レポートは、User-ID が有効にされたプロパティの User-ID に対応するビューでのみ表示されます。
iOS 13 でのユーザー エージェントの変更
2019 年 9 月、Apple は iPad のユーザー エージェントを変更し、iPad のトラフィックが PC トラフィックとして処理されるようにしました。この変更により、iPad のタブレット トラフィックが減少し、Safari の PC トラフィックが増加します。iPad ユーザーにはデフォルトでは PC 用サイトが表示されるため、レポート データのこの変化は、ユーザー エクスペリエンスに即したものと言えます。
User ID ビューには、アナリティクスに ID が送信されたセッションのデータのみが表示される
User ID ビューは、一部のデータのみが表示される特別なレポートビューです。このビューには、アナリティクスにユーザー ID(および関連データ)が送られたセッションのデータのみが表示されます。ID がアナリティクスに送られないセッションのデータを含むすべてのデータを分析するには、別のビューを使用してください。
User ID ビューではユーザー数の集計方法が異なる
アナリティクスでは、各 User ID がユニーク ユーザーに該当するとみなされます。同じ ID で発生したアクティビティは、複数のセッションやデバイスに渡って発生した場合でも、期間に関係なくすべて 1 人のユーザーに帰属します。
この集計方法によって、ユーザーによるオンライン コンテンツへのアクセスの実態をより正確に反映することができますが、User ID ビューに表示される合計ユーザー数は、User ID を使用しないビューやその他の分析ソリューションとは通常異なります。
クロスデバイス レポートの期間は最長 90 日
クロスデバイス レポートの期間は 90 日までしか選択できません。90 日より前のデータを分析する必要がある場合は、レポートを定期的にエクスポートして保存し、それ以降のデータと比較してください。
クロスデバイス レポートは User ID ビューでのみ利用できる
クロスデバイス レポートには、デバイスの重複、デバイス経路、集客デバイスの 3 つがあります。このレポートには、アナリティクスにユーザー ID が送られたセッションの期間中に収集されたデータが表示されます。User ID ビューでのみご利用可能です。
クロスデバイス レポートの収益の集計方法は他のレポートと異なる
クロスデバイス レポートの収益の集計方法は、他のアナリティクス レポートの集計方法と異なります。クロスデバイス レポートの場合、あるデバイスの収益として集計されるのは、そのデバイスで開始されたトランザクションの収益のみです。たとえば、「集客デバイス」というクロスデバイス レポートにおいて、「起点となったデバイスからの収益」という指標には、選択したレポート期間で最初に使用されたデバイスと同じデバイスで完了したトランザクションの収益のみが含まれます。他のレポートの場合、特定のデバイスの収益指標には、そのデバイスで完了したすべてのトランザクションが含まれます。
クロスデバイス レポートのデバイス カテゴリはアナリティクスで定義される
クロスデバイス レポートに表示できるデバイスには、モバイル、タブレット、PC の 3 つのカテゴリがあります。ノートパソコンは PC のカテゴリに含まれます。どのカテゴリに属するかは、各デバイスが発する信号に基づき、アナリティクスによって自動的に判断されます。お客様ご自身でデバイスの定義を変更したり、デバイスを分類し直したりすることはできません。ただし、カスタム ディメンションを使用すれば、独自のデバイス カテゴリを作成できます。
同一デバイスで複数のウェブブラウザを使用している場合、クロスデバイス レポートではそれらが別々のデバイスとしてカウントされる
クロスデバイス レポートでは、匿名やシークレット ブラウジングによるインスタンスを含めて、同一デバイス上の複数のウェブブラウザが別々のデバイスとしてカウントされます。たとえば、ユーザーが同じノートパソコンで 2 種類のブラウザからログインした場合、そのユーザー ID には 2 つのデバイスが関連付けられます。