この記事では、まもなくサポート終了となるユニバーサル アナリティクスについて説明します。ユニバーサル アナリティクス プロパティの設定は Google アナリティクス 4 に必ず移行する必要があります。移行されなかったデータは、2023 年 7 月 1 日(アナリティクス 360 プロパティの場合は 2024 年 7 月 1 日)以降処理されなくなります。設定を移行する方法は、こちらでご確認いただけます。

直帰率

直帰率について

直帰とは、サイト内の 1 ページしか閲覧されなかったセッションのことです。Google アナリティクスの場合、Google アナリティクス サーバーに対するリクエストを 1 回だけ発生させたセッションを特に区別して直帰として扱います。たとえば、ユーザーがサイト内のページを開いた後で、そのセッション中に Google アナリティクス サーバーに対する他のリクエストを発生させずに離脱した場合、このセッションは直帰のセッションになります。

直帰率とは、1 ページのみのセッション数をすべてのセッション数で割った値のことです。つまり、すべてのセッションの中で、ユーザーが 1 ページのみ閲覧して、Google アナリティクス サーバーに対するリクエストを 1 回のみ発生させたセッションが占める割合のことです。

この 1 ページのみのセッションでは、Google アナリティクスによるセッション継続時間の計算に必要な 2 回目のヒットが発生しないため、セッション継続時間は 0 秒になります。詳しくは、セッション継続時間の計算方法についてご確認ください

直帰率の高さについて

直帰率の高さが問題になるかどうかは状況によります。

直帰率の高さが問題になるのは、ユーザーがサイト内の複数のページを閲覧することが必要な場合です。たとえば、サイトのトップページがサイト内の他のページ(ニュース記事、商品ページ、購入手続きなど)の入り口として機能している状況で、多くのユーザーがトップページのみを閲覧しているとすると、高い直帰率は望ましくありません。

一方で、ブログのような 1 ページのみのサイトや、その他の 1 ページのみのセッションが想定されるようなコンテンツを提供している場合、直帰率の高さはまったく問題になりません。

直帰率を改善する

直帰率はさまざまな視点で確認できます。例:

  • [ユーザー サマリー] レポートでは、サイト全体の直帰率を確認できます。
  • [チャネル] レポートでは、チャネル グループごとの直帰率を確認できます。
  • [すべてのトラフィック] レポートでは、参照元とメディアのペアごとの直帰率を確認できます。
  • [すべてのページ] レポートでは、個々のページごとの直帰率を確認できます。

直帰率が高い傾向にある場合、全体が等しく高いのか、あるいは 1 つ、2 つのチャネル、参照元とメディアのペア、ページだけなのかといった実態をさらに詳しく確認できます。

たとえば、ごく少数のページのみに問題がある場合は、広告の内容が適切にページへのアクセスをユーザーに促しているか、そのページにユーザーが次の適切な行動を起こすためのわかりやすい経路が用意されているかを確認します。

特定のチャネルの直帰率が高い場合は、そのチャネルに使用している広告を確認します。たとえば、ディスプレイ広告経由のユーザーの直帰率が高い場合は、広告の内容がサイト コンテンツに対して適切かを確認します。

問題の範囲が広い場合は、トラッキング コードの設定を確認して、必要なすべてのページが適切にタグ付けされていることを確認します。場合によっては、サイト全体のデザインを見直して、言語、画像、色彩、行動を促すフレーズ、重要なページ要素のわかりやすさも確認します。

オプティマイズを使うと、サイトのページをさまざまなテストパターンでテストし、ユーザーが利用しやすいデザインを確認できます。

サイトが 1 ページのみの場合は、非インタラクション イベントについてご確認ください。非インタラクション イベントを使用すると、ユーザー エンゲージメントを適切に取得し、直帰していない 1 ページのみのセッションを把握できます。

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