ビジュアル フロー レポートの使用

フローレポートの操作方法について確認します。

フローレポートによっては特有の機能がありますが、この記事では、すべてのフローレポートで共通の機能について説明しています。

この記事の内容:

開始ディメンションを選択する

ディメンションは、レポートに表示されるデータの起点となります。たとえば、ディメンションに [国] を選択すると、左の列にノードのディメンション値として国名が表示されるので、レポートに表示されているトラフィックがその国と関係していることがわかります。

ディメンションを選択
開始ディメンションの選択

 

表示するディメンションの値をカスタマイズするには、ディメンション メニューの横にある歯車アイコンをクリックして、[ディメンション アイテムのカスタマイズ] コントロールを開きます。

ディメンション項目のカスタマイズ 開始ディメンションのカスタマイズ

ディメンションは、最大 5 つの正規表現を入力してカスタマイズできます。たとえば、[国 / 地域] ディメンションを使用してアメリカと一致させたい場合は、次のように入力して [適用]をクリックします。

  • マッチタイプ: 等しい
  • 式: アメリカ
  • 名前: アメリカ

セグメントを適用する

セグメントは動的なフィルタのようなもので、これを使うとトラフィックをすばやく分析できます。新規ユーザーやノーリファラーなどのデフォルトのセグメントは、すべての Google アナリティクス アカウントで共通です。セグメントは、商品を購入したユーザーやサイトに一定時間以上滞在したユーザーなど、特定のトラフィックを抽出するために作成します。

セグメントを追加 セグメントの適用

フローレポートはセッション ベースのセグメントのみをサポートしており、ユーザーベースのセグメントは無効となります。フローレポートにはセグメントを 1 つだけ適用することができます。

パンとズーム

矢印を使用して右や左にパンできます。また、マウスで画面をドラッグしてパンしたり、[+] と [-] のスライダーを使用してズーム(ノードとコネクションを縮小または拡大)することもできます。[ホーム] アイコンをクリックする最初のビューに戻ります。

パンとズーム コントロールのフロー パン コントロールとズーム コントロール

コネクションの詳細レベルを調整する

[詳細レベル] を選択し、スライダーを使用すると、表示されるコネクションの数を調整できます。このスライダーを調整しても、単にレポートに表示されるコネクション数を減らしたり増やしたりするだけで、実際のコネクション数には影響しません。

コネクションの詳細レベルを調整する コネクション数のスライダー

ノードとコネクションを調査する

ノードにカーソルを合わせると、次の情報が表示されます。*

  • ノードが表しているページまたはイベントの数
  • 別のページやイベントに移動したユーザー数
  • 当該ノードでサイトを離脱したユーザー数
  • ノードのセッション数またはステップ完了数の合計
ノードの分析 ノードの調査

 

コネクションにカーソルを合わせると、次の情報が表示されます。*

  • そのコネクションを通過したセッションの合計数
  • そのコネクションで完了したステップ数
  • そのコネクションによって表されるトラフィックの割合
  • 別のページやイベントに移動したユーザー数
コネクションの分析 コネクションの調査

* 実際に表示される情報はビジュアル フローの種類によって異なります。

 

ノードからの離脱にカーソルを合わせると、ユーザーがどのようにそのノードから離脱したかを示す詳細が表示されます。

離脱の分析 ノードからの離脱の調査

1 つのトラフィック セグメントにフォーカスする

ノードをクリックすると、次のいずれかのオプションを選択できます。

  • ここをハイライト: 当該トラフィック セグメントが作り出すフロー全体のすべてのコネクションをハイライト表示します。ハイライトを取り消すには、ノードを再びクリックして、[ハイライトをクリア] をクリックします。
  • このセグメントを表示(ディメンション ノードのみ): 当該ディメンションまたはセグメントのトラフィックのみを表示します。表示を元に戻すには、ブラウザの [戻る] ボタンかパンくずリストを使用します。
  • ここを深く見る: 当該ノードを経由するすべてのコネクションを表示します。このモードでは、ノードの前後の経路にステップを追加することもできます。表示を元に戻すには、ブラウザのボタンかパンくずリストを使用します。
  • グループの詳細: 当該ノードでグループ化されている要素(個別ページやイベントなど)を表示します。このオプションを使用すると、次の項目が表示されます。:
    • 上位のセグメント(ディメンション ノードのみ): 現在の指標
    • 外部へのトラフィック(ディメンション ノードのみ): 当該ノードからトラフィックが移動したページ
    • 上位のページ: 最もトラフィックの多いページ。たとえば、ノードが「衣服」ディレクトリのページのコレクションを表す場合、当該ディレクトリで最もトラフィックの多いページに関する情報が表示されます。
    • トラフィックの詳細: ゴールフローでは使用できません。
    • 外部からのトラフィック: トラフィックがノードに移動したページ
    • 外部へのトラフィック: ノードからトラフィックが移動したページ
    • 目標到達プロセスの開始: ユーザーが目標到達プロセスを開始したサイト内のページ
    • 目標到達プロセスからの離脱: ユーザーが離脱した目標到達プロセス内のページ
ノードを経由したトラフィックをハイライト表示 選択したノードにフォーカス

 

コネクションをクリックして、そのフローのトラフィック セグメントだけをハイライト表示することもできます。

コネクションを重視 トラフィック セグメントのコネクションをハイライト表示

期間の変更と比較

フローレポートにはデフォルトで過去 30 日間のデータが表示されますが、カレンダーのプルダウンを利用してこの期間を変更することができます。2 つの期間のデータを比較するには、[比較] をオンにして、もう 1 つの期間を選択します。適切な比較のために、双方とも 1 か月全体、日曜から始まる 1 週間など、同じような条件で期間を選択します。

今週と先週の比較 2 週間のトラフィックの比較

 

2 つの期間を比較すると、各ノードを経由するトラフィック量の大きさと方向について 2 つの期間の相違を確認できます。フローのノードやコネクションをハイライト表示すると、各ノードの割合が変化して、そのトラフィックの流れに限定した変化が表示されます。ノードにカーソルを合わせると、2 つの期間のデータの相違が詳細に表示されます。

期間による比較の変化の割合 2 つの期間の割合の変化

レポートをエクスポートする

すべてのフローレポートは、[エクスポート] > [PDF] をクリックすることで、PDF としてエクスポートできます。PDF ドキュメントには、経路のハイライトも含め、画面に表示されているものが示されます。レポートのエクスポートの詳細については、レポートのエクスポートとメール送信をご覧ください。

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