アカウントのビューを設定し、フィルタを追加する方法

現在、プロパティで使用できるビューを確認するには、画面上部にある [管理] タブをクリックします。

次に、[ビュー] 列で [ビュー設定] をクリックします。

プロパティを初めて作成すると、フィルタが何も適用されないビューが 1 つ設定され、[すべてのウェブサイトのデータ] という名前が付けられます。このビューには、該当するプロパティについて収集されたデータが未処理または未変更の状態で格納されます。データにフィルタが適用されないことがわかるよう、ビューの名前を「未処理データ」に変更しましょう。ビュー名のボックスに「未処理データ」と入力して、[保存] をクリックします。

テストビューを作成する

次に、現在の設定をテストする「テストビュー」を作成します。設定が間違っていると、必要なデータを収集できません。最初に、このテストビューで、すべての設定をテストすることをおすすめします。

  • テストビューを作成するには、画面左上にあるビュー選択メニューをクリックします。
  • [新しいビューを作成] を選択します。ビューの名前として、「テストビュー」と入力します。
  • [ビューを作成] をクリックします。

Google Store プロパティに「テストビュー」が作成されました。自動ボットやスパイダーのトラフィックによって発生したデータは除外したいので、そのための設定をテストビューに追加しましょう。

  • このテストビューで、[ビュー設定] を選択します。
  • 下方向にスクロールします。
  • [ボットのフィルタリング] で、[既知のボットやスパイダーからのヒットをすべて除外します] チェックボックスをオンにします。これで、ボットのトラフィックが除外されるようになりました。
  • [保存] をクリックします。

マスタービューを作成する

次に、マスタービューを作成しましょう。レポートを作成するときや、データを分析するときは、必ずマスタービューを使用します。マスタービューを作成するには、テストビューをコピーして、名前を変更するだけです。

  • 画面右上にある [ビューをコピー] をクリックします。
  • 新規ビュー名として、「マスタービュー」と入力します。
  • [ビューをコピー] をクリックします。

[ビュー] メニューを見ると、コピーして作成した「マスタービュー」が追加されていることがわかります。ビューをコピーすると、元のビューのすべての設定と、元のビューで作成したフィルタ(ボット トラフィックの除外など)が新しいビューに引き継がれます。

フィルタを追加する

現在、Google Store プロパティには 3 つのビューがあります。データのバックアップ用のビュー、新しい解析設定をテストするビュー、毎日のレポート作成と解析で使用するビューです。

さらに、各ビューに表示するデータを指定するためのフィルタを追加しなければなりません。まず、内部 IP トラフィックを除外する一般的なフィルタを「テストビュー」に設定しましょう。このフィルタを追加すると、従業員によるトラフィックを除外し、Google Store を訪問した外部ユーザーの行動のみを測定できます。

  • 右側の [ビュー] 列で、ビュー選択メニューをクリックし、[テストビュー] を選択します。これで、これから作成するフィルタはテストビューに適用されます。
  • [フィルタ] をクリックします。
  • [フィルタを追加] をクリックします。このフィルタに、「内部トラフィックの除外」という名前を付けましょう。

Google アナリティクスには、[定義済み] と [カスタム] という 2 種類のフィルタがあります。定義済みフィルタは、頻繁に使用するフィルタのテンプレートです。[カスタム] を選択すると、データを収集、除外、または変更するための条件をご自身で指定してフィルタを作成できます。通常、データは IP アドレスに基づいて除外するので、Google アナリティクスにはそのための定義済みフィルタが用意されています。ここでは、[フィルタの種類] で [定義済み] を選択します。

  • 次に、[フィルタの種類を選択] をクリックします。
  • [除外] を選択します。
  • [参照元かリンク先を選択します] をクリックします。
  • [IP アドレスからのトラフィック] を選択します。
  • さらに、[式を選択します] をクリックし、[等しい] を選択します。
  • 除外する IP アドレスを入力します。ご自身の公開 IP アドレスを確認するには、新しいタブを開き、Google で「what is my ip?」を検索します。
  • 表示された IP アドレスをコピーして、[IP アドレス] 欄に貼り付けます。
  • 画面下部の [保存] をクリックします。

作成したフィルタがフィルタ一覧に表示されます。

作成したフィルタを保存し、ビューに適用すると、ウェブ プロパティへのトラフィックの IP アドレスがチェックされ、フィルタと一致する場合は除外されるようになります。すべてのトラフィックにフィルタが適用されるまで、少し時間がかかります。このフィルタが内部トラフィックを除外しているかどうかをテストするため、[レポート] をクリックします。次に、左側のナビゲーションで、[リアルタイム]、[サマリー] の順にクリックします。

ご自身のウェブサイトへのトラフィックがリアルタイムでレポートに表示されます。内部ネットワークに接続している場合、30 分ほどで、内部ユーザー トラフィックが減少します。これ以降、除外した IP アドレスについては、内部アクティビティが収集されなくなります。

フィルタが適切に機能することをテストビューで確認したら、このフィルタをマスタービューに追加しましょう。[管理] タブをもう一度クリックします。[ビュー] プルダウン メニューを選択します。

[マスタービュー]、[フィルタ] の順にクリックします。[フィルタを追加] をクリックします。ここでは [新しいフィルタを作成] ではなく、[既存のフィルタを適用] を選択します。

以前に作成したフィルタの一覧が表示されるので、使用するフィルタを選択します。[保存] をクリックします。

選択したフィルタが「マスタービュー」に適用されました。

1 つのビューに複数のフィルタを適用する場合、フィルタ一覧に表示される順序で各フィルタが適用されます。たとえば、2 つのフィルタを作成した場合、まず 1 つの目のフィルタが適用され、そこで絞り込まれたデータに 2 つの目のフィルタが適用されます。複数のフィルタを使用するときは、その適用順序にご注意ください。

定義済みのフィルタを作成し、ビューに追加する手順は以上です、これで、不要なデータを除外し、必要なデータを収集できるようになりました。

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