この記事では、まもなくサポート終了となるユニバーサル アナリティクスについて説明します。ユニバーサル アナリティクス プロパティの設定は Google アナリティクス 4 に必ず移行する必要があります。移行されなかったデータは、2023 年 7 月 1 日(アナリティクス 360 プロパティの場合は 2024 年 7 月 1 日)以降処理されなくなります。設定を移行する方法は、こちらでご確認いただけます。

User-ID 機能について

複数のデバイス、セッション、エンゲージメント データを同じ訪問者ユーザーにリンクします。

User-ID とは、個々のユーザーに永続 ID を付与し、そのユーザーのエンゲージメント データを、セッションやデバイスをまたいで識別する仕組みです。

解析ソリューションが一意のユーザー ID によってユーザーを判別できるため、レポートに表示されるユーザー数の精度が向上します。

ID と、複数のセッションから得た関連データをアナリティクスに送信すると、レポートの内容の一貫性が向上し、ユーザーとお客様のビジネスの関係性をより包括的に理解することができます。

この記事の内容:

User-ID の仕組み

User-ID を使用すると、1 つ以上のセッション(およびそのセッション内でのアクティビティ)とアナリティクスに送信する固有の永続 ID を関連付けることができます。

User-ID を実装するには、お客様ご自身の一意の ID をご自身で生成し、ユーザーには同じ ID を継続的に割り当て、それらの ID を Google アナリティクスに送信するデータにその都度含める必要があります。

たとえば、User-ID の値として、独自の認証システムによって生成された一意の ID をアナリティクスに送信できます。一意の ID が割り当てられている間に発生した、リンククリック、ページや画面の移動などのエンゲージメントは、アナリティクスに送信され、User-ID を介して接続されます。

アナリティクスで User-ID を使用しないと、コンテンツにアクセスするユーザーが複数のデバイスを使用するたび、または新しいセッションが発生するたびにユニーク ユーザーとしてカウントされます。たとえば、スマートフォンで検索した 3 日後にノートパソコンで購入し、1 か月後にタブレットでカスタマー サービスを利用した場合、一連の操作が同一のアカウントにログインして行われたとしても、標準的な設定のアナリティクスではユニーク ユーザー数が 3 とカウントされます。個々の操作やデバイスからのデータは収集できますが、相互に関連性があるかどうかは判断できません。各接点の独立したデータが表示されるだけです。

これに対して User-ID を使用すると、関連するアクションとデバイスを識別でき、一見つながりのないデータポイント同士を関連付けることができます。たとえば、スマートフォンでの検索、ノートパソコンでの商品購入、タブレットでの再エンゲージメントという 3 つのアクションがあった場合に、従来なら個別のデバイスによる個別のアクションに見えていたものを、ひとりのユーザーによる操作として認識できるようになります。

セッション統合

セッション統合は、ID と関連付けられて User-ID が割り当てられる前にヒットを収集することが可能な User-ID の設定です。

詳細

次のステップ

User-ID を設定するには、アナリティクスのアカウント(編集者の役割が必要)でこの機能を有効にし、トラッキング コードに変更を加えます。詳細

[User-ID カバレッジ] レポート内のデータを確認して、設定を検証できます。

関連資料

トラッキング コードに User-ID を追加する方法については、デベロッパー ドキュメントを参照してください。

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