レポート全体の使い方: パート 1

はじめに

ここまでにユーザー サマリー レポートの概要を説明しました。レポートの最下部にあるリンク [レポート全体を見る] をクリックすると、左側メニューの各ユーザー レポートの全体を表示できます。

レポート全体を表示すると、セグメント選択ボタンの下にレポートに使うデータの種類を選択するリンクが表示されます。[サマリー] では、[集客]、[行動]、[コンバージョン] に分類されたディメンションが表示されます。ユニット 1 で説明した到達プロセスに当てはめると、この指標が持つ意味をより簡単に理解できます。

[利用状況] ではユーザー セッションあたりの閲覧ページ数や平均セッション時間が表示されます。[目標] には、目標を設定している場合のみ設定した目標数に基づいた指標が表示されます。これは後ほど説明します。e コマース トラッキングを設定している場合、[e コマース]には e コマース指標が表示されます。では [サマリー] ビューの説明に戻ります。

グラフの下にはメインのデータ表が表示されます。1 列目には現在のディメンションである [国] が表示されます。これはサマリー レポートで最後に選択したカテゴリです。データ表の上にあるリンクでディメンションを [市区町村]、[大陸]、[亜大陸] に切り替えることができます。表には別のディメンションを追加してより詳細に分析することができます。これをセカンダリ ディメンションと呼びます。セカンダリ ディメンションはデータ分析の際によく使用されます。たとえば、地域レポートのセカンダリ ディメンションとして [デバイス カテゴリ] を追加すると、ウェブサイトのアクセス時に使用された端末を国ごとに確認できます。

表の各行に表示されるのは [国] ディメンションのセグメント別のトラフィックです。アナリティクスに表示されるデータは最初の 10 行のみで、列は画面に収まる数だけ表示されます。残りの行を表示するには、右下の [表示する行数] から表示する表の行数を選択するか、左右の矢印を使って 10 行ずつスクロールします。すべての列を表示するには、レポートの下の横スクロールバーを使います。データ表はさまざまな方法で分析できます。

表の各列をクリックすると、データの並べ替え順を昇順と降順で切り替えることができます。現在、並べ替えの基準となっている列のヘッダーには矢印が表示されます。デフォルトでは [ユーザー] で並べ替えられます。

またデータ表にフィルタを適用すると、重要なトラフィックセグメントのみに注目できます。表の上のフィルタ欄を使うと、指定した語句を含むプライマリディメンションの行のみ表示されます。たとえば、インドのデータを確認するには表をスクロールする代わりに、フィルタ欄に「India」と入力するだけで「India」を含むセグメントのデータのみが表示されます。検索ボックスの横の [アドバンス] ではより複雑なフィルタルールを適用できます。アドバンス フィルタの使用方法については上級コースで説明します。

レポートの可視化

  • [アドバンス] の横には視覚化のオプションがいくつか用意されています。
  • ほとんどのレポートはデフォルトで [データ] ビューになっており、ユーザー レポートと集客レポートが [集客]、[行動]、[コンバージョン] の各指標に分けてデータが表示されます。
  • [円グラフ] ではデータに基づいて円グラフが作成され、PC、タブレット、スマートフォンのユーザーが全体に占める割合を比較できます。円グラフに表示するレポートの指標はプルダウンメニューから選択できます。
  • [棒グラフ] ビューではデータを棒グラフで表示できます。個別のセグメントを比較して、たとえば最もトラフィックが多い国を確認できます。またグラフに使用する指標はプルダウンメニューから各種選択できます。
  • [サイト平均と比較] ビューでは選択した指標について表の各エントリがサイト平均を上回っているか下回っているかを確認できます。行の値が平均を上回っている場合は緑色、平均を下回っている場合は赤色になります。これもプルダウンメニューから表示する指標を選択できます。
  • [ピボット] ビューではピボット テーブルを作成して、行と列にさまざまなディメンションの値を表示して比較できます。たとえば各ランディングページと端末の種類について Google ストアのページの直帰率やセッション数を表示できます。

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