注文が不成立または不承認となった場合、レポートから e コマース トランザクションを破棄することができます。こうすることで、Google アナリティクスのレポートに正確な金額や数量の情報を反映することができます。
概要
注文またはトランザクションを破棄するには、支払い完了ページを複製し、破棄するトランザクションの合計額、税金、配送料、数量の値をマイナス値に変更してから読み込みます。たとえば、元のトランザクション合計額が 70,000 円の場合は、複製したエントリのトランザクション合計額を -70,000 円に変更します。Google アナリティクスがこのマイナス値を記録し、合計額に反映することで、トランザクションが破棄されます。
e コマース トランザクションの破棄
e コマース トランザクションを破棄する際は次の点をご確認ください。
- 破棄するトランザクションと同じトランザクション ID と、元の購入に使用したアイテムフォーム データを使用する。
- トランザクションの [
合計] フィールドの値をマイナスに変更する。
- [
アイテム] フィールドの単価はプラスの値のまま、数量をマイナスの値に変更する。
- 払い戻された税金や配送料がトランザクションフォーム データの各フィールドにマイナスの値で記載されている。
トランザクションを破棄しても削除されるわけではありません。元のトランザクションと破棄されたトランザクションの両方が、トランザクションのカウント数に含まれます。
トランザクションの破棄は、元のトランザクションの発生日から 6 か月以内に行う必要があります。
運用のヒント
- 期間 - 1 月 6 日に発生したトランザクションを 1 月 10 日に破棄した場合、分析の対象期間に両方の日付が含まれるようにしましょう。分析を容易にするため、トランザクションの破棄は、発生日と同じ日(またはなるべくそれに近いタイミングで)行うことをおすすめします。
- メモ – e コマース トランザクションを破棄する際は、Google アナリティクスのメモ機能も活用することをおすすめします。たとえば、トランザクションを破棄するタイミングが発生日と別の日になってしまった場合は、分析対象の期間に両方の日付を含められるよう、両方の日付にメモを追加するといいでしょう。