。
user_dim.user_properties.value.set_timestamp_usec INTEGER ユーザー プロパティが最後に設定された時刻(マイクロ秒単位)。
user_dim.user_properties.value.index INTEGER ユーザー プロパティのインデックス(0~24)。
user_dim.device_info RECORD デバイスの情報を格納するレコード。
user_dim.device_info.device_category STRING デバイスのカテゴリ(モバイル、タブレット、PC)。
user_dim.device_info.mobile_brand_name STRING デバイスのブランド名。
user_dim.device_info.mobile_model_name STRING デバイスのモデル名。
user_dim.device_info.mobile_marketing_name STRING デバイスのマーケティング名。
user_dim.device_info.device_model STRING デバイスのモデル。
user_dim.device_info.platform_version STRING OS のバージョン。
user_dim.device_info.device_id STRING IDFV(IDFA を利用できない場合にのみ使用)。
user_dim.device_info.resettable_device_id STRING 広告 ID / IDFA。
user_dim.device_info.user_default_language STRING OS の言語。
user_dim.device_info.device_time_zone_offset_seconds INTEGER GMT との時差(秒単位)。
user_dim.device_info.limited_ad_tracking BOOLEAN デバイスの「広告トラッキング抑制」が有効になっているかどうか。
user_dim.geo_info RECORD ユーザーの位置情報を格納するレコード。
user_dim.geo_info.continent STRING イベントが報告された大陸(IP アドレスベース)。
user_dim.geo_info.country STRING イベントが報告された国(IP アドレスベース)。
user_dim.geo_info.region STRING イベントが報告された地域(IP アドレスベース)。
user_dim.geo_info.city STRING イベントが報告された都市(IP アドレスベース)。
user_dim.app_info RECORD アプリについての情報を格納するレコード。
user_dim.app_info.app_version STRING アプリの versionName(Android の場合)または short bundle version。
user_dim.app_info.app_instance_id STRING アプリのこのインスタンスを識別する固有 ID。
user_dim.app_info.app_store STRING このアプリをインストールしたストア。
user_dim.app_info.app_platform STRING このアプリが実行されているプラットフォーム。
user_dim.traffic_source RECORD ユーザーを獲得した際に使用したトラフィック ソースの名前。このフィールドは当日表では使用されません。
user_dim.traffic_source.user_acquired_campaign STRING ユーザーを獲得したマーケティング キャンペーンの名前。このフィールドは当日表では使用されません。
user_dim.traffic_source.user_acquired_medium STRING ユーザーを獲得したメディアの名前(有料検索、オーガニック検索、メールなど)。このフィールドは当日表では使用されません。
user_dim.traffic_source.user_acquired_source STRING ユーザーを獲得したネットワークの名前。このフィールドは当日表では使用されません。
user_dim.bundle_info RECORD これらのイベントをまとめたアップロード用バンドルについての情報を格納するレコード。
user_dim.bundle_info.bundle_sequence_id INTEGER これらのイベントをアップロードしたバンドルのシーケンシャル ID。
user_dim.ltv_info RECORD このユーザーのライフタイム バリューに関する情報を格納するレコード。このフィールドは当日表では使用されません。
user_dim.ltv_info.revenue FLOAT このユーザーのライフタイム バリュー(収益)。このフィールドは当日表では使用されません。
user_dim.ltv_info.currency STRING このユーザーのライフタイム バリュー(通貨)。このフィールドは当日表では使用されません。
 

event_dim

フィールド名 データタイプ 説明
event_dim RECORD このバンドル内のイベントに関する情報を格納する繰り返しレコード。
event_dim.date STRING このイベントが記録された日付(アプリの登録タイムゾーンにおける日付を YYYYMMDD 形式で示したもの)。
event_dim.name STRING このイベントの名前。
event_dim.params RECORD このイベントに関連付けられたパラメータを格納する繰り返しレコード。
event_dim.params.key STRING イベント パラメータのキー。
event_dim.params.value RECORD イベント パラメータの値を格納するレコード。
event_dim.params.value.string_value STRING イベント パラメータの文字列値。
event_dim.params.value.int_value INTEGER イベント パラメータの整数値。
event_dim.params.value.double_value FLOAT イベント パラメータの倍精度値。
event_dim.timestamp_micros INTEGER 該当クライアントでこのイベントが記録された時刻(マイクロ秒単位、UTC)。
event_dim.previous_timestamp_micros INTEGER 該当クライアントで前回このイベントが記録された時刻(マイクロ秒単位、UTC)。

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