ユニバーサル アナリティクスでは、平均セッション継続時間とセッションあたりの閲覧ページ数 / スクリーン数に基づいて目標を設定できます。一般にこれらの目標は、特定のアクションの完了ではなく、エンゲージメントの全般的な基準に達していることを示すため、エンゲージメント目標と呼ばれます。
Google アナリティクス 4 プロパティ(GA4)では、以下の方法でこうしたアクティビティを測定できます。
セッションあたりの閲覧ページ数 / スクリーン数の目標を、GA4 オーディエンスとして複製する
セッションあたりの閲覧ページ数 / スクリーン数の目標は、ユーザーが 1 回のセッション中に読み込んだ閲覧ページ数またはスクリーン数が、指定された数に達したときにトリガーされます。たとえば、ユニバーサル アナリティクスでは、エンゲージメント目標として、セッションあたりの閲覧ページ数を 2 以上に設定できます。手順は次のとおりです。
GA4 のオーディエンス作成ツールを使用すると、類似する目標を達成したユーザーのグループを作成できます。
- GA4 のカスタム オーディエンスを新規作成します。
- このオーディエンスには、ユニバーサル アナリティクスのセッションあたりの閲覧ページ数の目標と同じ名前を付けます。
- [有効期間] を [上限] に設定します。注: 最大 100 件のオーディエンス(アナリティクス 360 プロパティの場合は 400 件)を作成できます。
- [スコープ] を [同じセッション内] に設定します。
- [ユーザーを含める] で、次のように条件を指定します。
- event_name = page_view、event_count パラメータ > 2 という条件を追加します。
- OR 句を追加します。
- event_name = screen_view、event_count パラメータ > 2 という条件を追加します。注: プロパティにアプリのデータ ストリームが含まれていない場合、screen_view イベントは表示されません(または不要です)。同様に、プロパティにウェブのデータ ストリームが含まれていない場合、page_view イベントは表示されません(または不要です)。
- オーディエンス トリガーを作成し、ユニバーサル アナリティクスのセッションあたりの閲覧ページ数の目標と同じ名前にします。注: オーディエンス トリガーのイベントは、プロパティごとに 20 個まで作成できます。
- [保存] をクリックします。
- 手順 6 で作成したオーディエンス トリガーのイベントをコンバージョンとして設定します。
注: 現在のところ、このイベントには、ユニバーサル アナリティクスと同じように値を割り当てることはできません。
ユーザー エンゲージメント
GA4 では、エンゲージメント関連のさまざまなディメンションや指標が自動的に収集されます。これらのデータは複数の組み込みレポートに表示され、データ探索ツールに追加できます。エンゲージメント指標について詳しくは、[GA4] エンゲージメント指標をご確認ください。
特に、GA4 では、次のいずれかに該当するセッションの user_engagement
イベントが記録されます。
- 10 秒以上継続
- コンバージョン イベントを含む
- ページビューが 2 回以上
ユニバーサル アナリティクスでは、user_engagement
を、訪問あたりの閲覧ページ数 / スクリーン数と平均セッション継続時間の目標の代わりとして使用できます。