この分析を行うと、コンバージョン率やトランザクション率の高いユーザーが居住する地域(国または地域/市区町村)を識別できます。この情報を利用すると、最も収益性の高い地域を広告のターゲットに設定できます。
調査
掲載結果が平均を上回る地域/市区町村を識別し、それらの地域の検索を広告のターゲットに設定することで、ビジネス上のメリットが生まれるかどうかを確認します。
- [ユーザー]、[ユーザー属性]、[地域] の順にクリックします。
- セグメントを使用して、デフォルトのセグメントの [検索トラフィック] を適用します。
- 地図をクリックして、該当する国/地域(アメリカなど)を詳細表示します。または、表内のアドバンス フィルタを使用してローカルの地域を除外し、国単位の表示を維持します。
- 表内でプライマリ ディメンションを [地域](都道府県など)または [市区町村] に変更します。
- 表の右上で [サイト平均と比較] ビューを選択します。プルダウン メニューを使用して特定の指標を選択します。
国際的な事業を展開している場合や、これから海外に事業展開しようと計画している場合は、海外のセッション数の多い地域を特定することができます。[地図表示] タブで [利用状況] を選択します。地図で、プルダウン メニューから [セッション] を選択します。
コンバージョン率の高い地域や低い地域を確認するには、[エクスプローラ] タブで [目標セット] または [e コマース] を選択して、国/地域ごとに各種指標を分析します。国/地域の名前をクリックすると、その中の各地域についても指標を分析することができます。
対策
コンバージョン率やトランザクション率が高いと確認された地域で、地域をターゲットに設定したキャンペーンをテストします。キャンペーン設定では、広告のターゲット地域を変更でき、広告グループでは当該地域のユーザーに合わせて広告コピーをカスタマイズできます。たとえば、旅行代理店の場合、大阪に居住するユーザーの e コマースのコンバージョン率が高いと判明した際には、大阪をターゲットにしたキャンペーンを作成し、「関空発の格安航空券」という広告文を設定できます。また、あるサイトの商品が海外ユーザーの注目を集め、検索や購入の対象となっている場合は、検索ターゲットを国外にも展開することができます。