広告とアトリビューション

クロスチャネルの予算管理プラン(ベータ版)

この機能は、Google アナリティクスのプロパティではご利用いただけない場合があります。Google アナリティクス チームは、この機能をより多くのプロパティに拡大できるよう取り組んでいます。プロパティの対象条件についてご不明な点がある場合は、サポートチームにお問い合わせください。

Google アナリティクスのクロスチャネルの予算管理では、有料チャネルへの投資を最適化し、パフォーマンスをトラッキングすることが可能です。予測プランでは、重要業績評価指標(KPI)に対する広告チャネルのパフォーマンス予測をモニタリングできます。KPI には、予算、コンバージョン、収益が含まれます。改善すべき領域を特定し、進行中の予算を最適化できます。シナリオ プランナーでは、さまざまな予算レベルで費用対効果(ROI)の予測値を分析できるほか、定義した予算に基づいて費用対効果を高める、今後の取り組みに向けて最適化されたメディアプランの作成が可能です。両方の機能を使用して、メディア予算を継続的に計画、最適化できます。

これらのツールを使用すると、「費用は予定どおりに消化されているか?」「予定している費用に基づいて、今後獲得できるコンバージョン数はどれくらいか?」「収益と ROI を最大化するために予算をどのように配分すればよいか?」といった重要な問題の答えを見つけることができます。

このツールはプランニング用であり、接続したアカウントの予算や費用に影響することはありません。


レポートを表示

  1. Google アナリティクスにログインします。
  2. 左側のメニューで [広告] を選択します。
  3. [予算] をクリックします。

レポートを表示するには、[広告] セクションに移動し、プロパティに Google 広告アカウントをリンクします。なお、レポートが表示される [広告] セクションは、PC 版の Google アナリティクスでのみご利用いただけます。


クロスチャネルの予算管理を使用できるプロパティを確認する

プロパティがクロスチャネルの予算管理の対象でない場合は、プロパティのステータスに必要な詳細情報を確認します。

これらのレポートを使用するには、プロパティが次の要件を満たしている必要があります。

  • コンバージョン データ: クロスチャネルの予算管理では、予測プランまたはシナリオ プランナーのプランの対象となるコンバージョンに関する、1 年分以上のデータが必要です。キーイベントは使用できません。
    ウェブ コンバージョンはサポートされていません。
  • メインのチャネル グループにおけるデータの適合性: クロスチャネルの予算管理では、メインのチャネル グループが使用されます。カスタムまたはデフォルトのチャネル グループを指定できます。チャネルで費用が発生していること、およびデータ要件に適合していることが求められます。詳しくは、データの互換性をご覧ください。 
    • : メインのチャネル グループの定義を変更した場合、新しい定義を使用してプランが更新されるまでに最長で 2 日かかることがあります。
  • キャンペーン データ: クロスチャネルの予算管理には、2 つ以上のチャネル(Google と Google 以外)での 1 年分以上のキャンペーン データが必要です。Google サービスにリンクすると、統合された Google サービスの過去のデータを取得できます。統合された Google 以外のサービスやその他のインポート ソースのキャンペーン データをアップロードするには、データ インポートを使用します。キャンペーン データをアップロードしてから、プロパティの予算管理の対象となるページでステータスが更新されるまでに、1 日ほどかかることがあります。キャンペーン データを使用してメインのチャネル グループをマッピングする場合は、データ インポートで [キャンペーン フィールド] のデータをアップロードすることをおすすめします。

要件を満たすと、Google がモデルを評価します。これには最長で 2 日ほどかかります。評価の対象には、費用インポートの正確性とモデルの品質が含まれます。詳しくは、モデルの手法をご覧ください。評価に合格すると、プランを作成できます。

サービス間のリンク設定、キャンペーン データのインポート、チャネル グループを削除または変更すると、予算モデルに影響する可能性があります。


予算管理の概要ページ

[概要] では、保存した予算プランと、予算モデルの基となるインポート ソースにすばやくアクセスできます。このページには、次の情報が表示されます。

  • 次の情報を示す表:
    • 最近作成または変更されたプラン
    • サービス間のリンク設定: 現在リンクされている Google サービス(Google 広告、ディスプレイ&ビデオ 360 など)
    • 費用インポート: 使用状況、最後のアップロード日、ファイルのマッチ率
      • 注: 費用インポートは、Google 以外のキャンペーンとチャネルの費用をアップロードするための方法です。
  • [手動統合](サードパーティ統合)には、サードパーティのキャンペーンから広告イベントを取り込むための手動統合の設定方法を説明する、静止テキストが表示されます。長期的にはこのセクションに、予算モデルで手動統合を利用できるプラットフォームが動的に表示されるようになります。

予測とシナリオ プランナー

予測の概要

予測プランを作成すると、各チャネルの目標重要業績評価指標(KPI)に対して予測されるパフォーマンスを確認し、進行中の取り組みについてパフォーマンスに基づき予算を最適化できます。

予測プランでは、次のような問題に対する答えを見つけることができます。

  • 予定していた予算を想定どおりに消化しているか?
  • 目標コンバージョン数(例: 購入)を想定どおりに達成しているか?
  • 目標収益を想定どおりに達成しているか?
  • どのチャネルのパフォーマンスが目標値を上回っていて、どのチャネルのパフォーマンスが目標値を下回っているか?全体的なパフォーマンスを最適化するために予算をどこに振り替えるべきか?

予測プランを作成するには:

  1. プラン名を入力します(例: 第 4 四半期のプラン)。
  2. プランの期間を入力します(例: 2025 年第 4 四半期)。
  3. プランで最適化する、目標重要業績評価指標(KPI)を選択します。 
    • 予算目標の達成: プランの期間中に予算をすべて費やします。
    • コンバージョンの促進: プランの期間中に一定数のコンバージョンを達成します。
    • 収益の最大化: プランの期間中に一定の収益を達成します。
  4. 選択した重要業績評価指標の目標 KPI 値を入力します。

利用可能な過去のデータの量に基づいて、予算モデルの対象となるすべてのコンバージョンのリストを表示できます。

予測プランを作成すると、定義した重要業績評価指標に対する進捗状況を確認できます。プランの上部のグラフには、プランの作成時に定義した期間の予測パフォーマンスが表示されます。実線はこれまでのパフォーマンス、点線はプランのパフォーマンスの予測を示します。

レポートには、折れ線グラフの網掛け部分でモデルの信頼区間が表示されます。季節性や祝日効果では説明できない大きな変化(変動)があった場合は、信頼区間が広くなることがあります。つまり、チャネルについて学習した動作が大幅に変化しており、予測モデルで新しいパターンを正しく学習するには時間(より多くのデータ)が必要になるということです。データテーブルには、チャネルごとの予測パフォーマンスが表示されます。このデータは、チャネルをまたいだ予算の最適化を判断する際に役立ちます。

この予測プランに新しい予算または変更された予算がある場合は、シナリオプランを作成して、残りの予算の割り当て方法を決定できます。

予測の出力は、Google のモデルに基づく推定値であり、パフォーマンスを保証するものではありません。

シナリオ プランナーの概要

シナリオ プランナーを使用すると、四半期または年間のメディアプランでチャネル全体の有効性を最大限に高める、包括的なプランを作成できます。シナリオを柔軟に作成して表示し、さまざまな予算レベルでの費用対効果を把握して、最終的に定義した予算に基づいて費用対効果を最大限に高める将来のメディアプランを作成することが可能です。これらのプランが有効になったら、予測レポートに戻って、ペースと予測されるパフォーマンスを確認できます。「収益と ROI を最大化するために予算をどのように配分すればよいか?」などの重要な問題にも、シナリオ プランナーを使用して答えを見つけられます。

シナリオ プランナーでプランを作成するには:

  1. プラン名を入力します(例: 第 4 四半期のプラン)。
  2. プランの期間を入力します(例: 2025 年第 4 四半期)。
  3. プランで最適化する、目標重要業績評価指標(KPI)を選択します。 
    • コンバージョンの促進: 設定した予算内で、可能な限り多くのコンバージョンを獲得します。
    • 収益の最大化: 設定した予算内で収益を最大化します。
  4. 選択した重要業績評価指標の目標 KPI 値を入力します。

利用可能な過去のデータの量に基づいて、予算モデルの対象となるすべてのコンバージョンのリストを表示できます。なお、一度に選択できるオプションは 1 つだけです。

シナリオ プランナーのプランを作成すると、プランの上部に応答曲線が表示されます。この曲線は、定義した予算でチャネル全体の費用対効果を最大限に高めるための最適な予算配分を示しています。曲線を直接操作して、さまざまな予算レベルでの最適な配分と費用対効果を把握できます。また、最適化を行わなかった場合のプランのパフォーマンス予測も確認できます。

プランは将来の日付に基づいてのみ作成できます。過去の開始日を指定することはできません。定義した期間の途中または終了時にプランにアクセスすると、プランの作成時に生成された応答曲線と同じものが表示されます。最適化は、プランの作成時の市場状況と密接に関連しています。また、応答曲線は過去のデータと選択したプランのパラメータに基づくモデルです。プランの設定(予算、期間、目標指標など)を積極的に変更しない限り、曲線の基盤となる数理モデルは変化しません。更新された応答曲線と予測を確認するには、新しいプランを作成します。更新されたデータに基づいて定期的に新しいプランを生成することで、このツールを最大限に活用できます。

これらのプランが有効になったら、予測プランを作成してモニタリングすることで、ペースと予測されるパフォーマンスを把握できます。

シナリオ プランナーの出力は、Google のモデルに基づく推定値であり、パフォーマンスを保証するものではありません。

インポート ソース

  • Google アナリティクスのプロパティのアトリビューション データ(データドリブン アトリビューション)

  • サービス間のリンク設定とデータ インポートを介して、関連するすべての統合データからキャンペーン情報を集計します。
  • オフライン インポートを使用している場合は、オフライン データも含まれます。
  • 有料チャネルのみ(オーガニック チャネルは予算管理の結果に含まれません)
現在、予算モデルでは、すべてのクリックスルー コンバージョン、YouTube エンゲージ ビュー コンバージョン、すべてのキャンペーン データが考慮されます。今後数か月以内に、Google のモデルにインプレッションが組み込まれる予定です。これらのビューをお客様のモデルですぐに使用できるようにするには、データが利用可能であればデータ インポートに含めることをおすすめします。

ディメンション

プランの出力は、メインのチャネル グループ単位で確認できます。カスタム チャネル グループをメインとして設定していない場合は、デフォルトのチャネル グループがメインになります。予測モデルを実行するのに十分なデータがあるディメンションのみが表示されるため、すべての広告チャネルがすぐに表示されるとは限りません。予測プランには、データが利用可能な場合に、モデルの信頼度が高い有料チャネルの予測パフォーマンスが表示されます。

予算管理の対象となるには、メインのチャネル グループがデータ要件に適合している必要があります。予算管理との互換性がない変更を加えた場合は、利用資格ページに戻ります。チャネル グループを更新して資格要件を満たすと、以前に保存したすべてのプランが表示されます。

メインのチャネル グループの定義を変更した場合、モデルが更新されるまでに最長で 2 日かかることがあります。プロパティの変更履歴を閲覧して、メインのチャネル グループの定義に加えられた変更を確認できます。

指標

レポートには次の指標が含まれています。

  • コンバージョン数: ユーザーがコンバージョン イベントをトリガーした回数
  • 広告費用: 広告に支払った合計金額
  • コンバージョン単価: 合計費用を、選択したコンバージョンの数で割った値
  • 総収益: 購入、定期購入、広告掲載によって発生した収益の合計(購入による収益、定期購入による収益、広告収益を足したもの)
  • 広告費用対効果: 選択したコンバージョンの収益を広告の合計費用で割った値

モデルの手法

Google アナリティクスの予算管理では、プロパティの過去のデータドリブン アトリビューションがベイズ回帰モデルへの主な入力として使用され、定義された期間におけるチャネルごとの最適な合計予算が予測されます。この回帰モデルは、Google のメリディアンにヒントを得たものであり、プロパティのアトリビューション データに基づいています。  

このクロスチャネル予算配分は Google のメリディアン モデリングにヒントを得たものですが、Google アナリティクスではデータドリブン アトリビューションの事前分布が使用されるため、メリディアンを使用しても一貫性や再現性は期待できません。

ベイズ回帰モデリングは、過去のマーケティング活動の影響を測定して、将来の予算プランの判断材料にする統計分析手法です。Google アナリティクスの予算管理のベイズ回帰モデルは、事前の知識(プロパティのデータドリブン アトリビューションの過去のデータ)とデータから学習したシグナルを組み合わせて、メディア効果を推定します。Google アナリティクスの予算管理では、データドリブン アトリビューションの事前分布(アトリビューションの入力として)と応答曲線(ベイズ回帰の出力として)に基づいて、マーケティング費用が異なっていたらどうなっていたかを分析します。最終的に、マーケティング費用が KPI(収益とコンバージョン)に与える影響に基づいて、最適な予算配分を推奨します。

時系列モデルを使用して、チャネルごとの費用パターンの予測を行います。収益とコンバージョンは、Google アナリティクスのプロパティの過去のデータから学習した応答曲線に基づいて推定されます。応答曲線と予測される費用に基づいて、将来の期間の収益とコンバージョンが推定されます。ROI の推定値は、データドリブン アトリビューションと一致しています。モデルは、季節性を考慮するために 12 か月分のデータでトレーニングされます。

予算モデルには、過去のデータが利用できるかどうかに基づいて、モデルの信頼度が高いと判断できる有料チャネルの結果が表示されます。モデルの信頼度は、チャネルごとの費用のバックテスト方法によって決まります。過去の期間でモデルを実行し、プロパティの予算モデルの精度を把握します。同様に、コンバージョンと収益については、過去の期間を調べて、トレーニング済みモデルのチャネル単位の推定値が、過去のデータドリブン アトリビューションによる収益 / コンバージョンとどの程度一致するかを確認します。通常、チャネルのモデルの信頼性が低い場合は、キャンペーン データにギャップがある、コンバージョンの実装が変更された、メインのチャネル グループが変更された、コンバージョンやチャネルが削除されたなどの原因が考えられます。

最適化案と分析情報

プランの出力内容をまとめた最適化案と分析情報が、プランの上部に表示されます。予測プランの最適化案には、最も効率的なチャネルと最も効率の悪いチャネルの詳細が含まれます。シナリオ プランナーのプランの最適化案には、最適な予算の配分と移行が含まれます。

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