User-ID カバレッジ レポート

トラフィック全体で User ID の分布状況を確認します。
このレポートは、User-ID 対応プロパティと、User-ID 不対応のプロパティのビューでのみ表示されます。

[User-ID カバレッジ] レポートでは、トラフィック全体を対象として、User ID が割り当てられたユーザーの分布状況の概要を確認できます。このレポートを使用すると、セッションの合計数を確認でき、User ID を割り当てたユーザーと割り当てていないユーザーの割合を比較できます。

この記事の内容:

User-ID カバレッジ レポート

[User-ID カバレッジ] レポートは、User-ID を設定した後、通常のレポートビューで使用できます。このレポートを表示するには、レポートのナビゲーションの上にある検索ボックスに「User-ID カバレッジ」と入力し、表示された [User-ID カバレッジ] をクリックします。レポートのナビゲーションをたどってレポートを表示することもできます。ウェブビューの場合は、[ユーザー] > [行動] レポートに、アプリビューの場合は [行動] > [行動] レポートに分類されています。

このレポートが表示されない場合は、User-ID の設定が完了していないか、このレポートが含まれていないレポートビューを使用している可能性があります。

Find the User ID Coverage report under Audience.

この画像をクリックして展開すると、上記のオプションが管理画面のどこにあるかを確認できます。

[User-ID カバレッジ] レポートで確認できる内容

User ID が割り当てられたユーザーと割り当てられていないユーザーとでは行動が異なる場合があります。

たとえば、ユーザーがアカウントにログインした際に ID が割り当てられるよう User-ID 機能を設定することができます。この場合、ID が割り当てられた一連のユーザーは、ログイン時にコンテンツに反応を示したユーザーであることを意味します。[User-ID カバレッジ] レポートを使用することで、ログインしたユーザーのうち、アクティビティが発生したセッションの割合を確認できます。

一般的にログインしたユーザーの方がコンテンツに深く関与し、ログインしないと実行できない行動(商品の購入など)に移ったりする可能性が高いので、レポートでこれら 2 つのトラフィック セグメントを区別すると、ビジネスの意思決定に役立つ情報が得られます。

その結果、ログインしたユーザーに対しては、他のユーザーとは異なる広告、コンテンツ、エンゲージメント アクティビティ、トランザクション形式を提供するといった対策も考えられます。また、このデータを使用して、既存のユーザーがコンテンツを利用する際にログインを促す戦略を練ることもできます。新規にアカウントを開設したくなるような仕組みを考えるのにも役立ちます。

[User-ID カバレッジ] レポートの制約

  1. [User-ID カバレッジ] レポートは、すべてのレポートビューで利用できるわけではありません。User-ID 設定後のビューでのみ利用できます。
  2. [User-ID カバレッジ] レポートは User ID の有無によるユーザーの分布の概要を示すもので、User-ID が割り当てられたユーザーやセッションに関するデータを確認できるわけではありません。User ID が割り当てられたユーザーのコンテンツ利用状況を詳細に分析するには、[User-ID カバレッジ] レポートと User-ID ビューを組み合わせて使用します。
  3. User-ID のリンク先は実装方法によって異なります。User-ID は、お客様ご自身の環境に合わせて実装してください。上記の例では、User ID をアカウントのログインに関連付けた場合に、[User-ID カバレッジ] レポートから確認できる内容について説明しました。これは、User-ID の設定方法の一例に過ぎません。User ID が自動的にユーザー アカウントやその他のデータに関連付けられるわけではありません。
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User-ID の実装に関する技術的な詳細については、デベロッパー ガイドをご覧ください。

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