サイトの速度について

 

「サイトの速度」カテゴリのレポートには、コンテンツの読み込み速度や応答速度が表示されます。改善が必要な領域を特定したうえで、改善の程度をトラッキングすることができます。

サイトの速度レポートでは、以下の 3 種類の反応時間を測定します。

  • サイト上でサンプルに設定したページビューの表示時間。複数のディメンションを基準にデータを表示し、さまざまな観点からページの読み込み速度を確認できます(ブラウザ別、国別など)。これらのデータはページ速度レポートに表示されます。
  • トラッキングの対象にしている個々のクリック、イベント、ユーザー操作の実行速度または読み込み時間(画像の表示時間やボタンのクリックの反応時間など)。カスタム速度レポートで参照できます。
  • ブラウザがドキュメントを解析し、ユーザーの操作が可能になるまでの時間。このデータを参照するのに追加の設定は必要ありません。このデータは、[ページ速度] レポートの [DOM 速度] サブタブで参照できます。
この記事の内容:

サイトの速度に関するデータを表示する

ページ速度レポート、および読み込み速度に関する提案レポートにデータを表示するときは、トラッキング コードを変更しないでください。カスタム速度レポートを使用するには、そのための設定が必要になります。デベロッパー ガイドの説明に従ってください。

サイトの速度のレポートを表示するには:

  1. Google アナリティクスにログインします。
  2. 目的のビューに移動します。
  3. [レポート] を開きます。
  4. [行動] > [サイトの速度] の順に選択します。

ページ速度レポート

ページ速度レポートでは、個々のページのパフォーマンスを詳細に分析できます。このレポートは、次のタブとサブタブで構成されています。

  • エクスプローラ: 各種のプライマリ ディメンションとセカンダリ ディメンションを基準とするページ データ
    • 利用状況: ページビュー数や直帰率などの操作に関する基本的な指標
    • 技術: ネットワークとサーバーに関する指標
    • DOM 速度: ドキュメント解析に関する指標
  • 分布: さまざまな指標の時間バケット
  • 地図表示: 各種のプライマリ ディメンションとセカンダリ ディメンションを基準とする地域データ
    • 利用状況: ページビュー数や直帰率などの操作に関する基本的な指標
    • 技術: ネットワークとサーバーに関する指標
    • DOM 速度: ドキュメント解析に関する指標

読み込み速度に関する提案レポート

読み込み速度に関する提案レポートでは、ページの平均ダウンロード時間(秒)やサーバーの平均応答時間(秒)などの指標を用いて、サイトの速度を確認することができます。このレポートでは、サイト全体および特定のページで改善が必要な領域を特定できるため、ページの読み込み速度を上げることができます。

また、PageSpeed ツールを使用すると、サイトを分析して最適化できるほか、推奨される方法の実装技術についても参照することができます。

カスタム速度レポート

カスタム速度レポートでは、画像、動画、ボタンなど、個々のリソースのパフォーマンスを詳細に分析できます。このレポートのタブは以下のとおりです。

  • エクスプローラ: さまざまなプライマリ ディメンションとセカンダリ ディメンションを基準とするリソース データ
  • 分布: さまざまな指標の時間バケット
  • 地図表示: さまざまなプライマリ ディメンションとセカンダリ ディメンションを基準とする地域データ

注意事項

  • サイトの速度をトラッキングしてもサイトの直帰率に影響することはありません。
  • サイトの速度のトラッキングは、HTML5 Navigation Timing インターフェース対応のブラウザか、Google ツールバーがインストールされたブラウザでのみ実施できます。該当する主なブラウザには、Chrome、Firefox 7 以降、Internet Explorer 9 以降、Android 4.0 以降のブラウザと、Google ツールバーがインストールされた Internet Explorer の以前のバージョンなどがあります。
  • なお、ページの平均読み込み時間の計算方法が 2011 年 11 月に変更され、リダイレクト時間が含まれるようになりました。これにより、サイトのリダイレクト数や頻度によっては、サイト全体のページの読み込み時間が増加する場合があります。また、データを期間で比較する場合は、2011 年 11 月より前のデータにはリダイレクト時間が含まれていない点にご注意ください。
  • 2011 年 11 月 16 日頃から、多くのサイトでページの平均読み込み時間が増加しました。こうした数値の増加は実際のサイトの速度の問題ではなく、Firefox の Navigation Timing の実装(ナビゲーション開始の計算方法)におけるバグによるものです。このため、Firefox で表示されたページについては、平均リダイレクト時間とページの平均読み込み時間の値が高くなります。この問題を修正した Firefox 9 は 2011 年 12 月 10 日にリリースされ、その後 1 か月以内に自動アップデートが実施されました。問題が修正されるまでの間にページの読み込み時間が増加した場合は、「ブラウザ」ディメンションのデータを確認することで Firefox のバグによるものかどうかを判断できます。
  • デフォルトでは、ユーザーの 1% をサンプリングしたデータプールを基に、ページ速度の指標データが算出されます。サイトの速度のサンプルレートをカスタマイズする方法について詳しくは、analytics.js のデベロッパー向けドキュメントをご覧ください。
  • サイトの速度レポートの以前のバージョンでは、トラッキング コードを変更して _trackPageLoadTime を追加する必要がありました。この廃止された関数を呼び出しているサイトでは、依然として 10% のサンプリング レートで速度データが収集されますが、この呼び出しは将来的に無視され、デフォルトの 1% までサンプリング レートが引き下げられる予定です。サンプリング レートを引き上げる場合は、トラッキング コードに setSiteSpeedSampleRate() を追加することをおすすめします。

関連資料

カスタム速度に関するデベロッパー向けドキュメント:

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