[UA] チャネル グループについて

アナリティクスのトラフィックの分類方法を確認します。
この記事では、ユニバーサル アナリティクスのチャネル グループについて説明します。Google アナリティクス 4 に関する同様の情報については、次のリソースをご覧ください。

チャネル グループとは、ルールに基づいて分類されるトラフィック ソースのグループを指します。アナリティクスのレポートでは、デフォルト チャネル グループに基づいて分類されたデータを確認できます。一般的なトラフィック ソースのグループには、「有料検索」、「ノーリファラー」などがあります。これにより、各トラフィック チャネルのパフォーマンスを一目で確認できます。

この記事の内容:

チャネル グループの概要

デフォルト チャネル グループのチャネルはほとんどのアナリティクス ユーザーのニーズを満たしますが、特殊な分析要件があり、別の方法でトラフィックを分類したい場合は、次の方法をお試しください。

  • カスタム チャネル グループを作成する(ユーザー単位)。
  • 新しいチャネル グループを作成する(ビュー単位)。
  • デフォルト チャネル グループを編集する(ビュー単位)。

ユーザー単位でカスタム チャネル グループを作成するか、ビュー単位で新しいチャネル グループを作成した場合は、次のことが可能です。

  • レポートですぐに選択する。
  • 過去のデータに適用し、新しいチャネル定義でそのデータを分類する。
  • データそのものは変えずに表示方法を変更する。

ビューのデフォルト チャネル グループを編集すると、次のような影響があります。

  • アナリティクスによるトラフィックの分類方法を変えることで、新しいセッションの生データが永久的に変更されます。デフォルト チャネル グループを編集した後に発生したセッションはすべて、変更後のチャネル定義に従って分類されます。
  • 新しいチャネル定義を過去にさかのぼって適用することはできないので、過去のチャネル グループは何も変更されません。

カスタム チャネル グループを作成する

カスタム チャネル グループは作成したユーザーのみ見ることができます。カスタム チャネル グループの作成方法は次のとおりです。

  1. Google アナリティクスにログインします。
  2. [管理] をクリックし、カスタム チャネル グループを作成するビューに移動します。
  3. [パーソナル ツールとアセット] で、[カスタム チャネル グループ] をクリックします。
  4. [+ 新しいチャネル グループ] をクリックします。
  5. 新しいチャネル グループの名前を入力します。
  6. [+ 新しいチャネルを定義] をクリックします。
  7. 新しいチャネルの名前を入力します。
  8. 新しいチャネルのルールを定義します。大文字と小文字は区別されません。
    • 最初のプルダウン メニューでディメンションを選択します。
    • 次のプルダウン メニューで演算子を選択します。
    • テキスト欄に、使用する値を入力します。たとえば、「参照元 - 含む - plus.google.com」といった具合に設定します。
    • 必要に応じて AND ステートメントと OR ステートメントを追加し、[完了] をクリックします。
  9. 追加チャネルを定義します。
  10. チャネルをドラッグして、適用する順序を指定します。
  11. [保存] をクリックします。

カスタム チャネル グループはユーザーあたり 100 個まで作成できます。

ビューの新しいチャネル グループを作成する

ビューの新しいチャネル グループを作成して、レポートにすぐに反映することができます。

  1. Google アナリティクスにログインします。
  2. [管理] をクリックし、新しいチャネル グループを作成するビューに移動します。
  3. [チャネル設定] をクリックします。
  4. [チャネル グループ] をクリックします。
  5. [+ 新しいチャネル グループ] をクリックします。
  6. 新しいチャネル グループの名前を入力します。
  7. [+ 新しいチャネルを定義] をクリックします。
  8. 新しいチャネルの名前を入力します。
  9. 新しいチャネルのルールを定義します。大文字と小文字は区別されません。
    • 最初のプルダウン メニューでディメンションを選択します。
    • 次のプルダウン メニューで演算子を選択します。
    • テキスト欄に、使用する値を入力します。たとえば、「参照元 - 含む - plus.google.com」といった具合に設定します。
    • 必要に応じて AND ステートメントと OR ステートメントを追加し、[完了] をクリックします。
  10. 追加チャネルを定義します。
  11. チャネルをドラッグして、適用する順序を指定します。
  12. [保存] をクリックします。

[プライマリ ディメンション] メニューから新しいチャネル グループを選択すると、チャネル レポートにそのグループが表示されます。マルチチャネル レポートでは、新しいチャネル グループは [チャネル グループ] メニューから選択できます。

新しいチャネル グループはビューあたり 50 個まで作成できます。

カスタム チャネル グループの公開レベルをビュー単位に引き上げる

ビュー単位で編集者のアクセス権を持っている場合は、ユーザー単位のカスタム チャネル グループの公開レベルをビュー単位に引き上げることができます。カスタム チャネル グループの公開レベルを引き上げると、ビュー単位でコピーが作成され、次のことができるようになります。

  • ビュー単位で閲覧者以上のロールを持つユーザーは、ビュー単位に公開レベルが引き上げられたチャネル グループを表示し、使用できる。
  • ビュー単位で編集者のロールを持つユーザーは、[チャネル設定] > [チャネル グループ] からビュー単位の構成を編集できる。

オリジナルのユーザー単位のカスタム チャネル グループに対する管理権限は維持されます。公開レベルを引き上げたチャネル グループはビューのチャネル グループとしてカウントされるので、上限(50 個)のことも考慮してください。

カスタム チャネル グループをコピー、共有、削除する

保存したカスタム チャネル グループはコピー、削除できるほか、他のユーザーと直接共有したり、ソリューション ギャラリーで共有したりすることができます。

カスタム チャネル グループを共有すると設定情報だけが共有され、データは共有されません。詳しくは、アセットの共有に関する説明(複数のカスタム チャネル グループをまとめて共有する方法など)をご覧ください。

カスタム チャネル グループは削除やコピーもできます。カスタム チャネル グループをコピーすると、それを基に別のカスタム チャネル グループを簡単に作成できます。

カスタム チャネル グループをコピー、共有、削除する方法は次のとおりです。

  1. アナリティクス アカウントにログインします。
  2. [管理] をクリックし、目的のビューに移動します。
  3. [ビュー] 列で、[カスタム チャネル グループ] をクリックします。
  4. [操作] メニューで [コピー]、[共有]、[削除] のいずれかを選択します。

デフォルト チャネル グループを編集する

デフォルト チャネル グループは編集が可能で、新しいチャネルの定義、既存のチャネルの削除、チャネル定義の変更を実施できます。システムの定義は編集できませんが、各種のディメンションを使って既存のチャネルを再定義することはできます。


ソーシャル チャネルの定義を「システム定義のチャネル - 完全一致 - ソーシャル」から「参照元 - 含む - plus.google.com|facebook.com」に変更できます。

ビューのデフォルト チャネル グループを編集する場合の注意事項:

  • アナリティクスによるトラフィックの分類方法が永久的に変更されます。
  • ビューのすべてのユーザーが変更内容を確認できます。
  • 変更内容は過去にさかのぼって適用されることはなく、既存のチャネル グループに影響はありません。

チャネルの定義を編集する方法は次のとおりです。

  1. Google アナリティクスにログインします。
  2. [管理] をクリックし、目的のビューに移動します。
  3. [チャネル設定] をクリックします。
  4. [チャネル グループ] をクリックします。
  5. [デフォルト チャネル グループ] をクリックします。
  6. チャネルを編集するには、編集アイコン(鉛筆)をクリックします。
  7. チャネルのルールを編集します。大文字と小文字は区別されません。
    • 最初のプルダウン メニューでディメンションを選択します。
    • 次のプルダウン メニューで演算子を選択します。
    • テキスト欄に、使用する値を入力します。たとえば、「参照元 - 含む - plus.google.com」といった具合に設定します。
    • 必要に応じて AND ステートメントと OR ステートメントを追加し、[完了] をクリックします。
  8. 新しいチャネルを追加するには、[新しいチャネルを定義] をクリックします。
  9. チャネルを削除するには、削除アイコン(×)をクリックして、メニューから [ルールを削除] をクリックします。
  10. [保存] をクリックします。

デフォルトのチャネル定義を編集した場合、リスト上部の [チャネルをリセット] をクリックすれば、デフォルトの状態に戻すことができます。この操作は過去にさかのぼって適用されることはありません。つまり、デフォルト チャネルに戻る前に発生したセッションは、戻る前のチャネル定義で分類されます。

マルチチャネルのチャネル グループ

[マルチチャネル] > [アシスト コンバージョン] および [コンバージョン経路] のレポートでは、デフォルトの MCF チャネル グループがデフォルトで使用されます。プライマリ ディメンションを変更すれば、デフォルト チャネル グループの順序でデータを表示できます。カスタム チャネル グループまたはビュー単位の新しいチャネル グループを使用する場合は、[チャネル グループ] メニューから該当する名前を選択します。

制限事項と注意事項

制限事項

1 人のユーザーが作成できるカスタム チャネル グループは最大 100 個で、1 つのビューで使用できるチャネル グループは、デフォルト チャネル グループを除いて最大 50 個です。

チャネル グループとビューフィルタ

デフォルト チャネル グループとカスタム チャネル グループでは、フィルタに一致するディメンション値を使用して、セッションを帰属先のチャネルに分類します。つまり、ビューフィルタを使用している場合、チャネル グループはそのフィルタによって変更されたディメンション値を反映したものになります。

たとえば、「検索と置換」フィルタを使用して、キャンペーン名を「キャンペーン A」から「キャンペーン B」に変更したとします。この状況で「チャネル X」の定義に「キャンペーン B」を含めた場合、「キャンペーン A」のクリックから開始されたセッションは「チャネル X」に分類されます。

なお、2017 年 3 月(360 アカウントの場合)または 2016 年 9 月(標準のアカウントの場合)より以前は、ビューフィルタによってディメンション値が変更される前に、チャネル グループがまとめて割り当てられていました。このため、チャネルの定義とセッションが割り当てられるチャネルの間で不一致が生じるケースがあったものの、サービスで提供するデータの一貫性を確保するため、この動作はすでに調整されています。

チャネル グループとマルチチャネルの費用データ

ディメンションの中には、関連費用データの問い合わせができないものもあります。そうしたディメンションを使用してチャネル グループを定義している場合、そのチャネル グループのチャネルを対象とする費用データは取得できません。

キャンペーン マネージャー 360、ディスプレイ&ビデオ 360、検索広告 360 のディメンション

デフォルト チャネル グループでは、キャンペーン マネージャー 360、ディスプレイ&ビデオ 360、検索広告 360 のディメンションを使用できません。ただし、自分で作成したカスタム チャネル グループでは、これらのディメンションを使用できます。

チャネル レポートと Google 広告レポートの違い

日次処理において、Google 広告のディメンション値はトラフィックのチャネル グループを定義するために使用されます。そうしたディメンション値が変更されても(たとえば Google 広告でキャンペーン名が変更されても)、そのトラフィックの過去のチャネル グループは影響を受けません。[Google 広告] セクションには Google 広告トラフィックの現在またはレポートを読み込んだ時点でのディメンション値が表示されるため、Google 広告レポートとチャネル レポートのデータは異なる場合があります。

チャネル グループと正規表現

チャネルの定義として正規表現を使用している場合は、デフォルトで完全一致として扱われます。したがって、入力した用語に完全に一致するデータのみが検索されます。チャネル グループ編集ツールで正規表現による検索を行う場合は、文字列の先頭と末尾に「*」を追加します。


「January」という用語を含むキャンペーン(「January1」、「2ndJanuary」、「January」など)のトラフィックを含むチャネルを定義する場合は、ルールを「January」と指定するのではなく(このように指定した場合は「January」のみが返される)、「*January*」と指定します。
一致結果を限定する必要がある場合は、それに応じた正規表現が必要です。たとえば、文字列「site」のみに一致させるには、「site」が文字列の先頭かつ末尾であることを示す正規表現「^site$」を使用します。

リッチメディアとインプレッションは、常に「ディスプレイ」に分類される

リッチメディアとインプレッションは常に「ディスプレイ」に分類され、デフォルト以外のチャネル グループに分類を変更することはできません。

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