マルチチャネル レポートは、フィルタが適用されていないビューで表示する必要があります。フィルタを適用したビューではトラフィックの一部のみが含まれ、その他のセッションが除外されるため、コンバージョン経路データが不完全で不正確なものとなります。
フィルタを適用したビューを使用する代わりに、マルチチャネル レポートの左上にあるコンバージョン セグメントをご利用ください。フィルタを適用したビューを使用する際は、次の点にご注意ください。
- 特定のキャンペーン、キーワード、参照元、メディア、コンテンツのセッションを除外するフィルタを適用したビューは使用しないでください。コンバージョン経路はこうしたチャネルとの接点で構成されるため、フィルタで除外されないようにします。代わりにコンバージョン セグメント ツールを使用してください。
- URL やページビューを除外するフィルタを適用したビューは使用しないでください。ページビューを除外すると、一部のセッションがトラッキングされなくなる可能性があります。クリックをトラッキングするには、アナリティクスでセッションのページビューが 1 回以上記録されている必要があります。
上記の注意事項は、一致フィルタと除外フィルタのみが対象となります。レポートでの URL の表示方法を変換、変更するだけの(ページビューやセッションを除外しない)フィルタは問題ありません。 - フランスのパリからのトラフィックをすべて除外するなど、特定のユーザー グループのすべてのセッションを除外するフィルタはほとんど問題ありません。通常、ユーザーの所在地は 1 か所のため、こうしたケースではそのユーザーのすべてのセッションを除外することになります。したがってこのようなフィルタを適用しても、コンバージョン経路データでエラーが発生する可能性はほとんどありません。ただし、パリのユーザーがサイトを訪問してから、パリ以外の地域を旅行中に再びサイトを訪問した場合は、そのユーザーのコンバージョン経路が一部しか確認されません。このようなケースもあるため、どのフィルタも適用しない方が安全です。