ファーストパーティ データと持続可能なソリューションを使用して、Google アナリティクス 4 プロパティを最大限に活用しましょう

Google アナリティクス 4 は、プライバシーを取り巻く環境が変化し、テクノロジーも進化する中で、適切な分析情報を通して AI 戦略を強化するために不可欠なツールです。Google はその創業以来、数多くの持続可能なソリューションをリリースしてきました。そして、Google は今後もそのようなサービスの拡大に投資を続け、適切な測定基盤の構築を支援して参ります。このたび、Chrome で予定されているサードパーティ Cookie のサポート終了後も持続的にパフォーマンスを発揮することを可能にする、Google アナリティクス 4 の新機能と統合機能が導入されます。

すでにお知らせしましたとおり、Google は Chrome プライバシー サンドボックスが提案する Protected Audience API のサポートをロールアウトし、2024 年初頭に一般公開する予定です。これにより、サードパーティ Cookie を使わずに、これまでどおりオーディエンスにリーチできます。

プライバシー サンドボックスの統合機能に加えて、数週間後には Google アナリティクス 4 での拡張コンバージョンのサポートを開始します。拡張コンバージョンは、より正確なコンバージョンの測定を可能にする機能です。広告主様のウェブサイトからのハッシュ化されたファースト パーティのコンバージョン データを使用して、既存のコンバージョン タグを補完することで、より正確なコンバージョンの把握を可能にします。この新機能では、拡張コンバージョンが Google アナリティクス 4 から Google 広告に送信されるため、2 つのシステムでそれぞれ個別にコンバージョンを作成する必要がなくなり、拡張コンバージョンを短時間でよりシームレスに使用できます。

これらの機能を使用するにあたっては、欧州経済領域(EEA)からのトラフィックがある場合は特に、同意モードを適切に設定しておく必要があります。手順は次のとおりです。

  1. 同意を取得する手段として、同意管理プラットフォーム(CMP)を利用するか、社内ソリューションを使用するかを決めます
  2. 同意モードのバナーを正しく設定し、必ずユーザーの選択が尊重されるようにします
  3. Google 認定の同意管理プラットフォームを使用する場合、プロバイダによって自動的に最新バージョンの同意モードに更新されます
  4. Google 認定の同意管理プラットフォームを使用しない場合は、同意モードを実装し、Cookie バナーまたはウィジェットから送信された同意に関するユーザーの選択に基づき、収集するデータを Google アナリティクス 4 のタグと SDK が動的に調整できるようにします。

たとえユーザーが同意を拒否した場合も、同意モードと行動モデリングを併用することで、カスタマー ジャーニーにおける未知の部分を補完し、消費者のパフォーマンスを包括的に把握できます。

これらの機能や更新はすべて、Google アナリティクス 4 を広告主様にとってプライバシーに配慮した包括的で効果的な測定プラットフォームにすることを目標としています。2024 年半ばに予定されているサードパーティ Cookie のサポート終了に対応するために、来年も引き続きプライバシーを重視した新機能を導入し、持続可能な測定ソリューションとオーディエンス ソリューションの詳細なガイダンスを提供して参ります。

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