基数とは、ディメンションに割り当てられた固有の値の数を指します。
ディメンションによっては、固有の値の数が決まっているものがあります。たとえば、「デバイス」ディメンションの値は、最大でパソコン、タブレット、モバイルの 3 つです。この場合、「デバイス」の基数は 3 になります。
他のディメンション(「アイテム ID」、「ページパス」、「ページ ロケーション」など)の場合は、さらに多くの固有の値が存在します。e コマースのウェブサイトやアプリでは、アイテムの数が数十万件に上ることがあります。また、ウェブサイトに数十万もの固有のページが存在することもあります。これらのディメンションは、高基数になることが予想されます。
高基数ディメンション
高基数ディメンションとは、1 日あたりの固有の値の数が 500 を超えるディメンションです。高基数ディメンションではレポートの行数が多くなるため、行数の上限に達する可能性が高くなります。上限を超えたデータはすべて「(other)」行に集約されます。
高基数ディメンションは、収集した情報がビジネスでどうしても必要な情報である場合にのみ使用してください。不必要な使用を避けることで、すぐに行数制限に達することを防ぐことができます。
注: Google アナリティクス 4 では、基数の上限は 50,000 値です。その後、基数制御が実装されます。プロパティには任意の数の値を持つディメンションを設定できますが、高基数ディメンションを使用する場合は、カスタム ディメンションの設定に関するベスト プラクティスと「(other)」行を回避するためのおすすめの方法を必ずご確認ください。