設定
BigQuery Export のセットアップ時に、ユーザーデータの日次エクスポートを選択できます。
データ表
ユーザーデータをエクスポートすると、アナリティクスでは BigQuery プロジェクトに、次の 2 つの新しい表が作成されます。
- 疑似 ID
- すべての仮名化 ID の行が含まれています。いずれかのフィールドに変更が加えられると、ユーザーのデータが更新されます。
- 同意していないユーザーのデータはこの表にエクスポートされません。
- ユーザー ID はこの表にエクスポートされません。
- 最後の有効なタイムスタンプがこの表にエクスポートされます。
- ユーザー ID
- すべてのユーザー ID の行が含まれています。いずれかのフィールドに変更が加えられると、ユーザーのデータが更新されます。
- 同意していないユーザーのデータは、ユーザー ID が含まれていれば、この表にエクスポートできます。
- 疑似 ID はこの表にエクスポートされません。
- 最後の有効なタイムスタンプがこの表にエクスポートされます。
ユーザーデータ エクスポートでのアクティブ ユーザーと全ユーザーの比較
このエクスポートには、その日にデータが変更されたすべてのユーザーが含まれます。たとえば、ユーザーによってセッションが開始されたために user_ltv.sessions
のライフタイム バリューが増加した場合、そのユーザーはエクスポートに含まれます。この日にオーディエンスの一致条件に一致しなくなったことが理由で、ユーザーがオーディエンスから除外された場合(例: 過去 7 日間に購入を行っていない)、そのユーザーのデータは変更され、エクスポートに含まれます。
ユーザーは、アクティビティだけでなくデータの変更によってもエクスポートに含まれるため、エクスポート内のユーザー数は、特定の日または期間の「アクティブ ユーザー」の指標の値を上回ることがあります(アクティブ ユーザーの指標は、レポートに「ユーザー」として表示されます)。
エクスポートされたデータをクエリして、アクティブ ユーザー数のみを取得したい場合は、デベロッパー向けドキュメントに記載されたサンプルクエリの一部をお使いください。
スキーマ
以下のセクションでは、アナリティクスで疑似 ID の表とユーザー ID の表にエクスポートされるユーザーデータについて説明します(前のセクションで説明した違いに基づいています)。
監査
フィールド名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
occurrence_date | STRING | レコードの変更が発生した日付 |
last_updated_date | STRING | 表内のレコードが更新された日付 |
ユーザー
フィールド名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
user_id | STRING | レポート用識別子の User-ID 名前空間の ID(ユーザー ID の表のみ) |
pseudo_user_id | STRING | 仮名化名前空間の ID(疑似 ID の表のみ) |
stream_id | INTEGER | データ ストリーム ID(疑似 ID の表のみ) |
ユーザー情報
フィールド名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
user_info.last_active_timestamp_micros | INTEGER | ユーザーの前回のアクティビティの日付(マイクロ秒単位のタイムスタンプ) |
user_info.user_first_touch_timestamp_micros | INTEGER | ユーザーの first_open イベントまたは first_visit イベントの、どちらか早い方の日付(マイクロ秒単位のタイムスタンプ) |
user_info.first_purchase_date | STRING | ユーザーが初回購入を行った日付(YYYYMMDD) |
プライバシー情報
フィールド名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
privacy_info | RECORD | プライバシー情報 |
privacy_info.is_ads_personalization_allowed | STRING |
ユーザーが広告のパーソナライズの対象である場合、isAdsPersonalizationAllowed は「true」を返します。対象でない場合は「false」を返します。 Google アナリティクスでこのユーザーが広告のパーソナライズの対象かどうかを返せない場合、isAdsPersonalizationAllowed は「(not set)」を返します。isAdsPersonalizationAllowed が「(not set)」を返したユーザーは、パーソナライズド広告の対象となる場合とそうでない場合があります。パーソナライズド広告の場合、isAdsPersonalizationAllowed が「not set」を返したユーザーを「false」として扱う必要があります。これは、最も一般的なケースで、「(not set)」行の一部に広告のパーソナライズの対象とならないユーザーが含まれるためです。 isAdsPersonalizationAllowed が「false」であるユーザーは、A/B テストやデータ探索など、広告以外のユースケースに使用できます。 |
privacy_info.is_limited_ad_tracking | STRING | デバイスの広告トラッキング制限の設定です。返される可能性がある値は「true」、「false」、「(not set)」です。Google アナリティクスがこのデバイスの広告トラッキング制限の設定を返せない場合、isLimitedAdTracking は「(not set)」を返します。 |
オーディエンス
フィールド名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
audiences | RECORD | ユーザーの情報 |
audiences.id | INTEGER | オーディエンスの ID |
audiences.name | STRING | オーディエンスの名前 |
audiences.membership_start_timestamp_micros | INTEGER | ユーザーが最初にオーディエンスに追加されたタイミング(マイクロ秒単位のタイムスタンプ) |
audiences.membership_expiry_timestamp_micros | INTEGER |
ユーザーのオーディエンス メンバーシップの有効期限が切れるタイミング(マイクロ秒単位のタイムスタンプ) 新しいアクティビティによってユーザーがオーディエンスの要件を満たした場合、有効期間がリセットされます。 |
audience.npa | BOOLEAN | オーディエンスの定義に含まれているイベントとユーザー スコープのカスタム ディメンションが、非パーソナライズド広告に使用されるよう設定されているかどうかに基づいて、true または false が表示されます。 |
プロパティ
フィールド名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
user_properties | RECORD | ユーザー プロパティ情報 |
user_properties.key | STRING | ユーザー プロパティのディメンション名 |
user_properties.value.string_value | STRING | ユーザー プロパティのディメンション値 |
user_properties.value.set_timestamp_micros | INTEGER | ディメンション値が最後に設定されたタイミング(マイクロ秒単位のタイムスタンプ) |
デバイス
フィールド名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
device | RECORD | デバイス情報 |
device.operating_system | STRING | デバイスのオペレーティング システム |
device.category | STRING | デバイスのカテゴリ(モバイル、タブレット、パソコン) |
device.mobile_brand_name | STRING | デバイスのブランド名 |
device.mobile_model_name | STRING | デバイスのモデル名 |
device.unified_screen_name | STRING | スクリーン名 |
地域
フィールド名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
geo | RECORD | 地理情報 |
geo.city | STRING | イベントが報告された都市 |
geo.country | STRING | イベントが報告された国 |
geo.continent | STRING | イベントが報告された大陸 |
geo.region | STRING | イベントが報告された地域 |
ライフタイム
フィールド名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
user_ltv | RECORD | ライフタイム情報 |
user_ltv.revenue_in_usd | DOUBLE | 全期間の総収益(米ドル単位) |
user_ltv.sessions | INTEGER | 全期間の合計セッション数 |
user_ltv.engagement_time_millis | INTEGER | 全期間の合計エンゲージメント時間(ミリ秒単位) |
user_ltv.purchases | INTEGER | 全期間の合計購入回数 |
user_ltv.engaged_sessions | INTEGER | 全期間の合計エンゲージメント セッション数 |
user_ltv.session_duration_micros | INTEGER | 全期間の合計セッション継続時間(ミリ秒単位) |
予測
フィールド名 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
predictions | RECORD | 予測情報 |
predictions.in_app_purchase_score_7d | DOUBLE | 過去 28 日間に操作を行ったユーザーが、今後 7 日間に in_app_purchase イベントを達成する可能性 |
predictions.purchase_score_7d | DOUBLE | 過去 28 日間に操作を行ったユーザーが、今後 7 日間に purchase イベントを達成する可能性 |
predictions.churn_score_7d | DOUBLE | 過去 7 日以内にアプリまたはサイトで操作を行ったユーザーが、今後 7 日間に操作を行わない可能性 |
predictions.revenue_28d_in_usd | FLOAT | 過去 28 日間に操作を行ったユーザーが、今後 28 日間に達成するすべての購入イベントから予測される収益(米ドル単位) |