サイト内検索のデータに関する 5 つの質問

by Avinash Kaushik

サイトに検索ボックスを設置して利用状況をトラッキングすると、ユーザーがどのような目的でサイトを利用しているかについて重要な情報を得ることができます。サイト内を検索するユーザーは求めている情報を自分の言葉で表現します。この記事では、サイト内検索のデータを活用して、ユーザーの目的を把握する 5 つの方法をご紹介します。

この記事の内容:

ユーザーは検索ボックスをどの程度利用し、何を検索しているか?

サイト内検索の利用状況レポートで、検索が行われたセッション数とそれ以外のセッション数を確認できます。ユーザーが検索した語句は、[行動] > [サイト内検索] > [サイト内検索キーワード] のレポートで確認できます。

ユーザーはどのページで検索を行い、どのページに移動しているか?

ユーザーが検索を開始したページを特定するには、[行動] > [サイト内検索] > [検索ページ分析] のレポートに移動します。このレポートに表示されたページは、ユーザーが検索することを想定したページである必要があります。探している情報がページで見つからないため検索せざるをえないという状況は避けなければなりません。たとえば、ランディング ページなどがこれに該当します。なぜなら、ランディング ページには、参照リンクや広告の内容と一致する情報が掲載されている必要があるからです。Google で商品を検索して Google 広告をクリックしたユーザーが、ランディング ページでその商品を見つけられないようなことはあってはなりません。

ユーザーがサイト内を検索して検索結果からどのページを閲覧したかは、[行動] > [サイト内検索] > [検索ページ分析] のレポートに移動し、プライマリ ディメンションとして [リンク先ページ] を選択します

ユーザーは見つけた情報に満足しているか?

サイト内検索がユーザーの情報検索にどの程度役立っているかは、多くのレポートで確認できる [検索による離脱数の割合] の指標が目安になります。この指標は、サイト内を検索した後、検索結果のリンクをクリックせずにサイトを離脱したユーザーの割合を示します。この割合が高いほど(100% に近いほど)ユーザーの満足度は低いと考えられ、サイト内検索の精度を改善する必要性が高くなります。

(ヒント: サイト内検索の [検索による離脱数の割合] は、1 ページのみを閲覧してサイトを離脱したユーザーの割合を示す [直帰率] と同じように考えることができます。)

関連する指標に [結果のページビュー数/検索](ユーザーが検索後に検索結果ページを閲覧した回数)というものがあります。1 つの仮説として、関連性の高い検索結果が表示されていれば、ユーザーは検索結果 1 ページ目の上位 3 位までの結果をクリックし、サイトの閲覧を継続すると考えられます。[結果のページビュー数/検索] の値が 1 や 2 を上回る場合は、ユーザーが検索結果から必要な情報をなかなか探し出せていないことになります。

特定のユーザー グループはサイト内検索をどのように利用しているか?

たとえば、サイトにアクセスした東京在住のユーザーが、サイト内で何を検索したのか調べることができます。この種の分析を行うには、セグメントを適用します。

サイト内検索はどのようなビジネス成果に結びついているか?

ビジネスにとってサイトに検索ボックスを設置するメリットはあるか、検索ボックスはコンバージョン率や e コマースの収益の向上に結びついているかなど、サイト内検索や検索ユーザー グループに関するさまざまな情報を [目標] タブと [e コマース] タブで確認できます。

たとえば、「本」カテゴリを検索したユーザーがビジネスに与える影響を調べるには、[行動] > [サイト内検索] > [サイト内検索キーワード] のレポートでプライマリ ディメンションとして [サイト内検索のカテゴリ] を選択し、「本」カテゴリをクリックします。このレポートで [目標] タブをクリックするとコンバージョン情報が表示され、[e コマース] タブをクリックすると e コマースの指標が表示されます。この検索ユーザー グループからの合計収益は、[e コマース] タブの収益を見るとわかります。サイト内検索を行ったユーザーとそれ以外のユーザーからの収益を比較するには、利用状況レポートの表のプルダウン メニューで [収益] を選択します。

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