この記事では、サイト内検索レポートで使用される指標とディメンションについて説明します。
この記事の内容:指標
検索を伴うセッション = サイトの検索機能を 1 回以上使用したセッションの数。
サイト内検索を使用したセッションの割合 = 検索を伴うセッションの数 / 合計セッション数。
合計ユニーク検索数 = サイト内検索が使用された合計数。同じセッション中に同一キーワードが複数回検索された場合は、1 回とカウントされます。
結果のページビュー数 / 検索 = 検索結果ページのページビュー数 / 合計ユニーク検索数。
検索による離脱数 = サイトを離脱する直前に行われた検索の回数。
検索による離脱数の割合 = 検索による離脱数 / 検索を伴うセッション数。
再検索数 = ユーザーが検索を行った直後に再検索した回数。
再検索数の割合 = 再検索につながった検索の割合。「再検索数 / 検索結果ページのページビュー数」で計算されます。
検索後の時間 = ユーザーが検索後にサイトに滞在した平均時間。「すべての検索の search_duration [検索時間] の合計」を「search_transitions [検索の切り替え数] + 1」で除算した値です。
検索深度 = 検索後に閲覧された平均ページ数。「すべての検索の search_depth [検索深度] の合計」を「search_transitions [検索の切り替え数] + 1」で除算した値です。
ディメンション
検索ページ - サイトで、ユーザーが語句を入力してウェブ検索を実行するページ
検索結果ページ - 検索結果が表示されるページ
結果ページビュー - 検索結果ページでクリックした後に閲覧したページ
例
お客様のウェブサイトで、ユーザーによる次の 3 回のセッションがあったとします。
- セッション 1:(検索ページで「カメラ」を検索し、その後「黒いカメラ」を検索するまでの時間は 30 秒、「黒いカメラ」の検索からサイトを離脱するまで 60 秒)
- 検索ページ(検索語句: カメラ)>
- 検索結果ページ >
- 結果ページビューの閲覧 >
- 結果ページビューの閲覧 >
- 検索ページ(検索語句: 黒いカメラ)>
- 検索結果ページ >
- 結果ページビューの閲覧 >
- 結果ページビューの閲覧 >
- 結果ページビューの閲覧 >
- サイトから離脱
- セッション 2:(検索ページで「パソコン」を検索してからサイト離脱までの時間は 15 秒)
- 検索ページ(検索語句: パソコン) >
- 検索結果ページ >
- サイトから離脱
- セッション 3:
- 検索なし
このとき、次の指標の計算が可能となります。
- サイト内検索を使用したセッションの割合 = サイト内検索を使用したユーザーは 2 人(セッション 1 とセッション 2)/ 合計 3 人のユーザー = 66.7%
- 検索を伴うセッション数 = 2(セッション 1 とセッション 2)
- 合計ユニーク検索数 = 3(「カメラ」、「黒いカメラ」、「パソコン」)
- 結果のページビュー数 / 検索 =(2 + 3) / 3 = 1.67
- 検索による離脱数 = 1(セッション 2)
- 検索による離脱数の割合 = 1(セッション 2)/ 2(セッション 1 とセッション 2)= 50%
- 再検索数 = 1(セッション 1 - 「黒いカメラ」)
- 再検索数の割合 = 1(セッション 1 - 「黒いカメラ」)/ 3 = 33.3%
- 検索語の時間 =(30 秒 + 60 秒 + 15 秒)/(1 + 1)[セッション 1 とセッション 2] = 52.5 秒
- 検索深度 =(2 [カメラ] + 3 [黒いカメラ] + 0 [パソコン])/(1 [セッション 1] + 1 [セッション 2])= 2.5
コンバージョン数
サイト内検索レポートのコンバージョン数は、ウェブサイトで少なくとも 1 回の検索が行われたセッションについて計算されます。他のすべてのレポートでは全セッションのコンバージョン数が計算され、サイト内検索からのセッションであるかどうかは区別されませんしたがって、サイト内検索レポートでは、目標に関連したサイト内検索機能の効果を正確に把握できます。