ゴールフローを使用してサイトの掲載結果に関する問題を特定し解決する

4 つの重要な開始ディメンションを使用してサイトを分析します。

この記事では、4 つの重要なポイントを確認しながら、ゴールフロー レポートを使用してサイトを最適化する方法を説明します。事前に関連資料セクションのコンテンツもお読みください。

この記事の内容:

メディアが期待通りの成果を上げているかどうかを確認する

開始ディメンションを [メディア] に設定します。

Starting dimension set to Medium
開始ディメンションを [メディア] に設定します

たとえば、最近開始した新しいメール キャンペーンが、トラフィックやコンバージョンの促進にどれだけ成果を上げているかを把握したい場合、ビジュアル フローで開始ディメンションを [メディア] に指定します。このとき、最初の列のノードの 1 つとしてメールが表示されなければ、何らかの問題があることがすぐわかります。たとえば、データがアナリティクスのレポートで利用可能になるまで待たなかった、メールを配信する第三者で何らかの問題が生じている、広告文が誤って翻訳され、他国のユーザーに対して期待する効果を得られていない、といったことが問題の原因として考えられます。または、広告にリンクを記載し忘れた、誤った URL へのリンクを記載したなどの単純なミスの可能性もあります。

その一方で、メール キャンペーンが単純に、念頭にある目標を達成するうえで効果的な方法でないことが判明する場合もあります。このような場合は、メール配信への予算の割り当てを停止します。

サイト内検索ページを目標到達プロセスのステップとして追加します。

Example Goal flow with search
サイト内検索を評価するために、検索ページを目標到達プロセスのステップに追加します

ウェブビューでサイト内検索を設定している場合は、検索 URL を目標到達プロセスに含めて、サイト内検索が期待通りの成果を上げているかどうかを確認することができます。たとえば、カテゴリページを閲覧したユーザーに対して、特定商品の検索を期待する場合は、目標到達プロセスのカテゴリページの後に検索 URL を含めます。サイト内検索が期待通りに機能していれば、設定した検索ノードを通過して目標ページに至るトラフィックが確認できるでしょう。一方、サイト内検索に何らかの問題がある場合には、検索ノードを通過して目標に至るまでのトラフィックを確認することはほぼ不可能です。

このような場合、各ソースのコネクションをクリックすると、トラフィックがどのように検索ノードから逆戻りして最終的に離脱しているのかを確認できます。

さまざまなユーザー環境に対応できるようウェブサイトが適切に設定されているかどうかを確認する

ユーザー環境に関する [ユーザー] ディメンションを使用すると、扱うブラウザやオペレーティング システム、画面の解像度が異なるユーザーに対して、サイトがどのような成果を上げているかを確認できます。

[ブラウザ] ディメンションによるトラフィックの表示。
特定のブラウザからのトラフィックを確認します

この種のビジュアル フローにおいても、先ほどと同じ方法を応用できます。特定のブラウザで大量の離脱が確認された場合は、そのブラウザでサイトが想定通り適切に表示されているかどうかを確認します。小さな画面の解像度で大量の離脱が発生している場合は、[カートに追加] ボタンやリンクなどが見えにくくなっていないか、またボタンやリンクのサイズが小さくても問題なくクリックできるかどうかを確認します。

コンテンツを翻訳する必要があるかどうかを確認する

[言語] ディメンションを使用して目標を確認します。

[言語] ディメンションによってトラフィックをハイライト表示
ゴールフローの [言語] ディメンションを確認します

コンテンツを複数の言語で展開している場合は、言語ごとに目標と目標到達プロセスを設定します。この際、各目標到達プロセスのステップにそれぞれの言語のページや画面を指定します。次にゴールフロー レポートで、[言語] ディメンションを使用して言語ごとのユーザーの分布を把握できます。また、各言語の相対的な成果が同じかどうかも確認できます。

最初の列の [言語] ディメンション ノードをクリックして [このセグメントのみを表示] または [ここをハイライト] オプションを使用すると、各言語について、ユーザー数とコンバージョン数を比較できます。これによって、コンテンツに関する実用的な情報を得ることができます。

たとえば、英語にのみ対応したウェブサイトで、英語(アメリカ)を話すユーザーによるコンバージョン率が 4.3% だったとします。ところが、意外なことにこのサイトへのポルトガル語(ブラジル)を話すユーザーのトラフィックがかなり多く、コンバージョン率は 4.6% と英語を話すユーザーよりも少し高いことが判明しました。この結果を見ると、サイトは英語を話すユーザーよりもむしろブラジル人に人気があるようです。

こうしたユーザーのコンバージョン率を把握できたことで、コンテンツのポルトガル語(ブラジル)での提供が利益につながる可能性があることがわかりました。

さまざまな言語で既にコンテンツを提供している場合は、各言語の目標到達プロセスのフローをチェックし、コンテンツの翻訳によって、ユーザーの流れをせき止める要素が生じていないか確認します。たとえば、あるページで離脱率が異常に高い場合は、翻訳によって説明に誤解が生じていないかどうかや、元のコンテンツの主旨や雰囲気が効果的に伝わっているかどうかを確認します。

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