データの保存方法と表示方法

[GA4] アナリティクスでのデータの保存と表示の仕組みを理解する

Google アナリティクスでのデータの保存方法

Google アナリティクスでは、ウェブサイトまたはアプリのデータが、パフォーマンスを重視して最適化されたテーブルと、柔軟性を重視して最適化されたテーブルの 2 種類に保存されます。

一方のテーブルのグループではデータが集計され、最も一般的なリクエストに対して非サンプリング データの結果が迅速に提供されます。もう一方のテーブルのグループには、イベントレベルとユーザーレベルのより詳細なデータが保存され、1 回限りの高度な調査に柔軟に対応できるようになっています。

各リクエストに対して、アナリティクスのレポート、データ探索、Data API でデフォルトのサンプリング設定(標準プロパティの場合は イベント 1,000 万件、アナリティクス 360 プロパティの場合はイベント 1 億件)を使用し、最も正確な結果が得られるテーブルが選択されます(アナリティクス 360 プロパティでは、データ探索のサンプリング上限が緩和されます)。

データ制限

テーブルの各グループにはデータの上限があります。ほとんどのプロパティでは上限に達することはありませんが、データ量の多いプロパティでは上限に達する可能性があります。上限に達した場合、結果は「(other)」行にグループ化されるかサンプリングされ、概算値がデータ品質アイコンに表示されます。

「(other)」行

「(other)」行は、テーブルの行数が上限を超えた場合に、レポート、データ探索、Data API レスポンスに表示される行です。「(other)」行が使用されると、アナリティクスには最も一般的なディメンション値のみが表示され、あまり一般的でない値は「(other)」行にまとめられます。「(other)」行の詳細

データ サンプリング

データ サンプリングは、大規模なデータセットから有意な情報を得るため、一部のデータを抽出して分析する手法です。データ サンプリングにより、データ品質への影響を最小限に抑えながら、より迅速にデータを取得できます。データ サンプリングの詳細

データの上限への対処方法

一部の結果が「(other)」行にグループ化された、またはサンプリングされた場合、アナリティクス 360 のユーザーは次のいずれかのプレミアム機能を使用して、非サンプリング データの結果にアクセスできます。

  • 拡張データ: 頻繁に使用するレポートとデータ探索では、「(other)」行にグループ化されたデータを展開して、非サンプリング データの結果を表示できます。この機能は、頻繁に使用するレポートに最適です。「(other)」行を含むレポートに頻繁にアクセスすると、拡張データセットが自動的に作成されます。拡張データの詳細
  • 精度の高い結果の確認: Google アナリティクスでは、レポートをデータ探索として再作成し、[精度の高い結果] を選択することでサンプリング上限を緩和できます(デフォルトの 1 億件ではなく、10 億件のイベントのサンプルサイズを使用します)。ほとんどの場合、非サンプリング データの結果を生成するには 10 億件イベントで十分です。精度の高い結果を取得する方法の詳細
  • 非サンプリング データの結果の確認: [精度の高い結果] を選択していてもサンプリングされた結果が表示される場合は、データ品質アイコンを開いて、上限がさらに緩和された非サンプリング データのリクエストをトリガーできます。非サンプリング データのリクエストの詳細

アナリティクス 360 をご利用でない場合は、アナリティクス プロパティから BigQuery にデータをエクスポートして非サンプリング データの結果を取得するか、期間を短くしてクエリされる結果の数を減らしてください。

プロパティをアナリティクス 360 にアップグレードする場合は、営業担当者にお問い合わせください。Google アナリティクス 4 プロパティを 360 にアップグレードすると、プロパティの上限がすぐに緩和されます。

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