商品データのインポートにより、商品カタログ全体を Google アナリティクスにインポートすることができます。これにより、ユーザー行動、サイトのトラフィック、e コマースでの収益やコンバージョンなどを測定することができるようになります。この測定には、サイズ、色、スタイルなどビジネスのニーズにあった商品ディメンションを使用できます。
商品データを Google アナリティクスにインポートすると、ページビューやイベントなどのヒットと一緒に送信する e コマースデータを簡略化し、量を減らすことができます。インポートした商品データには、データ収集時に Google アナリティクスに送信される単一の商品 ID か SKU を 統合することができ、レポートに商品のディメンションや指標などのデータを入力できます。
この記事の内容:商品データのインポートの仕組み
この機能を使用するには、プロパティで拡張 e コマース プラグインを使用している必要があります。
商品データのインポートは、SKU ディメンションをキーとして使用することよって実行されます。1 つまたは複数の商品 SKU を拡張 e コマースのヒットと共に送信できます。追加の商品メタデータは、Google アナリティクスのデフォルト e コマース ディメンションか拡張 e コマース ディメンションに保存します。また、商品データに商品スコープのカスタム ディメンションと指標を定義できます。
アップロードされたデータは、処理が完了するまでレポートには表示されません。処理が完了してからインポート データが外部からのヒットデータに統合されるようになるまでには、最長で24 時間程度かかることがあります。
分析と対応
収益、商品カテゴリ(拡張 e コマース)、商品ブランドなどの、既定の商品ディメンションは、[コンバージョン] > [e コマース](または拡張 e コマース)レポートに表示されます。カスタムの商品ディメンションは、カスタム レポートを使用して利用できます。
また、インポートした商品データに基づく購買行動を使ってユーザーをセグメントに分類することもできます。
データセットの詳細
データセットはインポートしたデータを保持する入れ物です。このセクションを展開すると、データセットの詳細を確認できます。
データセットの詳細インポートしたデータは、適切なタイプのデータセットに保存されます。データセットのタイプは、データセットの作成時に選択します。この特定のデータセット タイプの特徴と詳細については、下記の説明をご覧ください。
凡例:
- スコープ - インポート ディメンション値に関連付けるヒットを指定します。スコープには、ヒット、セッション、ユーザー、商品の 4 つのレベルがあります。 スコープの詳細
- モード - データの処理からレポートの作成につながる流れの中で、インポートしたデータと既存のヒットデータを結合するタイミングを指定します。インポート モードの詳細
- スキーマ キー - キーとなるディメンションや指標を指定します。このキーを使用して、アップロードしたデータを、このデータセット タイプのヒットにある既存のデータに結合します。
ここで示しているスキーマ キーのリストはあくまで参考です。実際に使用できるディメンションと指標は、データセットの作成時に管理画面に表示されます。
スコープ | セッション |
---|---|
スキーマキー | 商品の SKU(必須) |
インポートしたデータ |
ディメンション
指標
|
注意事項 |