他の言語を話す顧客にアプローチすると、収益アップにつながるケースがあります。この分析を行うと、第一言語が自分の言語と異なるユーザーをターゲットに設定すべきか判断できます。
調査
以下のどちらのシナリオでも、まずは [ユーザー]、[ユーザー属性]、[言語] の順にクリックします。
シナリオ 1
ある言語で作成された広告が、同じ言語のサイトにトラフィックを誘導している(たとえば、英語の広告が英語のサイトにトラフィックを誘導している)。
- セグメントを使用して、デフォルトのセグメントの [検索トラフィック] を適用します。1 つの地域にのみ関心がある場合は、1 つの国(アメリカなど)からの検索トラフィックのみ含まれるカスタム セグメントを作成できます。作成方法は次のとおりです。
- 一致 - 参照元 - 正規表現一致 - google|bing|yahoo
- 「AND」ステートメントの追加
- 一致 - 国/地域 - 完全一致 - アメリカ
- [エクスプローラ] タブで [目標セット] や [e コマース] などのオプションを選択します。この選択に応じて、表には異なる指標が表示されます。
- 表内で [サイト平均と比較] ビューを選択した後、プルダウンから最も重要な指標を選択し、データを比較します。
シナリオ 2
ある言語で作成された広告が、別の言語のサイトにトラフィックを誘導している(たとえば、スペイン語の広告が英語のサイトにトラフィックを誘導している)。
- セグメントを使用して、デフォルトのセグメントの [有料の検索トラフィック] を適用します。1 つの地域と Google 広告キャンペーンにのみ関心がある場合は、1 つの国(アメリカなど)からの Google 広告検索トラフィックのみ含まれるカスタム セグメントを作成できます。作成方法は次のとおりです。
- 一致 - メディア - 完全一致 - CPC
- 「AND」ステートメントの追加
- 一致 - 参照元 - 完全一致 - google
- 「AND」ステートメントの追加
- 一致 - 国/地域 - 完全一致 - アメリカ
- [エクスプローラ] タブで [利用状況]、[目標セット]、[e コマース] などの指標セットを選択します。他の言語で広告を作成する潜在的価値を評価するには、利用状況とコンバージョン ベースまたは e コマース ベースの適切な指標セットを比較する必要があります。
- 表内で [サイト平均と比較] ビューを選択します。プルダウンから [直帰率] を選択します。
- アドバンス フィルタを使用して、特定の言語を抽出します。
次に、シナリオの別を問わず、言語設定の異なるユーザーが検索しているキーワードを特定します。言語が変わると、ユーザーが検索するブランド キーワードや一般的なキーワードも変化するのか確認できます。
- [トラフィック]、[参照元]、[検索]、[サマリー] の順にクリックします。
- 特定の言語のカスタム アドバンス セグメントを作成します。たとえば、スペイン語の場合は次のように作成します。
- 一致 - 言語 - 正規表現一致 - es|es-es
- 一致 - 言語 - 正規表現一致 - es|es-es
- 表内でプライマリ ディメンションを [キーワード] に変更します。
- 表内で [キーワード クラウド] ビューを選択して、最も検索されているキーワードをグラフ表示で確認します。
対策
シナリオ 1: ブラウザの表示言語を他の言語に設定しているユーザーも、広告をクリックしてコンバージョンに至っている場合は、そうしたユーザーも広告のターゲットに設定することをおすすめします。
シナリオ 2: スペイン語の広告をクリックしたユーザーの直帰率が高いかコンバージョン率が低い場合は、そうしたユーザーを英語のサイトに誘導するのを止め、スペイン語のサイトを作成することをおすすめします。